ひどい首こりで頭痛もするとき自分でできる7つの対処法

ひどい首こりで頭痛もするとき自分でできる7つの対処法

日常を悩ます、首こり。ただでさえ鬱陶しいのに、頭痛までしてきて、もう最悪! …なんて時に、皆さんはどうされていますか?

実は、「こる」というのは日本語だけの表現で、英語などにはなく、欧米人にはたとえば「肩こり」という感覚が分からないそうです。では、どう表現しているかと言うと、英語で一番近い言葉は「ネック・スティッフ」、つまり「首が(動かすと)痛い」です。

つまり、アメリカ人は首こりと肩こりを同じものだという意識で捉えているわけですね(良く英語の辞書にある、「ショルダー・スティッフ」だと、「肩の関節が痛い」となって、下手をすると関節痛だと思われかねません。少なくとも肩こりという症状を意味しません)

ただし、医学的な用語としての「ネック・スティッフ」は、日本語にすると項部硬直と呼ばれるもので、髄膜炎やくも膜下出血などで見られる、首の筋肉が硬化する防御反応を意味します。

その為、海外で首こりなどを表現しようとして、「ネック・スティッフ」と言うと、医師は身構えてしまいますので、使う時にはニュアンスに留意して下さい。また、首こりなどは、自然には完治しません。

では、ここではそういう首こりで、頭痛まで引き起こしているような時に、自分でできる七つの対処法を紹介します。



 

ひどい首こりで頭痛もするとき
自分でできる7つの対処法

 

とにかく歩く


首こりにはいくつかの原因がありますが、そのうちの一つが、筋力不足や運動不足です。首こりは、男性よりも女性の方が悩まされる方が多いのですが、それは、女性は筋力が弱いからです。

首から肩、背中にかけて筋力が弱いと、姿勢も悪くなるし、疲労もたまりやすくなって、首こりになります。ウォーキングなど、とにかく正しい姿勢で歩くと、全身があたたまって血行が良くなり、リラックス効果があります。また、筋肉がつくのも効果的。

えっ? 「私は筋肉ムキムキになりたくない」ですって? ごもっとも。しかし、ウォーキングでつく筋肉は、そういうボディビルダーのような筋肉ではなく、全身の姿勢とスタイルを整えるために必要なもの。あなたのプロポーションには良い影響しか与えません。

歩き方は、腕をしっかり振り、猫背にならないように背筋を伸ばし、少し顎をひくこと、足裏をしっかり地面につけて蹴り、足をつける時には膝をまっすぐにして歩くことです。地面に足をつけるときに膝が曲がっていると、膝痛の原因になります。

腕を振ると、肩甲骨も動かすことになって、腕や背中からくる首こりの解消になります。正しい姿勢で歩けば、首こりはもちろんのこと、とにかく健康に関して良いことずくめ。機会があればどんどん歩きましょう。

 

ストレッチをする


デスクワークなど、長時間、同じ姿勢で仕事をしていると、筋肉がこわばり、血行が悪くなって首こりの原因になります。特に前のめりの姿勢で長期間保っていていると、頚椎が真っ直ぐに固定されて、負担が増し、疲労しやすくなります。これを「ストレートネック」と言います。

また、猫背だと余計に負担がかかります。こうした場合は、仕事の合間にストレッチがオススメです。たとえば、椅子に座ったままで、片手を反対側の側頭部に置いて、背筋を伸ばして首を真横に倒し、反対側の腕は体側で下げる、というストレッチが効果的。

首を倒す時に身体を傾けないようにして下さい。また、椅子に深く座り、背中を伸ばして両手を頭の後ろで組み、首だけを伸ばして首の後ろの筋肉を伸ばすストレッチも効果的です。

 

目を休ませたり、メガネを替える


眼精疲労も首こりの原因です。特に歩きスマホなどの姿勢はNG。また、パソコンやテレビなどを長時間眺めていると、目が疲れて血行が悪くなり、首こりの原因になります。そして、忘れがちなのが、メガネやコンタクトレンズの度が合っていない状態。

度が合わないと目が疲れやすくなり、やはり首こりの原因になります。眼精疲労は頭痛を引き起こしやすいので、放置しているとストレスフルな生活に陥ってしまいます。

目を休ませるには、定期的に遠くを見たり、目をつぶってまぶたの上にホットタオルを当てたり、眼輪筋運動をすると良いでしょう。握った両手の親指だけを立てて、肩の高さで、まっすぐ前に突き出し、左右それぞれに焦点を当てる形で交互に目を動かすと効果的。

目を頻繁に左右に動かすと記憶力も良くなるという説もあるので、一挙両得です。また、目頭と鼻の付け根にある「睛明」(せいめい)というツボを押すと眼精疲労に効くと言われています。

