右手のしびれがとまらないとき疑われる危険な病気とは?

右手のしびれがとまらないとき疑われる危険な病気とは?

あれ、なんだか右手のしびれが続いているなぁ。そんなとき、あなたはどのような原因を考えますか?うっかり右手を下にして眠ってしまった、スポーツで右手を酷使しすぎた、気温が低く、体が寒さを訴えている。

上記のようなもっともらしい理由をつけて、そのままにしていませんか?思い当たる節がなくとも、そのうち収まるだろうと放置する方も多いのではないでしょうか。もちろん日常動作に起因するただの筋肉痛であることも多いかもしれません。

しかし、たかがしびれと軽視してしまうのは危険です。右手のしびれは重篤な病気を発症しているサインだという可能性もあるのです。

以下では、右手のしびれがとまらないとき疑われる病気について紹介していきます。慢性的に右手のしびれが続くようであれば、以下の病気を発症している可能性もありますので、思い当たる節の有無に関わらず医師の診察を受けることをおすすめします。



 

右手のしびれがとまらないとき
疑われる危険な病気とは?

 

脳梗塞


脳梗塞は脳卒中の一種であることをご存知でしょうか? 脳卒中とは脳の血管の病気をまとめた総称で、脳卒中の7・8割が脳梗塞によるものであるとも言われています。脳梗塞とは、脳の血管が狭くなったり詰まったりして血流が止まってしまう病気です。

血液が流れなくなってしまった部分の脳細胞は、壊死または壊死に近い状態になり様々な症状や後遺症を引き起こします。脳梗塞はがん、心筋梗塞に次いで日本人の死因第三位に位置づけられている病気でもあるため、早期発見が重要です。

初期段階の症状で良く知られているのは、顔や手足の感覚がなくなる、ろれつがまわらなくなる、立ちくらみがするなど様々ですが、右手のしびれも脳梗塞の可能性があると覚えておくと良いでしょう。

ちなみに脳梗塞は生活習慣に密接に関係しているため血液検査において『・血糖が異常値・高血圧・中性脂肪が高い・コレステロール値が高い』一つでもあてはまったあなたは要注意です。

 

脳出血


上記で説明したように、脳梗塞が脳内の血管が詰まるのに対して、脳出血は文字通り脳内で出血が起こっている状態になります。先程脳卒中の7・8割は脳梗塞であるとお伝えしたことからわかるように、脳出血は脳卒中の中でも脳梗塞以外の2・3割にあてはまります。

強く頭を打った際や、めまいや頭痛など意識に障害があらわれている際とは異なり、右手のしびれだけで脳出血と結び付けることは難しく発症に気付かない場合があります。脳出血も最悪の場合死に至ることがありますので、小さなサインを見逃さないようにしたいですね。

こちらも脳梗塞と同じく、高血圧や高コレステロール、喫煙による血管収縮などの生活習慣病が発症に関係してくるため、日々の生活でしっかり予防していきましょう。

 

脳腫瘍


脳梗塞、脳出血と脳の病気をご紹介しました。脳に関する病気として、最後に脳腫瘍の可能性もお伝えしておきたいと思います。脳腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。良性のものは無症状のものがほとんどですのでここでは説明を省略させていただきます。

今回、脳腫瘍として記載するのは悪性の脳腫瘍です。悪性腫瘍は悪性新生物(がん)と言い換えていただければわかりやすいかと思います。それだけがんは重病として有名です。皆さんも難病とは何かと問われれば、真っ先にがんを思い浮かべるのではないでしょうか。

確かに悪性新生物(がん)は日本人の死因第一位にランクインしている怖い病気です。しかし医療技術もどんどん発達している近年、がんは決して治らない病気ではなくなりました。右手のしびれからがんの可能性を想定し、早期発見治療を心がけましょう。

 

後縦靭帯骨化症


後縦靭帯骨化症は、比較的高齢の方に多く進行性のある病気です。ある程度年齢層の高い方で右手にしびれがあるという方は、この病気に罹患している可能性があります。首の付け根の靭帯に刺のようなものができて、右手がしびれている状態です。

後縦靭帯骨化症は難病指定の病気ですので身体障害者手帳を取得することもできます。手術をしていくらか良くなることもありますが、術後も再び手がしびれて来たり動かなくなったりする場合もあります。

症状が足に出ることもありますので、おかしいなと思ったら整形外科などを受診しましょう。日常生活に支障が出てくるので、それにあった福祉用具や住宅改修が必要となります。

 

頚椎症


頚椎症というとピンとこないかもしれませんが、簡単に言うと肩こり、首こりです。多くは手のしびれ以前の段階で軽い肩こりや首こりと同様の症状が出ているので、この段階で整体等へ行けば比較的軽度に抑えられる病気でもあります。

ただし、症状が出ているのに対処せずに放置していると、頚椎症から頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症になり、最終的には頚椎症性脊髄症を発症する恐れがあります。単なる肩こりやしびれだと放置せずに早めに受診しましょう。

 

腱鞘炎


腱鞘炎は職業病と呼ばれることも多い病気ですね。よく耳にする病名だと思いますが、実は原因ははっきりとはわかっていません。ただ、一か所の関節へ負荷をかけすぎると発症すると考えられています。反復作業の多い職に就いている方に多くみられる病気です。

職業柄、執筆者やタイピングの多い方は指の腱鞘炎に、工場などで加工やライン作業をしている方は手首の腱鞘炎にかかりやすいと言われています。

一般的に腱鞘炎は男性よりも女性がなりやすい病気です。発症すると進行の速い病気でもありますので、違和感を覚えたら迅速に対応しましょう。通常は整形外科への受診となります。

 

手神経麻痺


最後にご紹介するのは手神経麻痺です。ほとんどが日常動作に起因するものです。

テニスやバドミントンでラケットを握ったり、楽器を演奏したり、文字を書いたりする際に指の一か所もしくは数か所に負担がかかってしまい、そのまま手の神経が麻痺してしまったケースですね。こちらも早めに整形外科を受診しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。たかがしびれ、ですが長引くときには上記に挙げたような病気が隠されていないとも限りません。

痛みや発熱など緊急性がないとなかなか病院まで足を運ぶ気にはならないものですが、もしもご自分の生活状況において少しでも心当たりがあれば医療機関に行って検査をしてもらいましょう。

何でもなければ安心しますしね。しびれ以外にめまいなどがある場合を除き、まずは整形外科の受診を受けるとよいでしょう。

 

まとめ

右手のしびれがとまらないとき疑われる危険な病気とは?

・脳梗塞
・脳出血
・脳腫瘍
・後縦靱帯骨化症
・頚椎症
・腱鞘炎
・手神経麻痺