身に覚えのない足の痺れに考えられる7つの原因とは

身に覚えのない足の痺れに考えられる7つの原因とは

体に今までとは違った違和感を持つと、誰しも不安になりますよね。例えば痺れも自分で違和感を感じる症状の一つです。自分では理由はこれといって思い当たらないのに、何故か足が痺れるということはありませんか。

ビリビリした痛いような足の痺れ感や正座をした後のような感じや、ムズムズするような足の痺れなど,痺れと言っても人によって様々です。痺れている本人でなくてはその不快感や辛さはわかりませんがその不快な痺れの原因をつきとめて、改善していきましょう。

 

身に覚えのない足の痺れに
考えられる7つの原因とは

 

脊椎椎間板ヘルニアによるもの

腰痛のある人が、脊椎椎間板ヘルニアになると体の動きによって、髄液が飛び出し神経を圧迫して、激痛が起きます。40歳代ぐらいまでの若い人ほど、髄液や椎間板の飛び出す勢いが強いため、その痛みも大きなものです。

患部は腰にあるのですが、痛みは腰から下に出ます。特に片側の足が麻痺したのかと思うくらい動かないような状態にもなります。その後、半年ぐらい経つとヘルニアの痛みは、治療によって消えてきます。

しかし、下肢に痛みが起きる時には、足の痺れは残っていることもあります。ビリビリと痺れたような痛い感じになることもあります。また、何もない状態から逆に脊椎椎間板ヘルニアになりやすい状態で足にしびれが出るということもあるようです。

 

坐骨神経痛による痺れ

腰痛がある人に起こりやすい病気です。坐骨神経は、仙骨あたりから足先に伸びている体の中で一番長い神経です。老化や何らかの負担で、脊椎に変化が起きて坐骨神経に当たると痛みが生じます。痛いような痺れるような鈍い痛みが出ます。

腰部ヘルニアを発症してから、同時に坐骨神経痛が出ることも多いです。はじめは、風が吹いてもシャワーが当たってもヒーッと泣けるような痛みが続きます。神経を保護する薬や痛み止めを飲んで対処します。どうしても痛い時には神経ブロックをします。

 

脳梗塞による痺れ

脳梗塞が起こると、右か左のどちらか片側の手(腕)と足に痺れや脱力感や麻痺が起こります。脳出血でも同じようなことが起こります。力が入らなかったり、しびれてびりびり、ぴりぴりした痺れが起きることがあります。

この場合には、脳血管障害の治療ができる大きな救急病院に行って、2時間以内に必ず治療を始めないと、片側の麻痺など後遺症が残ります。もともとコレステロール値や血糖値や血圧が高い人には、要注意の痺れです。

若い人でも脳梗塞になることもあります。早めに気づいて専門医を受診しましょう。

 

血流障害がある人の痺れ

正座をしたときに足をのばすと痺れが切れるようなもので、元々血行が悪い人が入浴して温まったり、寒くてより血行が悪くなると痺れが出ます。もちろん、正座後の痺れは、人によって差はありますが全く気にしなくても良いものです。

冷え性の人が、血行が悪くて足先が痺れるということがあります。この場合には、両足に症状が起きます。動脈硬化が原因の足が痺れも要注意ですが、閉塞性動脈硬化症による痺れは、タバコをすう人などがかかりやすくひどいときには足を切断することもある怖い病気です。

歩き続けると足が痛くなり、しばらく休むとまた歩けるという傾向があります。バージャー病とも言われます。

 

糖尿病による痺れ

糖尿病になると、手や足に痺れが起きることがあり、はじめは足の裏にくるようです。糖尿病の数値で健康ぎりぎりの人が知らないうちに、境界型糖尿病になっているということもあります。

空腹時血糖値が高い状態が続くとリスクも高いと言えます。糖尿病による足の痺れは、通常両足に起きますので他の病気のしびれとも違いがつきます。

 

脊椎管狭窄症による痺れ

脊椎が何らかの原因で変形してて、神経が通る道が狭くなって神経を圧迫することから下肢に痺れが出ることもあります。この場合には、通常片側の神経に痛みが出ることが多いのですがしばらく歩くと痛くて歩けなくなり、休むとまた歩けるようになります。

痺れとともに痛みも起こりやすくなります。日常生活に支障が出るほどの痛みだと手術をする人も多いでしょう。

 

脊椎すべり症による痺れ

腰に異常があると、下肢に痛みや痺れが生じることがあります。脊椎すべり症は、若い頃にスポーツを良くした人などが、脊椎のある場所が歪んで分離した状態になっていることがあります。その場合加齢と共にだんだんと痛みが生じたり、痺れが起きたりしてきます。

 

いかがでしたか。痺れは、原因がわからないとちょっと不安にもなりますね。痺れだけなので気にしないようにしようと思えば思うほど余計に気になったりもします。

しかし、なかには急な対応を要する痺れもありますので注意が必要です。1週間以上、原因もわからずに痺れが続くようなら放置せずに病院で診断してもらいましょう。

 

まとめ

身に覚えのない足の痺れに考えられる7つの原因とは

・脊椎椎間板ヘルニアによる痺れ
・坐骨神経痛による痺れ
・脳梗塞による痺れ
・血流障害がある人の痺れ
・糖尿病による痺れ
・脊椎管狭窄症による痺れ
・脊椎すべり症による痺れ


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