 

ストレスを発散する


精神的にストレスや不安が続くと、交感神経が優位になって筋肉がこわばり、血行が悪くなって首こりの原因になります。ストレスそのものを無くすことは出来ませんが、ストレスを発散する方法を自分なりに見つけて、ストレスと上手く付き合っていく方法はあります。

ショッピングやヨガ、太極拳などの武術や、読書や適度なゲーム、あるいはハーブティでもアロマでも何でも構いません。健全なストレス発散方法を見つけて、ストレスと上手く付き合うのが賢明です。

 

適切なマッサージをする


首こりの原因の一つは、首から肩にかけての筋肉の疲れです。ですから、疲労でこわばった筋肉をマッサージでほぐせば、多少首こりは解消されます。ただし、首は命に関わる動脈や神経が集中する、最重要部位です。

素人が間違ったマッサージをすると、首こりどころか生命の危機にさらされます。強く揉むと、首の筋肉などを痛めてしまうので注意して下さい。

比較的自分でも安全なマッサージを紹介しますと、まず首を暖めたあと、たっぷりのマッサージクリームかオイルを手に取り、首筋になじませます。そして、手のひらで耳の下から鎖骨に向かって、少し力を入れてなでおろします。力を強く込めないで下さい。

そして、片側につき10回くらいなでおろすと比較的楽になります。リンパの流れを良くするマッサージをすれば最適なのですが、素人が行うのはあまりオススメ出来ません。リンパマッサージ師にお願いして下さい。

 

食生活を改善する


首こりの原因の一つとして、内蔵の異常があります。内臓がうまく機能していなければ、血行が悪くなり、筋肉へ酸素が行き渡らず、首や肩がこりやすくなります。

腸は第二の脳と言われるほどの重要器官で、腸の状態が悪いと、うつ状態などのような症状が出ることさえあるのです。そして、内臓に負担をかけない食生活を心掛けていくことが大切になります。

たとえば、抗酸化作用のあるβカロチンを含む、人参、ほうれん草、カボチャなどの野菜を多めに摂ったり、抗疲労作用と鎮痛作用のあるカリウムを多く含むヨモギ、パセリ、昆布、ひじき、するめやかつお節などを摂ると良いでしょう。更に、腸内細菌を改善するヨーグルトもオススメです。

 

病院へ行く


首の筋肉などが異常をきたすと、頚椎を通る副交感神経の異常をまねきます。投薬治療をしても対処療法でしかなく、根本的な治療にはなりません。首こりを改善していかないと、頚筋性うつをはじめとした、様々な病状も良くならないのです。

更に言いますと、頭頸部ジストニア(痙性斜頚)と呼ばれる症状があります。首を癖や仕事で傾けていると、それを自然な姿勢だと脳が思い込み、まっすぐにすると「曲げている」と脳が認識して、「正しい」首の傾きにしようと、筋肉を収縮させます。

つまり、真っ直ぐな首の状態にもかかわらず、筋肉が異常に収縮し、痛みが出てきます。これが長時間続くと、ジストニアと言われる症状になります。専門家によると、首の角度の異常がない頭頸部ジストニアが存在するという報告もあります。

一見何の問題もなくても、常に筋肉が異常に収縮し、首こりの状態が続くということがあります。このような症状は精神的・肉体的ストレスから発症することが多いのですが、マッサージなどでは完治せず、また医者からも「緊張性頭痛」と誤診されることもあります。

この場合、自分ではどうにもならないので、セカンドオピニオンを含めて、速やかに専門医にかかりましょう。筋弛緩剤の投与や、効てんかん薬のクロナゼパム(リボトリール)が有用で、ボツリヌス治療なども効果的です。

 

いかがでしたか。痛みというのは身体からの警告です。何も無いのに痛いという信号を発したりはしません。筋肉のこわばりや神経の異常など、身体の不調がそのまま痛みとして脳に伝わっているんです。

特に、首は重要部位で、この部分の痛みは、それがこり程度であっても用心し過ぎるということはありません。身体の不調は、生活の不調です。自分の生活に何か異常があるからこそ、身体も不調をきたします。

運動や食生活、姿勢、ストレスとの付き合いか、そのほか様々な方向から、自分の生活を見直すのが一番改善に近いのです。何事も、基本が大事だという事ですよね。

 

まとめ

ひどい首こりで頭痛もするとき自分でできる7つの対処法

・とにかく歩く
・ストレッチをする
・目を休ませたり、メガネを替える
・ストレスを発散する
・適切なマッサージをする
・食生活を改善する
・病院へ行く