日本人なら誰もが知っている童謡の「さっちゃん」という可愛らしい歌があります。しかしこの「さっちゃん」には、昔から様々な恐ろしい都市伝説がついて回っているのです。読んだら恐怖でつい部屋を明るくしてしまいたくなる怖―い「さっちゃん」にまつわる都市伝説を紹介します。
なお、「さっちゃん」の都市伝説には、「この話を5人に伝えないと、さっちゃんに呪われてしまう。」などという脅しめいた話も常に付きまとうのですが、ネットなどでさっちゃんにまつわる話は広く普及しているため、それほどビビッて友だちを巻き込まなくても大丈夫ですよ。
あなた一人の胸にとどめて、かわいそうな結末をたどったかもしれないさっちゃんに、心の中でひっそりとお悔やみを申し上げましょう。
童謡『さっちゃん』の都市伝説!
ちょっぴり怖い7つの話
さっちゃんには4番がある?!
童謡の「さっちゃん」には3番までしかないのですが、実は隠された「4番」めの歌が存在するとの都市伝説があります。その4番目の歌詞は世にも恐ろしく、「聞かなきゃよかった!」と後悔したくなるでしょう。歌詞そのものは子どもが考えたかのような稚拙なもの。リズムも微妙にずれているような歌いにくさなのですが、問題は内容です。
内容だけをかいつまんで話すと、「さっちゃんは線路で引かれて足をなくしたから、今夜あなたの足をもらいにいくよ。」というものなのです。興味のある方は実際の歌詞を検索して探してみるといいでしょうが、私にかけるのはここまでです。
さっちゃんは2番目で事故に?!
地域によって解釈は違いますが、「さっちゃん」は2番で「バナナを半分しか食べられない。」とあります。それは実は、「バナナを半分食べたところで車に衝突されたからだ。」という都市伝説があります。
何とも衝撃の事実ですが、バナナを食べながら、ガードレールの無い交通量の多い道でも歩いていたのでしょうか。そして居眠り運転トラックに巻き込まれたのでしょうか。小さい子どもにとっては悲劇としか言いようのない事件です。
さっちゃんは3番目で息絶えた?!
上述したように、バナナを食べている途中に車にはねられたさっちゃんは3番の歌詞でもお分かりのように「遠くへ行っちゃう。」のです。「遠く」がどこか言うまでもないでしょう。
そして小さいから「僕のことを忘れてしまう」かもしれないことを嘆いていますね。さっちゃんと仲良しだった「僕」のことは、きっと覚えていてくれると思います。そして、楽しかった記憶をもって「遠くへ行く」のでしょう。そう考えなければ救いがないですからね。
さっちゃんは北海道に実在した?!
「さっちゃん」は北海道の室蘭に実在した人物の歌だという都市伝説があります。「幸子」という名前自体日本には多いですから、たまたま事故にあった「さっちゃん」という女の子の悲劇を周囲が脚色して歌にこじつけたのかもしれません。
事故に合われた「さっちゃん」にしたら浮かばれないでしょうね。他人の死を面白がって歌うことはいけないことです。室蘭で事故にあった「さっちゃん」は、列車にひかれたとのうわさがありますが、真相はわかりません。
さっちゃんの4番目を歌った子の結末
上述したさっちゃんの事故を歌にした小学生がいたそうです。電車にはねられた女子中学生の悲劇を、なまえが「幸子」だからといって面白おかしく歌にするなど、その子も親も倫理観を疑う最低な行為です。
上に書いたように「電車にはねられて足がなくなったさっちゃんは今夜お前の足をとりにいくよ。」という恐怖の内容の歌です。それを聞いた女子生徒は「ひどい!」といったそうですが、歌った男子はおちゃらけていたそうな。
都市伝説の大半は、こうした「ふざけ」からきているのかもしれませんね。しかしここで注意したいのは、「ふざけて歌った男子2人は、その後事故にあって足をなくして死亡した。」という追記です。事実かどうかわかりませんが、背筋が凍る内容です。
さっちゃんの好きなバナナを…
さっちゃんの4番を怖がった子どものために、「さっちゃんの回避法」もともに広がりました。それは、「さっちゃんの大好きなバナナを寝床においておくと、さっちゃんはそちらに気を取られて足をもっていかない。」というものです。
さっちゃんの悲劇に胸を痛め、成仏するように願う気持ちがあれば、さっちゃんは夜中に現れたりしません。恨みに思う行為を行わなければ、やましいことはないのですから。
さっちゃん病気説も…
さっちゃんはバナナを半分食べたところで事故にあったという都市伝説とともに、もう一つ有名な伝説があります。それは「さっちゃんが不治の病だった。」というものです。病気ゆえに体力や食欲がなく、バナナを半分しか食べられなかったというのです。事故とは違った悲劇の話ですね。
童謡「さっちゃん」についての都市伝説を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
いい大人でもちょっと怖くなってしまう話ばかりですが、子どもの「死」はそれだけで悲劇で胸が痛むものです。単なる「転校するさっちゃん」を歌っただけの話を、子どもたちが想像力によって怖い話に作り替えただけなのかもしれません。
あまり真に受けず、「引っ越しするさっちゃん」として受け止めることが一番いいと言えるでしょう。いい大人が、くれぐれも、寝床にバナナなどを置かないよう願います。
まとめ
童謡『さっちゃん』の都市伝説!ちょっぴり怖い7つの話
・さっちゃんには4番がある?!
・さっちゃんは2番目で事故に?!
・さっちゃんは3番目で息絶えた?!
・さっちゃんは北海道に実在した?!
・さっちゃんの4番目を歌った子の結末
・さっちゃんの好きなバナナを…
・さっちゃん病気説も…