症状から耳の病気を推測!疑うべき7つの原因と対処法 

症状から耳の病気を推測!疑うべき7つの原因と対処法 
 
耳の病気にかかると、耳だけでなく顔や首などにも症状が出ることがあります。また、耳の中の器官が不具合を起こすと、めまいや発熱の症状が出ることもあるのです。一概に「耳の病気」と言っても症状は様々あるので、今回は症状から推測する耳の病気について調べてみました。

耳の不具合の原因と対処法を知ることで、耳が聞こえなくなるなどの深刻な事態を回避しましょう。また、耳は口や鼻とも内部でつながっていて、耳の病気は口や鼻にも影響を与えます。「食事の時に物を噛むと耳のあたりが痛む…。」なんて症状もあるのです。どこの病気が原因で不具合が起きているのかを調べるためにも、以下の文章を参考にして、心当たりのある方は受診してみてください。

 

症状から耳の病気を推測!
疑うべき7つの原因と対処法 


 

耳がかゆく痛むとき

子どもや赤ちゃんが「耳が痛い!」「耳がかゆい…。」と耳の不愉快感を訴えたときに一番疑わしい耳の病気は「中耳炎」でしょう。

風邪などに併発して起こる急性中耳炎は、子どもにとても多く、すぐに耳鼻科を受診して炎症を抑える薬で治療をします。赤ちゃんなどは口で不愉快感を伝えられないため、耳をかくようなしぐさをしていないかを注意して見つけてあげましょう。

 

耳鳴りがする

「耳鳴り」や「難聴」や「めまい」などの症状が同時に出たら、メニエール病の可能性があります。メニエール病は耳の内耳に、内リンパ水腫ができる耳の病気です。耳の病気としてはとても多いのですが、内リンパ水腫ができる原因は不明とされています。

メニエール病の治療は薬物療法が一般的です。メニエール病の原因は不明とされているものの、ストレスが一因とも考えられているので、ストレス解消を積極的に行うと回復につながるでしょう。

耳から血が出る

耳かきを強くすると、耳から血が出ることがあります。しかしそれ以外にも、耳の内部を傷つける行為はたくさんあります。誰かに顔をたたかれたり、ボールが強くぶつかったりしたときに、耳の中の鼓膜が破れてしまうことがあります。耳から血が出るということは、耳の中のどこかに外傷があるため、必ず耳鼻科で出血のもとを確認してもらいましょう。

鼓膜や内耳に傷があるときは、めまいや耳鳴りの症状も併発する可能性があります。点耳薬などでの治療が一般的ですが、傷を治すために手術をすることもあります。

黒や白の菌糸を含む耳垢

耳掃除をしすぎて、耳の内部が傷だらけになってしまう人がいます。そんな傷だらけの耳の内部にカビ菌などが繁殖すると、耳垢と一緒に黄色や黒や白の菌糸が一緒に出てくるのです。何とも恐ろしい話ですが、治るので安心してください。しかし治療には長期間を要します。

まず、傷ついて菌が繁殖している耳の内部を掃除して消毒し、薬を塗ります。これをまめに何度も行う必要があるため、何度も耳鼻科に足を運ばなくてはなりません。面倒だと思わずに、カビ菌が一掃されるまでは辛抱強く耳鼻科に通ってくださいね。

耳垂れがある 

耳が痛く、耳垂れがあるときは中耳炎の可能性が高いでしょう。中耳炎にも数種類あり、上述した急性中耳炎の他に、慢性単純性中耳炎という耳の病気もあります。慢性単純性中耳炎は、鼓膜に穴が開いてしまう病気で、耳鳴りや難聴も起こります。また、細菌が繁殖して耳垂れが出る場合もあります。

急性中耳炎など、耳の病気を放置しすぎると発症する場合があるため、耳に異変があるときは、すぐに耳鼻科にかかるようにしましょう。耳の内部の消毒と洗浄、そして抗生物質などで治療を行いますが、手術になることもあります。

聞こえにくくなる

耳が聞こえにくくなり、他人の話が理解できない時は、「難聴」という耳の病気が考えられます。難聴にも種類があり、神経性難聴と呼ばれる病気は、耳の中に腫瘍ができている可能性があるため、早めの受診と治療が必要です。

単に、老化や耳の内部の血液の循環が悪いなどの原因からも難聴は起こるため、聞こえにくいと感じたときはすぐに耳鼻科を受診しましょう。

また、感音性難聴になると、人の話がなんとなく聞こえるものの、理解できないという症状が起こります。感音性難聴は現在治療法がなく、経過観察飲みになります。筆談や口唇術の取得が必要となるでしょう。

熱が出て耳の下が腫れる 

発熱して、耳の下が大きく腫れる病気があります。耳下腺炎と呼ばれるこの病気は、別名「おたふくかぜ」として名が知れています。耳下腺炎になると、耳下腺が巨大に腫れあがり、顔の形が大きく変わります。耳下腺炎はムンプスウィルスの感染が原因となり、このウィルスは咳やくしゃみなどの空気感染で広がります。

感染してから症状が現れるまで3週間と長く、流行して幼稚園や保育園が学級閉鎖になることもしばしばあります。予防接種が効果的で、特に男の子は10歳までに感染しなければ、予防接種を受けるといいでしょう。

 

さて、耳の病気を症状別に7つ挙げてみましたが、参考になりましたでしょうか。耳の病気と言っても、耳の内部ばかりで起こるわけではなく、周辺組織にも関連があります。特に、鼻の奥やあごの付け根が痛むときでも耳の痛みとして症状が出る場合があるので要注意です。

また、子どもの場合は耳に異常があってもうまく伝えられないことが多いため、大人が注意してみてあげましょう。治療が遅れることによって更なる病気に発展するケースもあるため、耳に異常を感じたら、早めに受診するように心がけましょう。

まとめ

症状から耳の病気を推測!疑うべき7つの原因と対処法

・耳がかゆく痛むとき
・耳鳴りがする
・耳から血が出る
・黒や白の菌糸を含む耳垢
・耳垂れがある
・聞こえにくくなる
・熱が出て耳の下が腫れる


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