突き指で骨折?病院に行く前の7つの自己チェック

突き指で骨折?病院に行く前の7つの自己チェック
「突き指だと思っていたのに、いつまでたっても腫れが引かない!」「痛みも酷くなる一方だ!」という方は、もしかすると突き指でなく、骨折しているのかもしれません。

スポーツなどしていると突き指は回避できないほど頻繁に起こるものですが、日常生活で慣れない突き指をしてしまった場合、その指の痛みが突き指かどうか、判断しにくい場合がありますよね。

そこで今日は、突き指に慣れていない人のために、その指の痛みが本当に突き指の症状なのか?を探るための7つの自己チェック方法についてお伝えします。いつまでも突き指した指が腫れているなどの症状でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

たかが突き指がいつまでも痛むとき

通常、突き指の痛みは個人差をふまえても1~2週間で治まるはずです。突き指してすぐに、患部を氷水で冷やすなどの的確な応急処置を怠らなければ、突き指の完治までの期間は大幅に縮まるでしょう。

突き指は応急処置をすることによって、数日でも治るけがなのです。しかしもし突き指でなく骨折していた場合は、突き指の完治期間を超えても痛みが続くことでしょう。

 

腫れ具合は?

突き指は患部で内出血することによって腫れあがってきます。応急処置でとにかく冷やすことや、患部を心臓より高く持ち上げることで突き指の痛みや腫れを防ぐことができます。

しかしもし、突き指でなく骨折だった場合は、長く放置すると患部に炎症が起きて痛みや腫れが酷くなります。骨折だったとしても、突き指と同じような応急処置は必須になるため、くれぐれも応急処置は怠らずにしてください!

 

痛み方のチェック

突き指をすると、指の内部の筋肉が切れたり伸びたりして、そのための腫れや痛みが症状として出るのです。骨折をしている場合は文字通り「骨が折れる」わけですから、痛みの原因は全く違うものになります。

「ただ患部が痛い!」のではなく、血管の裂傷のために痛むのか、その奥の骨が痛むのかをご自分で探ってみることも大切です。

 

曲げられる?

突き指をした場合も、骨折をした場合も、痛む患部を無理やり動かすことは絶対にしてはいけません。たとえば医師に受診した場合、その医師が痛む患部を無理やり動かしたりいじってくるような医者ならば、その医者には今後一切受診しないことをおすすめします。

痛む患部はなるべく安静にするよう心がけるべきです。ただ、突き指なのか骨折なのかを自分で確認するために、痛む個所が骨かどうかを探るためにちょっと曲げ伸ばしをする程度ならば試してみてもいいかもしれません。悪化しない程度にほどほどに!

 

「ちょっと引っ張ってみて」は大ウソ!

昔からよく「突き指をしたら指を引っ張って治す」という迷信が流布していますが、これは大ウソです!突き指をした場合、患部を安静にしてなるべく動かさないようによく冷やすことが大切です。

しかし高齢の医師などに、いまだに突き指をした指を引っ張ってくる医師がいることもあるのです。突き指だろうと骨折だろうと、引っ張って確認することはけがの悪化につながるため、絶対にしてはいけません。

 

患部をしっかりとチェック

突き指の腫れは筋肉の裂傷などによる内出血のせいでおこります。突き指の腫れは通常、応急処置をしたときにしっかりと冷やすことで緩和し、突き指患部の血管が修復されるにつれて引いてくるはずです。

しかし突き指の腫れや痛みがいつまでたっても治らない場合には、患部で血管や筋肉の損傷以外の原因で炎症が起きていると考えられるでしょう。突き指でなく骨折だったとしても、治療法はあまり変わりがないのですが、完治までにかかる時間に差があります。骨折の場合はより長い期間安静が必要なため、突き指の痛みが長引く場合はすぐに再受診しましょう。

 

医師の判断よりもレントゲン

突き指か骨折か…素人にはわかりませんよね。実は医師にだって、この二つの判断は難しいのです。老齢の医師ほど「突き指でしょう。」などと自信満々に自己判断してくるのですが、安易に信用してはいけません。突き指で受診したときは、必ずレントゲンを撮ってもらうことを忘れないようにしましょう。

自信満々の医師に対して「レントゲンを撮ってください!」というのには勇気がいりますが、「念のため…」と前置きして頼んでみましょう。レントゲンを撮ることによって、突き指ではなく骨折だったということがわかるからです。

 

さて、突き指なのか骨折なのかを不安に感じた時の対策をお伝えしました。突き指であったとしても、大抵の場合は医師に受診すると思いますので、その際には必ずレントゲンを撮ってもらうことをおすすめします。

自分や医師の安易な「突き指だろう。」という思い込みで、誤診を防ぐためにレントゲンは必須といっても過言ではありません。完治までには不自由を強いられますが、しっかり治して通常生活に戻るためにも、突き指か骨折かの診断を誤らないよう気をつけましょう。

まとめ

突き指で骨折?病院に行く前に

・腫れ具合をチェック
・痛み方のチェック
・曲げられるかをチェック
・「ちょっと引っ張ってみて」は大ウソ!
・患部をしっかりとチェック
・医師の判断よりもレントゲン


連記事
タイトルとURLをコピーしました