手のしびれは病気の前触れ?症状から推測される7つの疾患 


手のしびれという症状は、様々な病気の「初期症状」として発症します。手がしびれたときにまず疑う病気とはなんでしょうか。単純に「手」に何か起こっていてしびれがでているわけでなく、手以外の部位が原因であることが多いのです。

大きく分けると、肩から先の「腕部位」と脊髄を中心とする「頸椎部位」と、一番問題の大きい「脳部位」の3つの原因が挙げられます。手のしびれは放置しておくと、その原因となる病気がどんどん進行してしまうため、原因不明の手のしびれは、病院に行って要因を突き止めましょう。

その際に、手がどのようにしびれるのかを医師に報告しやすくまとめていった方が良いでしょう。「片手だけしびれる」「両手がしびれる」「足も同時にしびれる」などの情報を自分なりにまとめてみましょう。

 

手のしびれは病気の前触れ?
症状から推測される7つの疾患

 

糖尿病で手がしびれる

糖尿病になると、手足にしびれが出る神経障害が起こることがあります。末端の神経障害は糖尿病の有名な初期症状の一つです。手足がぴりぴりとしびれるときは、糖尿病を疑って受診するといいでしょう。

また、手足のしびれと同時に、手足の感覚が鈍くなるという初期症状もあわせてあらわれることがあります。これらの症状があるときは糖尿病の可能性があります。また、糖尿病が進行すると、末端の神経障害として感覚がなくなっていくと言います。早期発見を目指したいですね。

 

女性に多い甲状腺障害

甲状腺はホルモンを作り出す働きがあります。年齢や様々な原因によって甲状腺の機能が低下すると、体のあちこちに不具合が生じます。甲状腺機能低下症と呼ばれるこの病気は、手のひらの付け根にある「手根管」という部位の神経に影響を与えます。手根管症候群に発展すると、手がしびれる症状が出ます。手のしびれを感じたときは、原因は甲状腺の機能低下かも知れません。

 

肘が原因で手がしびれる

上述した手根管症候群のほかに、肘にある肘根幹の神経に障害があり、手がしびれる場合もあります。神経障害が出る理由も様々ですが、肘根幹内部で何らかの神経圧迫が起きている可能性が高いでしょう。

上述した手根管症候群の場合は、親指や人差し指あたりにしびれが出る場合があります。それに比べて肘根幹症候群の場合は、小指や薬指にしびれの症状が出ます。しびれの部位によって、体のどこに異変があるかを探りましょう。

 

手のしびれは脳の異常?!

人間の脳内には様々な神経や血管があります。運動不足や深酒や喫煙によって、体中の血管が細くなっていきます。更にその細くなった部分に血液が詰まり、血管で梗塞がおきてしまいます。それが脳内の血管であれば脳梗塞に。そしてやがて血管が破裂して、脳内出血になるでしょう。

脳内出血の位置によっては末端神経を圧迫してしまい、手のしびれや足のしびれ症状が出ます。脳が原因で手足がしびれるときの特徴は、体の半身だけにしびれ症状が出ることです。日ごろから体の半身にしびれが出る方はもちろんですが、ある時急に半身にしびれが出た場合は緊急を要する症状のため、すぐに病院に駆けつけましょう。

 

ヘルニアによる神経圧迫 

背骨の中枢にある、頸椎に異常があると、手にしびれが出る場合があります。頸椎には手足につながる大切な血管や神経の束があります。何らかの原因で頸椎に損傷があり、ヘルニアなどの病気になってしまうと、それらの神経の束が背骨によって圧迫されて手や足にしびれが出るのです。

頸椎椎間板ヘルニアの人は、片側の手や腕だけがしびれるという症状が一般的です。しびれを通り越して、手の感覚がなくなってくる人は重症と言えるでしょう。その場合は手術などする必要が出てきます。

 

腫瘍が原因で手がしびれる

頸椎や脳の障害で、手や足の末端がしびれることはよくあります。その中でも深刻な病気はやはり、「癌」でしょう。癌による腫瘍が、頸椎や脳にできて、血管や神経を圧迫してしびれ症状が出る場合があります。

腫瘍の大きさにもよりますが、化学療法や手術などの治療を行うことで、手足のしびれもなくなるでしょう。腫瘍は早期発見によって予後が大きく変わる病気なので、なるべく早くに発見を目指したいですね。手のしびれを感じたら、すぐに病院に行くようにしましょう。

 

しびれたらすぐに病院へ!

脳梗塞や脳溢血などで手がしびれた場合、放置すると命に関わることが多いです。手足のしびれ症状が片側だけに起こる場合は脳の障害を疑って、すぐに病院にかけつけましょう。

また、手のしびれと同時に、よだれが出るなどの口の神経障害や、うまく歩けなくなるなどの歩行障害が出た場合は脳の病気の可能性が高いでしょう。

 

手のしびれ症状がでる病気を7つの項目に分けて紹介してみました。お心当たりのある手のしびれ方を自覚している方は、すぐにかかりつけの病院に行って相談しましょう。頸椎などは加齢によって損傷するケースも多いのですが、普段の生活習慣を正すことで多くの病気は回避することができます。

特に糖尿病や血管の梗塞は、運動不足や睡眠不足や食生活の改善で防ぐことができます。ある程度年齢を重ねたら、残りの人生を健康に過ごすためにも若いころのような不摂生をやめて、体に優しい生活習慣を心がけてください。

 

まとめ

手のしびれは病気の前触れ?症状から推測される7つの疾患

・糖尿病で手がしびれる
・女性に多い甲状腺障害
・肘が原因で手がしびれる
・手のしびれは脳の異常?!
・ヘルニアによる神経圧迫
・腫瘍が原因で手がしびれる
・しびれたらすぐに病院へ!


連記事