めまいを感じたら改善した方が良い、5つの悪しき生活習慣

めまいを感じたら改善した方が良い、5つの悪しき生活習慣
急なめまいを感じて、立ち止まって自分の感覚を確認してみる。そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。自分のめまいの感覚が、気のせいなのか続くのか、それとも揺れているのは周りの方で、地震が起きているのではないかなど、様々な想像をしますよね。周りの景色や人を見て、揺れているのは自分だと分かった時、何が原因でめまいが起きたのか、知りたくなります。知らないと怖いですよね。

めまいの原因になる病気は、脳の異常、自律神経の乱れ、耳の内耳の病気など、様々ですが、そんな大きな異常ではなく、生活習慣がめまいの原因になっていることもあります。生活習慣が原因のめまいであれば、病院に行って検査をしても異常が発見されません。その代わり、めまいの原因になる生活習慣を改まれば、めまいは治まります。

そこで、めまいを感じたら改善して欲しい、5つの悪しき生活習慣について、お伝えします。

 

めまいを感じたら改善した方が良い
5つの悪しき生活習慣

 

アルコールを減らしましょう

アルコールを飲むと、リラックスしますよね。血管が拡張して血流が良くなります。体は温かくなって、元気が出ます。その時に、体にばかり血液が運ばれてしまうと脳に血液が届かず、めまいの症状のある脳貧血を起こします。

更に、アルコールを分解するときに、有害物質アセドアルデヒドが作られます。この有害物質が体内に残ると、めまいの元になります。また、アルコールを分解するときに水分も使われるので、脱水を起こしやすく、脱水でめまいも起きます。二日酔いでめまいを起こす時の、めまいの原因はこの二つです。

楽しくお酒を飲むのはいいですよね。でも、飲み過ぎないように量を控えたり、アルコールが体内に吸収されるのを抑えるために、食事をしながら飲むこと、飲んだ後はスポーツドリンクなどで水分とミネラルを補給すると、めまいの原因になる二日酔いを防げます。

毎日飲むという方は、有害物質や脱水のせいでめまいを起こすだけでなく、脳が委縮してめまいを起こしやすくなりますので、休肝日を作って、アルコールによる脳や体への負担を、減らしてあげましょう。

 

睡眠不足の過労を改善

睡眠不足による自律神経の乱れや過労、低血圧などが、めまいの原因になります。めまいが起る程の忙しい生活をしていて、めまいが起きた時は、体が休んでほしいと訴えているサインです。寝ましょう。寝たら治るうちは、まだ症状が軽い方です。治りやすいうちに治しておくべきなのです。なぜなら、不眠症などで寝不足が常態になり、常に疲れが溜まっていると、自律神経は乱れたまま戻らなくなり、めまいが続くようになります。気分もイライラして落ち着かなくなり、日常生活に支障が出てしまいます。

軽くめまいがする程度なら、めまいの原因になる悪い生活習慣である睡眠不足を改めて、めまいを解消できます。

 

急に立つとおこる起立性低血圧

しゃがんでいて、急に立ち上がった時、いつもめまいを感じる方は、起立性低血圧かもしれません。起立性低血圧とは、血圧が低いために脳に血液が送れない時に、起るめまいです。食後のリラックスしている時、長い間寝ていて急に体を起こした時、脱水を起こしている時などに起りやすく、症状が強いと意識を失って倒れることもあります。起立性低血圧は治りにくいので、生活習慣に気を付けて、症状を抑えるのが効果的です。

気を付ける生活習慣の改善点は、たくさんあります。まず、立ち上がる時は、ゆっくりとお尻から上げて、頭を最後に上げること。めまいがしたら、深呼吸をして腹圧を上げて、脳へ行く血流を増やすこと。脱水による起立性低血圧のめまいを防ぐため、スポーツドリンクなどで水分とミネラルを補給すること。

自律神経の副交感神経が働くと、血管が拡張して血圧が下がるので、満腹の食事で副交感神経が働くのを防ぐため、食事は少しずつ数回に分けて食べること。頭に血が送られない状態を改善するために、下半身の血圧を上げる圧着ソックスを履くこと。改善点はたくさんありますが、生活習慣を変えて起立性低血圧に対応することで、起立性低血圧によるめまいを軽減できます

 

ストレスや不安のめまい

上述で、睡眠不足による自律神経の乱れから起きるめまいについてお伝えしましたが、ストレスによる自律神経の乱れから起きるめまいもあるのです。自律神経の乱れによる血圧の変動や、息苦しさによってめまいを起こし、めまいのストレスが更にめまいを招く悪循環に陥ると、抜け出すのは難しくなります。

また、ストレスや不安によって、平衡感覚が敏感になり、歩行の揺れだけでも大きな揺れを感じて、恐怖を抱くことがあります。この恐怖が不安を呼んで、さらに平衡感覚が敏感になり、めまいを起こして動けなくなってしまうのです。これは、身体の異常が原因のめまいではなく、ストレスという心の問題が原因のめまいなので、「心因性のめまい」と呼びます。

服薬や精神科で話を聞いてもらうことで改善しますが、めまいを起こすほどストレスを溜めない生活習慣に変えることも大切です。趣味に集中したり、リラックスできる時間を持って気分転換をする習慣をつけましょう。

 

運動のし過ぎによる貧血

運動をすれば健康に良いと言われていますが、運動のやり過ぎは健康によくありません。ジャンプや走り込み、筋力トレーニングなどの激しい運動をすると、血液中の赤血球が壊れます。赤血球が足りなくなって、貧血で体に酸素を運べなくなるからです。

貧血性のめまいは、栄養を取ることで改善できると思われがちなので、めまいが起きても、たくさん運動をしてたくさん食事をとれば大丈夫だと思っている方もいます。ですが、貧血の時は、消化能力も落ちていますし、吸収した栄養を運ぶ能力も落ちています。食べ物の消化の為に少ない血液を使ってしまい、脳に血液を回せなくて、脳貧血によるめまいを悪化させることもあるのです。

めまいが続いている時は、運動はしないか、軽いストレッチ程度にしておき、まずは赤血球を増やしましょう。

 

めまいが起きると、とても怖い気持ちになりますよね。怖い病気を疑ってしまいます。でも、そのめまいは生活習慣のせいかもしれません。もしくは、病院に行って検査をしても、異常も何もなくて、医師から「原因不明」と言われてしまうかもしれません。「原因不明」なんて言われたら、怖さと不安もひとしおですが、原因の候補として、生活習慣を見直してみましょう。

アルコールの量や飲み方を変えてみる。忙しい中でも時間を作って、ゆっくり眠ってみる。立ち上がり方を変えてみる。水分をいつもより多く取るよう心がける。気分転換をする。激しい運動を休んでみる。生活習慣を変えるだけで、めまいが解消できる方法もあるのです。今回は、めまいを感じたら改善した方が良い、5つの悪しき生活習慣についてお伝えしました。めまいを感じたら、試してくださいね。

今日のまとめ

めまいの原因になる生活習慣です。改善すれば、めまいが楽になりますよ

・アルコールは脳にも良くありません、量を減らしましょう。
・睡眠不足の過労を改善しましょう。
・立ち上がり方や水分の取り方を変えて起立性低血圧に対応しましょう。
・ストレスや不安も良くありません、気分転換をしましょう。
・運動のやり過ぎによる貧血もあります、運動を控えてくださいね。


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