慢性的に膝が痛むという方は、膝の筋肉不足かもしれません。膝の筋肉は加齢とともに衰えていきます。特に、成人してから運動不足になった人は、ふとした拍子に膝を故障しやすいでしょう。急な運動などは避けて、膝にしっかりと筋肉をつけていくことが大切です。
慢性的に膝が痛むという人は、日常生活を見直して、運動を取り入れていくといいでしょう。膝痛回避のために、膝に適度な筋肉をつけておけば、筋肉がしっかりと膝を支えてくれるため、膝を故障しにくくなるからです。
また、膝に筋肉をつけるとともに、食生活をみなおして、筋肉の付きやすい栄養素を積極的に取り入れましょう。以下に紹介する、膝痛を治すための7つの方法を是非実践してみてください。
慢性的な膝痛は自分で治す!
食事や運動など7つの対策
屈伸で膝を柔軟にしよう
長い間運動不足でいると、膝の筋肉ががちがちに固くなって柔軟性を失ってしまいます。硬くなった膝で運動をすると、急に動かしたことで膝を痛めることがあります。一度膝を痛めてしまうと、慢性的な膝痛を感じるようになり、歩行に影響が出て不自由になるでしょう。
そうならないためにも、屈伸で膝を柔軟にしておくといいのですね。またすでに慢性的な膝痛があるときは、歩く前などに屈伸をすることで、膝の血行が良くなるため痛みが和らぎます。
ウォーキングを習慣づけよう
慢性的な膝痛の方は、もともと運動不足である場合が多いでしょう。日ごろから膝の筋肉を衰えさせないように適度な運動をしておくことが一番です。
膝痛のある方でも、痛まない程度にゆっくりと歩くなどの習慣をもち、徐々に膝に筋肉をつけて鍛えていくといいでしょう。膝に筋肉がないと、膝の軟骨や骨がこすれあって痛みが発症します。
膝には筋肉をつけておくために、短い距離でもいいので、毎日ウォーキングを心がけましょう。ウォーキングは一生を通して続けられる運動です。膝だけでなく、体中の血行を良くして、緊張をほぐしてくれるでしょう。
歩く前の膝回しも有効
ウォーキングやスポーツを始める前には必ず準備運動をしましょう。膝や足首や股関節などの関節部位は故障しやすいため、運動前によく回しておくといいでしょう。
特に慢性的な膝痛のある方は、膝回しをしっかりとしましょう。左右それぞれ30回くらい回して、しっかりと膝をほぐすことで、久しぶりの運動にも柔軟に対応できるはずです。
縄跳びで膝に筋肉を!
膝痛にお悩みの方は、膝に適度な筋肉をつけることで、慢性的な膝痛から解放されるでしょう。膝に筋肉をつけるためにいい方法はいくつかあります。ジョギングは膝に筋肉をつけるのに、最も適した運動です。
しかし夏などの熱い時期にジョギングをすると脱水の危険もあるし、ジョギング自体の大変さから3日坊主になる可能性も高いでしょう。思い立った時にすぐできる膝の筋肉を鍛える方法でお勧めなのが、「縄跳び」です。縄跳びはジャンプを繰り返すため、膝にクッションの役割を果たす筋肉をつけてくれるでしょう。
小学校の頃など体育で縄跳びをして以来、縄跳びに挑戦される方はご注意ください。最初は無理せず100回くらいから始めるといいかもしれません。いきなり1000回から始めてしまうと、翌日にはひどい膝痛に悩まされることになるからです。
鳥の軟骨を摂ろう
膝痛から解放されるべく、膝に筋肉をつけようと運動に励む方にお勧めの食材は、「鳥の軟骨」です。鳥の軟骨成分は、人間の膝を作る成分とよく似ているからです。
膝を鍛えるための運動をしている人は、鳥の軟骨を積極的に摂りいれるといいでしょう。鳥の軟骨は値段こそ安いものの、固くてこりこりしているため、食べにくさが難点です。塩麹などに付け込んで柔らかくしてから揚げるなど、工夫して摂取しましょう。
たんぱく質を積極的に摂ろう
上述した鳥の軟骨同様に、筋肉をつけやすくするためにも「たんぱく質」を積極的に摂りましょう。たんぱく質は肉や魚、卵や乳製品が代表的な食材と考えられがちなのですが、我々日本人にとって、昔から摂取し続けてきた「たんぱく質」はズバリ大豆です。
大豆製品のたんぱく質は、日本人の体の中で分解しやすく吸収しやすいため、積極的に摂ることをお勧めします。慢性的な膝痛の原因である膝の筋肉不足を解消するために、食生活にも気を配りましょう。
ひざ裏のマッサージをしてみよう
慢性的に膝に痛みを抱えている方。びりびりと膝が痛んだ時に、膝の裏側を自分でマッサージしてみましょう。膝の裏側には血管が多く通っており、ここをマッサージすることによって血流がよくなります。
血の巡りをよくすることで患部の炎症や痛みを抑えることができるため、お風呂などで温めながらマッサージしてあげましょう。一日の下半身の疲れをとるためにも、ひざ裏のマッサージは効果的です。
慢性的な膝痛にお悩みの方に、ご自分で膝の痛みを治す方法を紹介してきました。膝の痛みの原因は、膝の筋肉不足のために、膝の骨や軟骨などの組織がこすれあっているためと考えられます。そのため、ゆっくりでもいいので、膝に筋肉をつけていく方法を主にご紹介しました。
また、筋肉をつけるために必要な栄養素も合わせて紹介したので、運動と同時に、食生活も気を付けてみましょう。膝痛を放置すると、一生歩行が困難になる場合もあるため、若いうちから膝の筋肉を衰えさせないよう、積極的に運動するといいでしょう。
まとめ
慢性的な膝痛は自分で治す!食事や運動など7つの対策
・屈伸で膝を柔軟にしよう
・ウォーキングを習慣づけよう
・歩く前の膝回しも有効
・縄跳びで膝に筋肉を!
・鳥の軟骨を摂ろう
・たんぱく質を積極的に摂ろう
・ひざ裏のマッサージをしてみよう