首こりでめまいが起きる方必見!スッキリマッサージ法

首こりに悩む女性が急増中!しかも20代から40代の働く女性です。これも一種の現代病なのでしょうか。症状は首の後ろの筋肉のこりによる頭痛やめまい、不眠などです。首こりのことを難しくいうと頚性神経筋症候群(きんせいしんけいきんしょうこうぐん)と言うんだそうです。なんだかだんだん病気らしくなってきましたね。

20代から40代の女性に多い主な原因はパソコンやスマホの使い過ぎです。例えば体重50kgの人の頭の重さは5kg。その頭が常に前のめりに倒れると、首の筋肉や骨にかかる荷重は3倍に膨れ上がります。その状態が長く続いたら・・。そりゃ首も痛くなるでしょう。

しかも首の筋肉の疲れを放置すると、自律神経失調症やうつ病になる可能性があるというけっこう怖い話なんです。ですから、日頃からの首の筋肉のケアがとても大切。そこで今回は、首こりに悩む女性のみなさんへ、首こりスッキリマッサージ法をいくつかご紹介したいと思います。

 

首こりでめまいが起きる方必見!
スッキリマッサージ法

 

職場でサッとできる首マッサージ

仕事中にめまいがしたり、頭痛が止まらないことってありませんか?特にパソコンの見すぎで首が痛い時に効果抜群!ぜひ試してみてください。まずは、手を首の後ろに回して、マッサージの場所を確認。首の後ろの筋肉の両側に凹んだ所がありますよね。上の方です。頭の付け根あたり。そう、そこが風地のつぼ。そこをマッサージします。

やり方は簡単。まず筋肉を暖めるために温かいタオルを用意します。できるだけ熱い方が効果的なので、水で絞ったタオルをレンジでチンしてもいいかも知れません。それをビニール袋に入れて、風地のつぼを意識しながら首に巻きます。かなり気持ちいいですよ。首が温まったらタオルをはずして、指で風地のつぼをマッサージ。頭痛が止まるはずです。目が疲れた時にも効果的。

 

首こりに効果的なリフレクソロジー

リフレクソロジー?ぶっちゃけていうと、足裏マッサージのことなんですが、ちゃんとした学校があるくらい評判のマッサージ法です。首こりのつぼは足の親指の付け根の内側にあります。まず手の親指と人差し指で親指の付け根を挟むように包みます。そしてギュッと力を入れてください。「痛い!」痛いでしょう。

首こりが激しい時は特に痛いはずです。さらに力を入れたまま上下にしごきます。5、6回繰り返して、今度は反対の足です。ついでに、首の付け根から肩まで広がる僧帽筋のつぼ。足の小指の付け根からまっすぐ下に2、3センチ下がった所にあります。ここは人によって若干位置が違うので、自分で押して一番痛い所です。ここと足の小指の付け根を両手の指で外に押し出すように押してください。

 

おじぎストレッチと百会(ひゃくえ)マッサージ

首の筋肉は緊張の連続。寝ている時以外は、四六時中重たい頭を支えています。そこでたまにはその仕事から解放してあげましょうよというのが、おじぎストレッチと百会マッサージです。それではさっそくやってみましょう。まずは正座!次に両手を前に出して床に手をつきます。ゆっくり頭を深く下げて・・そう床に頭が付くまでです。いわゆる「ごめんなさい」状態ですね。これで準備完了。

ゆっくりお尻を上げて・・・だんだん頭に負荷がかかります。この辺のバランスがとても大切、あんまりお尻を持ち上げ過ぎると首に負担がかかるのでその手前でストップ!今、首の筋肉は仕事から解放されています。この状態で、百会のつぼをマッサージするのですが、百会のつぼは頭のちょうどてっぺん。ちょっとくぼんだ所にあります。乱暴にやると、かえって首を痛めますので慎重に!

 

床屋さんの首こりマッサージ

床屋さんや美容院でやってくれるマッサージって気持ちいいと思いませんか?見よう見まねでやってる人もいるけど、実はちゃんと理容学校の実習カリキュラムに組み込まれているんですよ。それでは、そのテクニックをちょっとだけ拝見。まず蒸しタオルを肩に乗せます。(よく、美容室でやってくれますよね)10分ぐらい乗せて首の周りや肩を温めます。そして、マッサージの開始。

手のひらで揉むような感じで首の下から鎖骨に向かって撫で下ろします。(これが気持ちいいんですよね)しばらくやるとずいぶん首が楽になります。次に鎖骨マッサージ。両側の鎖骨の周りを強く撫でたり揉んだりしてください。首の周辺はリンパ液や血液が溜まりやすい部分で肩こりやめまいの原因になります。

最後に蒸しタオルの上からポンポンと首筋や肩をたたいて完了!(ね!憶えがあるでしょう)。※理容師は、あん摩マッサージ指圧師という国家資格を持っているわけではないですが、首から上のマッサージは違法ではありません。

 

首こりの原因は肩甲骨に有り!

