頭痛の原因がわからない時に、疑ってほしい4つの事

頭痛の原因がわからない時に、疑ってほしい4つの事
ひとくちに「頭痛」といっても、頭痛の原因や種類はさまざま。少し気になる程度から光や音、匂いにも耐えられないほどまで、感じ方は十人十色です。また、普段から頭痛に悩まされている人もいれば、滅多に頭痛を起こさない人もいて、状況もそれぞれ違います。ですので、「ただの頭痛だから」と見過ごしてよいものなのかどうかは簡単に判断できるものではありません。

頭痛の原因には何が考えられるのか?自分の悩んでいる頭痛はどれに当てはまるのか?治療しなくてよい頭痛かどうかの判断の決め手は?など、頭痛に関する知識を深めて、いざと言うときに正しく対応できるようにしておきましょう。今からお伝えする頭痛の原因がわからない時に、疑ってほしい4つの事を知っておけば、頭痛の予防にもなります、ではご覧ください。



 

頭痛の原因がわからない時に
疑ってほしい4つの事

 

●頭痛は大きく分けて2種類。あなたの頭痛はどっち?


頭痛の種類は、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けることができます。この2つの違いは、頭痛の原因が何であるか。一次性頭痛はこれと言って疾患があるわけではないのに起こる頭痛で、二次性頭痛はまず原因になる病気があり、その結果として起こった頭痛です。より危険なのが二次性頭痛で、その頭痛の根本にクモ膜下出血や脳腫瘍などの命にかかわる病気が隠れていることもあるのです。二次性頭痛の主な症状は

・突然起こる強い頭痛
・今までの頭痛とは痛み方が違う
・頭痛がどんどん強くなる
・頭痛の頻度が増してくる
・手足がしびれたり、うまくしゃべれない、ものが見えにくい、発熱などの頭痛以外の症状がある
・それまで頭痛がなかったのに、50歳を過ぎてから頭痛が出るようになった

など。頭痛に加えてこれらの症状が表れたら、できるだけ早く病院へ行きましょう!

 

●デスクワークなどで肩が凝っていませんか?


二次性頭痛は、すぐに医師に診てもらう必要があることが分かりました。では、もう一方の一次性頭痛にはどんなものがあるのでしょうか?先ほどの通り、一次性頭痛の場合は検査をしても頭痛の原因になるような疾患が見つからないものを指します。その中でも「緊張型頭痛」は、現代人にはとくにおなじみの頭痛でしょう。

・長時間デスクワークをしたりなどで、肩や首がよく凝りませんか?
・日常的に、精神的なストレスや緊張を感じていませんか?

性別や年齢に関係なく多くの人が悩まされているのが緊張型頭痛です。原因は、社会人なら思い当たることばかり。長時間同じ姿勢で仕事をしたり、過度の精神的ストレスがかかると、首や肩、背中の血流が悪くなり、老廃物が溜まります。それに神経が刺激され、後頭部から頭の両側にかけて締め付けられるような痛みが起こるのです。中には「痛いと言うより重い」「重いヘルメットをかぶった感じ」と表現する人もいます。

・休憩時間にストレッチや軽い体操で凝りをほぐそう
・ストレスの原因をできるだけ避け、趣味などで上手にストレス解消しよう

緊張型頭痛の原因を取り除くのは難しいですが、これらを上手に取り入れて予防に努めましょう。

 

●リラックスする休日に起こったり、生理の前後に起こったりしていませんか?


主に頭の片側が、脈に合わせてズキズキと痛む「片頭痛」。女性に多く、その数は男性の約4倍です。体を動かすと痛みが増し、さらにひどくなると光や音、香りにまで影響を受けるようになります。両側や、頭全体が痛いという人もいるので、痛む場所は片側とは限りません。吐き気があったり、実際に吐いてしまったりと、かなり生活に悪影響を及ぼします。

頭部の血管が必要以上に広がり炎症を起こすことがこの頭痛の原因なのですが、女性ホルモンがその作用をもたらすケースもあり、生理の周期に合わせて起こる人も多いのです。他にも緊張感が途切れる休日や寝すぎた後など、人によって片頭痛の原因となるシチュエーションがあるようですが、月に1〜2回から週に2〜3回と頻度はまちまちです。

・頭痛が起こる前、目の前にちかちかした光が見え、視界が悪くなりませんか?

これは「閃輝暗点(せんきあんてん)」という片頭痛に特徴的な前兆現象です。血流が一時的に減少して起こるとされています。この光が消えると、入れ替わりで強い頭痛が始まります。片頭痛の前に必ず起こるわけではなく、片頭痛持ちだけど一度も経験がない人もいます。

・市販の鎮痛剤が効果がありますが、できれば一度専門医に相談することをお勧めします

最近は片頭痛の薬も数種類ありますので、自分に合ったものを処方してもらいましょう。片頭痛が起こったら我慢せず、できるだけ早く薬を服用するのがよく効くコツです。

・行動の記録を習慣にしましょう

片頭痛の原因となるものが分からない人も多くいます。そんな人には、原因を突き止めるために生活全般の記録をとることをお勧めします。睡眠時間や食事の内容・時間などを記録しておけば、寝すぎや空腹などが片頭痛の原因になるか・特定の食べ物が片頭痛の原因になっていないかの検証ができます。

 

●一度起こると1ヶ月ほど集中して起こる、えぐられるような痛みの頭痛ですか?


片頭痛は女性が多いですが、逆に男性のほうが5倍多い頭痛もあります。20〜40歳代の男性に多い「群発頭痛」は、「目の奥をアイスピックで突かれるような痛み」などと表現される、非常に強い痛みが特徴です。

・1〜2年の周期で、一度起こると1〜2ヶ月は毎日のように頭痛が起こりませんか?
・頭の片側、いつも同じほうが痛むことが多いですか?
・じっとしていると痛みが増しませんか?
・頭痛が起こるときは、大体同じ時刻に発生しませんか?

のた打ち回るほどの痛みが1〜2時間続きます。飲酒が関係しているという説もありますが、群発頭痛の原因ははっきりとは分かっていません。しかし、痛みを軽減したり予防の効果のある薬があるので専門医に相談し、処方してもらってください。

・痛みが起こってからでは薬は効きにくいので、起こるタイミングを予測して服用しましょう

飲むタイプの薬だけでなく、点鼻薬や皮下注射もあります。また、酸素の吸入が痛みの軽減に効果があるとされていますが、酸素ボンベの貸し出しを行っている医療機関もありますので、医師に相談してみてください。

 

このように日本では、何らかの頭痛を抱えている人が4人に1人いるとされています。かなり多くの人が「頭痛持ち」という自覚がありながら、それでも我慢して日常生活をこなそうとしているのです。市販の鎮痛剤を使って痛みを和らげることも時には必要ですが、自分の頭痛の原因を知って、予防に努めるのも非常に大事なことです。

そして、できれば頭痛外来や神経内科、脳神経外科などの専門医に相談し、きちんと検査を受けてください。一時性頭痛であればひとまずは安心できますし、その上で薬などの相談もしっかりとできます。そしてなにより、今までの頭痛と違う痛みだと感じたら、ためらわずにすぐ病院へ!頭痛やその原因と上手に付き合って、日々を快適にすごせるようにしたいですね。

 
まとめ

頭痛の原因を突き止めよう

●頭痛は大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛がある
●デスクワークが原因かもしれません
●リラックスする休日に起こったり、生理の前後に起る片頭痛に注意
●一度起こると1ヶ月ほど集中して起こる場合、群発頭痛の可能性あり