膝が痛い時に、絶対行ってはいけない7つの事

膝が痛い時に、絶対行ってはいけない7つの事
膝が痛いと日常生活におけるすべての動きが不自由になり、とてもストレスになりますよね。寝床から起き上がる時、イスに座る時、立ち上がる時、家の中でも外でも歩く時、階段の昇り降りをする時。あらゆる動きで膝が痛いと感じます。それだけ膝は重要な関節なのです。そんな時は、膝が痛いのをどうにかして、少しでも早く治したいと考えてしまいます。

でもちょっと待って下さい!あなたが考える膝が痛い時の対処法は、本当に正しいものですか?膝が痛いと一言で言っても、その痛みの原因はさまざまなものがあります。膝が痛い時に行う対処法が、何を目的として、どのような作用があるのかを、よく理解した上で、適切な対処法を選択しましょう

そこで今日は膝が痛い時に、安易に行ってはいけない7つの事についてお伝えします。ではご覧ください。



 

膝が痛い時に
絶対行ってはいけない7つの事

 

1. 膝の関節炎は冷やしてはいけない


膝が痛い原因の1つに、変形性膝関節症という病気があります。これは特に高齢者に多く見られる病気ですが、場合によっては若い人でも発症します。膝の関節は関節包と呼ばれる袋のような組織で囲まれています。そしてその関節包の内部は、関節液という無色透明の液体で満たされていて、関節の接合部分を滑らかに動かす潤滑油の役目をしています。

ところが、関節の接合部分にある軟骨が、老化や激しい運動によって削れてしまうことがあります。これを変形性膝関節症と呼びます。軟骨が削れると、関節が滑らかに動きませんから、膝が痛いと感じるのです。

さらに、削り落ちた軟骨のクズが、関節液を包む関節包の内側を傷つけて、炎症をおこすことがあります。関節包の傷ついた部分は炎症となり、そこから過剰な関節液を分泌します。そうすると関節包により多くの関節液がたまってしまい、膝がブヨブヨと腫れたような関節炎になります。これが俗に言う「膝に水がたまる」状態です。水がたまった状態だと、熱を持ったように膝が痛みます。

膝が痛い原因が、こういった関節炎の場合、痛みを和らげようとして冷やしてはいけません。冷やせば炎症が治まるような気がしますが、実は逆効果です。膝関節痛の場合は、関節包内部の関節液に多く発生した、痛みを引き起こす成分を、新陳代謝によって可能な限り早く排出することが重要です。冷やしてしまうと新陳代謝をかえって遅くしてしまいます。

膝に水がたまる関節炎では、蒸しタオル、カイロ、温感湿布、入浴などで、膝を温めて新陳代謝を促進しましょう。そして痛みの原因である成分を含んだ関節液を、病院で注射器を使って抜いてもらうことが大切です。

 

2. 膝の靭帯や筋肉の損傷は温めてはいけない


膝が痛い原因が関節炎ではなくて、膝の靭帯の損傷や筋肉の捻挫だった場合は、逆に決して温めてはいけません。捻挫・打撲・骨折などの突発的なケガでは、主に筋肉組織で内出血が起きています。その内出血によって膝が痛いと感じるので、筋肉組織を冷やし、毛細血管を収縮させることで、内出血を治めなければいけません。

温めてしまうと血行を良くしてしまい、内出血がいつまでも治りません。上記1でお話した関節炎と同じ対処をしないでください。

しかし、怪我の発生から時間が立って、内出血も完全に治まった後は、患部を温めて血行を良くすることは、筋肉を柔らかくするので、疲労回復や次の怪我の予防にもなります。

 

3. マッサージしてはいけない


マッサージは膝が痛い原因が関節炎でも怪我の場合でも、行ってはいけません。マッサージは健康な状態の筋肉の血行を促進させるものですから、怪我をした直後で内出血をしている筋肉にマッサージをすると、余計に悪化させます。

また、関節炎で膝が痛いのにマッサージを行っても意味がありません。むしろ関節包の炎症を刺激して余計に痛く感じるでしょう。

 

4. 体重を増加させてはいけない


体重が多ければ多いほど、膝に大きな負担をかけてしまい、怪我を誘発したり、関節の軟骨を削って変形性膝関節症になってしまいます。膝が痛いと少しでも感じたら、その時点から体重を増加させないように気をつけてください。

 

5. 突然に運動を始めてはいけない


「膝が痛いからダイエットしなきゃ!」と張り切ってしまい、急にウォーキングやランニングを始めてはいけません。心がけは素晴らしいのですが、結果的により多くの負担をかけて、余計に膝が痛い状況になります。

特にランニングはやってはいけません。どんなにクッション性の高い靴で、どんなに柔らかい地面だったとしても、膝に最も負担がかかるのはランニングです。完全に膝の不安がない状態でしか、ランニングはやらないでください。

 

6. キツすぎるサポーターをしてはいけない


膝が痛い時に、膝の動きを補助してクッション性も高めてくれるサポーターや補助器具はとても有効です。しかし、サポーターがキツすぎて、本来の自然な血行を妨げてしまっては台無しです。適切な力で膝を固定してくれるサポーターをつけるようにしましょう。また、膝の補助器具に頼りすぎて、膝の筋力を落とすことは好ましくありません。専門医と相談の上、適切な膝の運動を習慣としましょう。

 

7. 不規則な生活はしてはいけない


膝が痛いのと不規則な生活は関係ないのでは?こう思う方も多いと思います。しかし、不規則な生活で免疫力が下がると、よくある細菌やウイルスが膝の関節に感染して化膿性関節炎という病気になることがあります。日頃から免疫力を保てるような規則的な生活を心がけましょう。

 

膝が痛い時の対処法で最も多い誤解は「冷やす・温める」の選択です。なぜ冷やす・温めるのか?冷やす・温めると何がどのように変化するのか?これらの事を理解した上で、専門医の助言も聞いて、対処法を決めましょう。

冷やすのは筋肉や靭帯といった外傷・怪我の急性期、温めるのは関節炎で膝に水がたまっている時。この対処法を間違えないように気をつけてください。そして早く治療するためにも、焦りは禁物です!慌ててウォーキングなどを始めたくなる気持ちは分かりますが、まずは食生活を改善しながら、膝に負担をかけないストレッチなどの軽い運動から始めましょう。

膝のストレッチはまずは曲げて伸ばすところから。しかも寝ている姿勢で行うようにしてください。寝ている状態で膝の曲げ伸ばしのストレッチ、それに慣れたら立った姿勢から屈伸運動。膝の周りに筋肉がついてきたところで、ウォーキングを始めましょう。焦ってよけいに膝が痛い状態にならないように、3ヶ月程度の計画表を作ってみることをおすすめします。

今日のまとめ

膝が痛い時に、絶対行ってはいけない7つの事

・膝の関節炎を冷やしてはいけない
・膝の筋肉や靭帯の怪我は温めてはいけない
・マッサージはしてはいけない
・体重を今以上に増加させてはいけない
・ダイエットなどのために突然ウォーキングやランニングを始めてはいけない
・キツすぎるサポーターをしてはいけない
・免疫力を落とすような不規則な生活はしてはいけない