腹痛の原因を突き止めて、症状を軽くする3つのポイント

腹痛の原因を突き止めて、症状を軽くする3つのポイント
誰しも一度は経験のある突然の腹痛。重要な会議や朝急いでいるときに限って、お腹が痛くなってしまうという人も多いですよね。急に襲ってくる腹痛は、何回経験しても本当に辛いものです。

腹痛の原因は、痛む部位、強さ、種類(鈍い痛み、キリキリとした痛みなど)、さらに併発している症状によって特定することができます。また、胃や腸といった消化器系だけでなく、循環器系、泌尿器系、婦人科系など、さまざまな病気が原因になっている場合もあります。

腹痛の原因を突き止めて、症状を軽くするには、病院に行って治療を受けるのが一番ですが、いざ腹痛に見舞われたら、一刻も早く目の前の腹痛を抑えたい、というのが本音ではないでしょうか。

そこで今回は腹痛の中でも、最も代表的な腹痛の原因(下痢・便秘・生理痛)を突き止めて、症状を軽くする3つのポイントをお伝えします。

 

腹痛の原因を突き止めて
症状を軽くする3つのポイント

 

下痢の場合は、3つのツボ押しをしよう

突然の腹痛の中でも一番厄介なのが、下痢です。一番良いのはトイレへ駆け込むことですが、仕事中や電車の中など、状況によってはそれがすぐ出来ない場合もあります。

そんな時は、下痢に効くツボを押しましょう。下痢に効くツボは、全部で3つあります。

ひとつは『合谷(ごうこく)』というツボ。人差し指と親指の骨が合流する位置から少し人差し指よりにあるツボで、少しくぼんでいるところにあります。

また『三間(さんかん)』も下痢に効くツボと言われています。人差し指の付け根の関節で、少し親指よりにある凹みのある位置にあります。

また『温溜(おんる)』というツボも、急激な痛みや症状を改善してくれる効果があると言われています。このツボは手首とヒジのほぼ中央にあります。

これら3つのツボは、腹部に効くツボと言われ、ツボを指圧することで、痛みや下痢の症状が緩和すると言われています。場所を選ばずに出来るので、ぜひ実践してみましょう。

また、下痢止めに効く食べ物といえば梅です。梅には殺菌作用があるので、下痢になりやすい人は梅干しを毎日1個食べるようにしましょう。

さらに、下痢にならないように予防するには、腸内環境を整えることも大事です。腸内の善玉菌を増やすために、ヨーグルトや納豆を食べる習慣を身につけましょう。

 

便秘の場合は、のの字マッサージをしよう

便秘がひどくなると、腹痛になることがあります。我慢できるうちはいいのですが、痛みがひどくなって激痛になると大変です。便秘は初期のうちに解消したいですよね。便秘による腹痛を和らげる方法としては、マッサージが効果的です。

マッサージの中でも特に効果があるのは「のの字マッサージ」です。のの字マッサージは、おへその中心からクルクルと腸の形にそってやさしく撫でるようにマッサージをします。タイミングとしては朝起きてすぐか、お風呂上りに1分ほどクルクル行いましょう。

マッサージをすることで、お腹が温まり、腸が動き出すので、便秘にも腹痛にも効果があります。また寝ながら行うことで、より腹痛を和らげることができます。

ゆっくりと手を動かすだけでガスを排泄させる効果があり、これだけで腹痛が収まることもあります。ガスが溜まっていない場合には、少し強めにマッサージをしましょう。

また下痢の場合と同様に、便秘の場合もツボ押しが効果的です。

『合谷(ごうこく)』と呼ばれるツボは、下痢だけでなく便秘による腹痛も解消します。便秘の腹痛がきたら、体を前かがみにしてうずくまり、合谷のツボを押しましょう。痛みがラクになるのが実感できるはずです。

 

生理痛の場合は、仙骨を温めよう

多くの女性の方が悩んでいる生理による腹痛。その大部分は、冷えや骨盤のゆがみ、そして女性ホルモン「エストロゲン」の乱れが原因で引き起こされます。したがって、生理による腹痛を和らげるには、腰を温めると効果的です。

特に仙骨(おしりの割れ目の上あたりにある骨)を温めると、全身がポカポカになり、ここを温めることで、エストロゲンの働きも活発になり、生理による腹痛も和らげてくれます。それでも冷えが気になる時は、おへその下にもカイロを貼って温めましょう。

また、生理による腹痛には、アロマオイルを塗るのもオススメです。

仙骨のまわりにオイルを塗り、くるくると螺旋を描くように下から上へマッサージしましょう。アロマオイルには、温める効果と香りによるリラックス効果があるので、きつめの生理痛もスーッと治まっていくようです。

さらに、『三陰交(さんいんこう)』という生理痛に効くツボを押すのも、腹痛を和らげるのに効果があります。

このツボは、足の内側のくるぶし(足首の所にある骨が盛り上がっている部分)から、指の横幅4本分くらい上にあがったところにあります。骨の上ではなく、骨と肉のキワにある凹みを目印にして下さい。ここを押すと生理痛がスーッと軽くなります。

最後に婦人科の医師によれば、週に数回ほど運動をする女性は、そうでない女性に比べて生理痛が軽いそうです。散歩を短時間行うだけでも、生理痛特有の不快感、腹痛を取り除く効果があります。

今まで運動をする習慣のなかった人は、予防のためにも、まずはウォーキングから始めてみましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

このように原因別に、腹痛を軽くする方法を知っておくことで、これからは突然の腹痛にも、ジタバタすることなく、冷静に対処することができそうですよね。特にツボ押しは、外出先でも即出来るので、急な腹痛を和らげるのにオススメです。ぜひ試してみて、周りの方にも教えてさしあげて下さい。

最後に、ひとくちに腹痛と言っても、ここでご紹介した下痢、便秘、生理痛など軽症なものから、薬など内科的処置 を必要とするもの、手術が必要な重症なものまで、さまざまな腹痛があります。

腹痛には、重大な病気が隠れている場合もありますので、今まで経験したことがないような痛みや、普段の腹痛と異なる痛みの場合は、なるべく早く病院に行って、医師による適切な治療を受けましょう。

今回ご紹介した3つのポイントは、腹痛の苦しみから解放されたい時や、ヤバいかも、、、と思った時に、ぜひ試してみましょう。

 

今日のまとめ

腹痛の原因を突き止めて、症状を軽くする3つのポイントとは

・下痢の場合は、3つのツボ押しをしよう
・便秘の場合は、のの字マッサージをしよう
・生理痛の場合は、仙骨を温めよう


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