腕の痛みを引き起こす原因は?考えられる7つの疾患

腕の痛みを引き起こす原因は?考えられる7つの疾患

腕の痛みでお悩みの方に、腕の痛みから考えられる病気について調べてみました。急に腕が痛くなったのか、慢性的にじんわりと痛むのか、痛み方によっても病気の種類は異なります。ご自分の腕の痛みがどのようなものなのか、まずはご自身でしっかりと把握してください。

そしてここに挙げた疾患に心当たりのある方は、すぐにお近くの病院へ行きましょう。整形外科や神経外科で見てもらうのがベストですがなければかかりつけ医でも構いません。腕の痛みは生活に支障が出るにもかかわらず、多くの場合は放置されてしまいます。

「たかが腕の痛み」となめてかかると、そこに隠されている重大な疾患を見逃すことになりかねません。早めに対処し、病気の早期発見を目指しましょう。



 

腕の痛みを引き起こす原因は?
考えられる7つの疾患

 

肘部管症候群で腕が痛む


腕の肘から小指にかけて痛みやしびれが出た場合、肘部管症候群の可能性があります。肘部管症候群とは、肘の内側にある神経が、何らかの原因によって圧迫されたり引っ張られることによって、痛みやしびれの症状が出る疾患です。

圧迫原因は様々ですが、原因不明と診断される場合が多いようです。普段から肘をよくぶつけたり、仕事で酷使している人は肘部管症候群にならないよう注意してください。

 

脊髄空洞症による痛み


脊髄に空洞ができ、そこに水がたまり、胸や腕の痛みが出る場合があります。これを脊髄空洞症といいます。稀な病気のため、はっきりとした原因はわかっていませんが、空洞ができる部位の神経が圧迫されて、腕の痛みとしてあらわれると考えられます。

慢性的な病気のため、症状が徐々に継続してでるようです。腕が痛んだりしびれたりする症状が長期間続いた場合、脊髄空洞症である可能性があります。

 

砂骨周辺のトラブル


胸の砂骨周辺に異常がある場合、腕の痛みとして症状が出ます。胸郭の出口部分で何らかの原因により、神経や血管が圧迫されて腕が痛むのです。これを胸郭出口症候群といいます。

胸郭の出口には、腕に通じる神経の束があるため、ここに異常があると腕の痛みやしびれにつながるのです。神経を圧迫する原因は不明な場合が多いのですが、猫背や普段の姿勢が関係してるともいわれています。神経の圧迫が激しい場合、指先が変色してチアノーゼになることもあります。

 

老化に伴う頚椎椎間板ヘルニア


老化によって椎間板が変形し、腕につながる神経根が圧迫されて、腕の痛みを引き起こす場合があります。これは頚椎椎間板ヘルニアという疾患です。

ヘルニアというと、腰部位の痛みを想像してしまいがちですがこちらは椎間板ヘルニアです。頚椎椎間板ヘルニアでは腕から指先にかけて痛みやしびれが生じます。特に、首を横や後ろに倒すとびりびりとしびれや痛みが伴うことが特徴です。

頚椎椎間板ヘルニアになると、目薬を差したり上を向く動作が困難になり、生活に支障が出るため早めに病院へと行きましょう。圧迫される部位の違いによって、痛みが生じる個所が変わります。

 

ビタミン不足で腕が痛む


ビタミンB12が欠乏すると、腕が痛んだりしびれたりする症状が出ることがあります。亜急性連合性脊髄変性症と呼ばれるこの病気は、腕だけでなく全身に症状が出る場合もあります。全身に倦怠感があらわれたり、動作がぎこちなくなったりするのです。

ビタミンB12を吸収できないために、脊髄の神経線維が変形してしまい、脳や末端の神経にまで影響を及ぼす危険もあります。また、身体的な症状だけでなく、錯乱や眠気などの精神的障害をも引き起こす怖い病気です。この病気になると、ビタミンB12を補給する治療が行われます。

 

しこりがやっかいなガングリオン


腕を強く打ったとか、捻挫をしたなどの記憶がないのに、腕が痛むときは「ガングリオン」という病気かもしれません。

ガングリオンとは、手の関節周辺に袋状の腫瘤ができて、中に水が溜まってしこりになり、神経を圧迫する病気です。手術でしこりの原因の水のたまった袋を取り出すことも良くありますが、ガングリオンの中の水分はやがて体内に漏れ出して、しこりは自然と消失します。

そのため、手術などしなくても自然治癒を目指してもいいのです。痛みが激しい場合や、しこりが気になる場合は医師に相談して摘出してもらうといいでしょう。ガングリオンは悪性腫瘍などではないので、それほど怖がる必要はありません。

 

中高年に多い肩腱板断裂


腕の筋肉が束になっている腱板という部位が損傷すると、腕の痛みがあらわれます。転倒の際に肩を強く打ち、腱板を損傷する場合もあるため、高齢者には注意が必要です。

腱板を損傷すると、腕を回したり上げたりする動作の際に、腕の痛みが起こります。生活に支障が出るため、腱板断裂になったら、炎症を抑える痛み止めなどを処方してもらうといいでしょう。治療法としては、リハビリ療法が一般的です。

 

腕の痛みを引き起こす原因の、7つの疾患について書いてきましたがいかがでしたでしょうか。

腕が痛むと生活や仕事に支障が出るため、腕の痛みは早めに解消したいですよね。腕の痛みの原因となる病気は、それほど深刻でないものが多いため、きちんと治療すれば腕の痛みもなくなる可能性が高いのです。

高齢だからとか、慢性的な痛みだからなどとあきらめずに、治療をして完治を目指してください。整体などでリハビリ法を指導してもらい、無理のない範囲で腕の上げ下げを頑張ってください。

 

まとめ

腕の痛みを引き起こす原因は?考えられる7つの疾患

・肘部管症候群で腕が痛む
・脊髄空洞症による痛み
・砂骨周辺のトラブル
・老化に伴う頚椎症性神経根症
・ビタミン不足で腕が痛む
・しこりがやっかいなガングリオン
・中高年に多い肩腱板断裂