口臭に隠れる怖い病気!放っておくと死に至る7つの症状

口臭に隠れる怖い病気!放っておくと死に至る7つの症状
あなたの身近な人で、口臭がきつい方はいますか?口臭は自分自身では気がつきにくいのですが、対峙する人には瞬時に不愉快感を与えるため、身近な家族などの口臭は、早めに知らせて対処を勧めるといいでしょう。ニンニクや口臭を強くする食べ物を摂取した場合や、虫歯や歯周病が原因の口臭の場合も、きつい口臭がして周囲に迷惑をかけます。

しかし口臭は、命にかかわるほどの重篤な病気のサインである確率も高いので、放置せずに早めに原因追究することをおすすめします。たかが口臭と放っておくと、死に至る病気がじわじわと身体をむしばみ続けることになりかねませんよ。

 

口臭に隠れる怖い病気!
放っておくと死に至る7つの症状

 

糖尿病

国民病として日本に蔓延している糖尿病。体内のインスリンという血糖値を下げる働きをする成分が不足して発症する病気です。糖尿病になると、甘酸っぱいにおいやリンゴが腐ったような口臭がすると言われています。

糖尿病は、早期発見できれば比較的楽な治療で済みます。しかし糖尿病の怖いところは、病気が進行してからでないと症状が出にくいため、発見が遅れやすいということです。体内の血管内でインスリン不足が続くと、血管内に残ったブドウ糖が血管をぼろぼろにしてしまいます。そうした血管障害が引き起こす合併症に、腎臓病や動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞があげられます。

糖尿病は様々な合併症を併発する病気なので、たかが糖尿病と甘く見ずに、口臭などの症状がみられたら、早めに受診しましょう。

 

口腔がん

舌や頬粘膜など、口腔内のがんのことを総称して「口腔がん」といいます。口腔がんは早期発見できれば予後の生存率の高いがんです。しかし舌に出来たがんなどは、進行するとリンパや他の臓器に転移しやすいため、気をつけなくてはなりません。

初期症状として、痛みやしこり、出血や口臭などがあるので、気になる症状があれば早めに歯科医に相談しましょう。

 

慢性肝炎

肝臓には臭いの元を分解する働きがあります。そのため肝臓に異常があると、においのもとがうまく分解されずに、血液に乗って体臭や口臭を発します。慢性肝炎などが原因の口臭は、ネズミ臭と呼ばれ苦味を伴います。更に肝炎が進行すると、カビ臭や腐卵臭といった強烈な口臭を発するようになります。

聞いただけでも鼻をつまみたくなるようなこれらの口臭のある方は、周囲のためにも一刻も早い受診をおすすめします。特に、お酒をよく飲む方は、肝臓に負担をかけているので慢性肝炎に注意するといいでしょう。病気で健康を損なうことも心配ですが、自分の口からネズミの臭いがするなんて、ショックですからね。

 

気管支炎

気管支炎などの呼吸器系の病気になると、呼吸が乱れて口が乾燥し、ドライマウスになってしまいます。そして口腔内が乾燥すると、菌が繁殖しやすくなり、菌の増殖による口臭が発生してしまいます。気管支炎は軽度であっても入院を余儀なくされる病気です。

呼吸が苦しくなり、いつもよりも荒い息づかいになる時は、お医者さんに受診して胸の音を聞いてもらった方がいいかもしれません。

 

気管支拡張症

台所の野菜や魚の骨などの生ごみが腐ったような口臭がした場合、前述したような気管支炎や気管支拡張症などの病気を疑うべきでしょう。酷い咳などで痰が気管を傷つけ、化膿することによって発生する口臭は、生ゴミが腐った臭いになるといいます。気管支の壁が壊れて拡張してしまい、その部位に痰がたまり、慢性的に感染症を起こす病気を気管支拡張症といいます。気管支の病気を原因とする口臭は、呼吸の苦しさや大量の痰を伴うため、発見しやすい病気といえるでしょう。

しかし治療にかかる日数や体の負担は大きいため、軽い風邪などでもしっかりと早めに直し、気管支系の病気にならないよう予防することが大切です。

 

肺がん

口臭の原因の大抵は口腔内にあり、次に気管支系や胃の病気を疑うものです。口臭がきついからと言って、まず肺がんを疑うことはほとんどありません。しかしヘビースモーカーの方は、煙草のタールが肺にいきわたっているため、肺がんになりやすいと言えるでしょう。喫煙者が肺がんになる確率は、煙草を吸わない人の10倍以上とも言われています。

そして喫煙者の発するタールの臭い交じりの口臭は、まぎれもなく肺からきています。強烈なタール交じりの口臭を発している人は、肺がんを疑って定期的に受診することをおすすめします。また、肺がんでないにしても、口臭そのもので周囲に多大な迷惑をかけていると自覚し、煙草の本数を減らすなどの努力をした方がいいでしょう。煙草は単なる嗜好品です。依存しすぎて健康を損なわないよう注意しましょう。

 

咽喉頭のがん

鼻の奥から喉にかけての部位を「咽頭」といいます。口臭の原因に、口腔内の病気に次いで考えられるのが、この咽頭部の病気です。咽頭部に癌ができると、不思議なことに喉には症状が出ずに、耳や鼻に主な症状が出るのです。耳鳴りや難聴や、鼻水鼻づまりなどです。症状自体は「あれ?」と思い見逃してしまいがちですが、これらの症状とともに原因不明の口臭や、口腔内の出血などがあった場合は急いで耳鼻科に受診しましょう。

咽頭部に病気があると、会話などの他者とのコミュニケーションに多大な影響があるため、仕事などに差し障ります。早期発見と治療を目指したいですね。

 

口臭から発見できる、命にかかわる病気を7つ紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

口腔内や咽頭部位、そして気管支から肺にかけて、癌はもちろん簡単に命を奪いかねない恐ろしい病気ですが、その他にもたくさん恐ろしい病気が存在するのです。たかが口臭、されど口臭です。口臭は自分では気がつきにくいため、自覚症状としての発見はどうしても遅れてしまいます。周囲の人の発見と勧告が、病気の早期発見のための鍵となるため、口臭のある方に礼をかかないようにさりげなく教えてあげられるといいですね。

あなたの助けによって、助かる命があるかもしれませんよ。

 

まとめ

口臭に隠れる怖い病気!
放っておくと死に至る7つの症状

・糖尿病
・口腔がん
・慢性肝炎
・気管支炎
・気管支拡張症
・肺がん
・咽喉頭のがん


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