首こりが長期に渡ると色々な症状が現れます。腰痛、肩こり、不眠、肌荒れ、そしてもっとも代表的なのが、めまいです。立っていられないようなふわふわ感は自律神経失調症の始まりです。もしも首のまわりのマッサージでこんな症状が改善されない場合は、肩甲骨の筋肉のこりが原因と考えられます。これからご紹介する肩甲骨マッサージをやって改善されればまちがいありません。

まずは「起立!」正面を向きます。頭を左肩に向かって倒していきます。肩が頭を向かえに行かないように。肩の位置はそのままです。(この時点で首の筋肉がゴリゴリっと鳴くかも知れません)。限界まで倒したらその状態でストップ。30数えてください。

数え終わったら正面に向いていた顔を左に向けます。ぎりぎりまで向けたらそこでストップ!また30数えます。終わったら次は反対の肩。これを3回繰り返してください。最後に両腕を横に開いてひじを天井に向かってねじります。この運動を10回程度やって終わり。目安所要時間5分です。毎日やってください。

 

冷え性の人必見!リンパマッサージ

いつも手や足が冷たく、冷え症の人がいきなり首のマッサージをすると、そこだけが熱くなり頭に血が登ってのぼせてしまいます。ですから、足のマッサージから始めて体全体の血の循環がよくなってから首のマッサージをするようにしてください。まずは足のリンパマッサージから。4本の指をひざの内側に入れます。

そしてギューとつまむようにゆっくり5秒ぐらい時間をかけて押していきます。押し切ったところで5秒静止。そしてゆっくり力を抜く。これを数回繰り返してください。これを両足交互に繰り返します。だんだん足が暖まってくるのが解ります。

次は脇の下に両手を交差させて4本の指を入れ揉んでいきます。最初は脇の下から始めて鎖骨に指をずらしながら揉んでください。脇、鎖骨を繰り返します。最後に首のマッサージです。まず右の手を首の右側にあてます。次に首にあてた手を頭で押し付ける気持ちで右に倒してください。ゆっくり5秒で倒して5秒静止、5秒で戻すといった感じです。今度は反対側の首。この運動を1分間ほど続けます。

 

大人気のタイ古式マッサージ法(首、肩、背中編)

奇跡のマッサージと評判のタイ式マッサージです。ここでは、首こりに効く、首、肩、背中のマッサージ法をご紹介しましょう。残念ながら一人ではできませんので、ご主人か彼氏に協力してもらってくださいね。まずは、背中の筋肉を伸ばすためのストレッチから。

床にうつ伏せに寝てください。セラピスト役の彼はお尻に座ります。そしてお互いの手首の上を掴んで、えびぞり運動。限界までえびになって休憩。これを数回繰り返します。次はいよいよ肩、背中のマッサージ。手や肘を使って首の付け根や肩、肩甲骨の周りをマッサージします。一定のリズムを決めてやるのが効果的です。

今度は首のマッサージ。まず仰向けに寝て、セラピストの彼の片手を首の下に入れます。そして片方の手を使って首や鎖骨の周りを上下に揉んでください。最後は仰向けになった状態から両足を抱え込んで、真上に持ち上げる。首に停滞していた血液が頭に流れ込むのが実感できます。

 

いかがでしたでしょうか。

一言で首こりマッサージと言っても、いろんな方法があるもんですね。ですが基本は首の周りのリンパ液や血液の流れを改善することのようです。首は神経がたくさん集まる部分。脳から体へ送られる信号の通過点でもあります。ですから筋肉のこりを放置すると神経を圧迫して、めまいや頭痛、ひいては精神障害の原因になります。

しかし現実はパソコンやスマホで首に負担がかかることばっかりで、最近になって首こり対策が話題になるのも解る気がしますね。スマホ症候群なんて新語も登場するくらいです。ですから、今回の首こりスッキリマッサージ法をぜひご参考に、自分にあった方法を見つけて早めの対策を行ってください。

 

まとめ

首こりでめまいが起きる方必見!スッキリマッサージ法

・職場でサッとできる首マッサージ
・首こりに効果的なリフレクソロジー
・おじぎストレッチと百会(ひゃくえ)マッサージ
・床屋さんの首こりマッサージ
・首こりの原因は肩甲骨に有り!
・冷え性の人必見!リンパマッサージ
・大人気のタイ古式マッサージ法(首、肩、背中編)


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