突然の突き指?!自分で治療する為に必要な7つの処置


バスケット、バレーボール、ドッヂボールなどボールを使った運動で良く起きるけがの一つに「突き指」がありますよね。競技をされている人ならだれでも一度は経験している怪我なので対処方法も人によって違う事も多く、何をどうすれば良いのかわからなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。

「突き指」は指の靭帯の損傷なのでより正確な治療をしたい時には病院に行って頂くのが一番なのですが、実は「突き指」は早期の治療がとても重要なのです。

そこで今日は、病院に行くまでの間に、安全に自分で「突き指」の治療をする為の処置についてお伝えします。ではご覧ください。

 

突然の突き指?!
自分で治療する為に必要な7つの処置

 

突然起こるのが怪我ですよね。日頃練習をどんなにしていても何かのプレーのきっかけで「突き指」が起きてしまった時、あなたならどうしますか?慌てて病院に行く。そのまま痛みをこらえてプレーを続ける。いずれにしてもできるだけ、痛みが少なく周りを心配させない対処するには、まずは

競技中に「突き指」をした時は競技を中断しましょう

普段の練習や試合の途中に「突き指」は起きます。けがをしたのにそのまま試合に出てしまうと痛みが悪化するだけでなく、腫れも出現してしまうので治療期間は長引いてしまいます。

そのまま競技を続けたい状況もあるかもしれませんが、その後の運動出来ない期間を考えると「突き指」をしてしまった時は出来るだけ早く競技から外れましょう。

 

本当に突き指なのか観察しましょう

「突き指」は指の靭帯の損傷です。突き指がさらに重症化している場合に靭帯断裂や骨折になります。突き指自体はきちんと自分で処置をすれば完全に治る事が出来るのですが、靭帯断裂や骨折が起きてしまうと自分で治療する事は困難ですし、指の変形や運動障害をなど後遺症を残してしまう事もあります。

「どんどんけがをした部位が腫れてくる」「自分で指が曲がらない」「指が横にぐらぐらする」時は病院に行きましょう。

 

周りの人に突き指をした事を伝えましょう

「突き指」は運動時におきる怪我の中でもあまり他の人に気付かれない時が多い怪我です。どちらかというと軽症な怪我に分類されますが、それでも早期処置が早期回復につながります。

病院に行かないで対応するにしても、一緒に処置をしてくれる人の存在が必要です。

 

突き指をした手を上にあげましょう

指の靭帯の周辺には細かい毛細血管があります。靭帯が損傷すると毛細血管も損傷しない出血を起こします。「突き指」をした手を心臓よりも高く上げる事で血流を減らし、内出血を最小限にとどめましょう。

 

突き指したところを冷やしましょう

突き指をした時に損傷した靭帯は熱を帯びます。熱を帯びると周辺の炎症反応が活性化されて指はどんどん腫れてしまいます。腫れがひどい時は治療期間が長くなったり、痛みが増幅します。

キンキンに冷やす事は凍傷を起こしてしまう事もあるのでおすすめ出来ませんが、濡れタオルを患部にあてる、専用の氷嚢にタオルを巻いてひんやり感じる程度に冷やす事は腫れを軽減し、痛みを和らげてくれます。

 

突き指をした部位の安静を保ちましょう

「突き指」に自己整復を試みる事もありますが、きちんと処置できていない事も多く、回復しても「突き指」を繰り返してしまう事があります。整復が必要な「突き指」の時は病院に行きましょう。

「突き指」は受傷直後あまり痛みが伴わないので整復を試みたいとは思われるかもしれませんが、損傷した部位を引っ張るという事は傷の程度を悪化させることになりますのでおすすめ出来ません。安静が大切です。

 

突き指をした手を固定しましょう

突き指をした部位は靭帯の損傷を起こしているので出来るだけ動かさないで過ごす事が大切です。手の突き指がほとんどなので何もしないで安静を保つ事は非常に困難です。そんな時に重要な処置にテーピング用のテープを使った固定です。

怪我をした部位がぐらぐらしないように固定するのですが、受傷直後にテーピングで固定してしまうと、後から腹てくるので血流を遮断してしまいます。なので、受傷直後アイシングで冷やし腫れが落ち着いたところでテーピングの固定をしましょう。固定をするときは皮膚に負担をかけないようにうすいスポンジで出来た保護材を皮膚にあててからまくようにしましょう。

 

このように、「突き指」の応急処置は最初の1分間で治療期間が大きく変わってきます。怪我の程度がかなり重症であったとしてもきちんと処置をしたならば一週間程度で治ってしまいます。

逆に「突き指」をした後処置をしない、もしくは強引に整復するなど不適切な処置をしてしまうと治療期間が月単位になってしまったり、変形したまま治り、手を人前に出せなくなってしまったり、物がつかみにくくなったり日常生活上の支障を抱えたまま過ごす結果になってしまいます。

急な怪我はびっくりして慌ててしまいますが、今回お伝えした処置を行う事で痛みが少なく早い回復が十分期待できます。怪我は起きて欲しくありませんが、ぜひ7つの処置をやってみていただければ幸いです。

まとめ

突然の突き指には

・競技中に「突き指」をした時は競技を中断しましょう
・本当に突き指なのか観察しましょう
・周りの人に突き指をした事を伝えましょう
・突き指をした手を上にあげましょう
・突き指したところを冷やしましょう
・突き指をした部位の安静を保ちましょう
・突き指をした手を固定しましょう


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