利き腕と逆の左手がしびれたときに疑うべき病気とは?

利き腕と逆の左手がしびれたときに疑うべき病気とは?
日本人のほとんどは右利きだと言います。そのため、手や腕が腱鞘炎などの病気にかかるのは、右側が圧倒的に多いと言えます。しかし利き腕とは反対側の、左手にしびれや痛みの症状が出るときもあるのです。

今回は、左手にしびれや痛み症状が出る原因となる病気について解説していきたいと思います。利き腕とは逆の腕ならではのしびれの原因があるかもしれません。また、神経の圧迫などが原因での左手のしびれ症状は、たまたま左側の神経が圧迫されたためであり、場合によっては右手に症状が出ることもあります。

利き手とは逆の、左手だけに起こる症状の原因となる病気は意外と少ないため、他の症状を合わせてみることで、病気を突き止めることもできるかもしれません。

 

利き腕と逆の
左手がしびれたときに疑うべき病気とは?

 

両手のしびれの場合

両手が同時にしびれる病気はとても多く、甲状腺機能低下症や手根管出口症候群など、挙げだしたらきりがありません。両手にしびれ症状が出た場合は、同時に発症するいくつかの症状を記録して、総合病院などを受診することをお勧めします。

 

腱鞘炎の可能性も

よく使う利き手の右手が腱鞘炎になることはよくあります。右手はものを持ち続けたり動かし続けたりすることが多く、疲れや筋肉の使い過ぎによる腱鞘炎になりやすいのです。

しかし左手も例外ではありません。例えば仕事でカッターを使う時に、利き手とは逆の左手で、ずっと切るものを強く押さえつづけていますよね。その動作によって左手だけが腱鞘炎になることもあるのです。

また、日曜大工でノコギリなどを使う時にも同じことが言えます。押さえる側の左手に、知らず知らずのうちにものすごく負荷をかけているため、たまには息抜きをして腕回しなどでリラックスしましょう。

 

ビタミン不足で手がしびれる

食生活が乱れている人に多いのですが、ビタミン不足で手先がしびれることがあります。特に左手限定ではないのですが、普段から活発に動き続ける右手に比べて、ずっととまっている左手に、しびれの感覚が強く出ることがあります。

ビタミン不足を補うべく、食生活を見直して改善しましょう。ちなみに、安易にサプリメントなどで補給しても、体は健康に向かいません。サプリメントはあくまでも、食事で足りない分を補う役割にすぎません。ビタミン豊富な野菜をたくさん食べることで、しびれ症状を改善させましょう。

 

橈骨神経麻痺になると

橈骨神経とは、手首や指の曲げ伸ばしの動きを支配している神経です。橈骨神経は脇の下を通っている神経なため、脇をしめ続けるなどの動作で圧迫されてしまいます。橈骨神経麻痺は、他の手の麻痺に比べて圧倒的に患者数が多いのは、神経が圧迫されやすい部位を通っているためと言えるでしょう。

腕を体の下に入れてうたたねをしていると、起きたときに腕がしびれて動かないという体験があるでしょう。それも橈骨神経を圧迫したことが原因です。橈骨神経麻痺になると治療には時間がかかり、治療を終えても後遺症としての症状が残る場合もあるのです。

 

頸椎で神経を圧迫

頸椎には多くの神経が通っています。頸椎の骨が折れたり歪んだりした時に、神経を圧迫してしまうことがあります。その時圧迫された神経が左手のものであれば、左手にしびれ症状などが出るでしょう。必ず左手にしびれが出るわけではなく、圧迫された箇所によって変わります。

 

頸椎のヘルニア

上述したように、頸椎で神経が圧迫されると、手足にしびれ症状が出る場合があります。特にわかりやすいのは、頸椎の間にある椎間板ヘルニアの場合でしょう。椎間板ヘルニアになると骨髄が圧迫され、中を通る血管や神経が圧迫されます。

手足のしびれ症状はもちろん、「首を動かすたびにビリッとした痛みが走る!」なんて症状も起こりえます。椎間板ヘルニアはスポーツなどで無理な動きをしたときに起こりやすいため、運動不足の方は、いきなり激しい運動をすることを控えましょう。

 

命に関わる脳梗塞 

脳梗塞の前兆症状として、片側の手がしびれるというものがあります。体の半身が麻痺したようにしびれて、ろれつが回らなくなるなどの症状が出たら脳梗塞の危険があります。脳梗塞は、若い人でもなる可能性があり、「若年性脳梗塞」として恐れられています。

他の症状としては、転びやすくなることや、よだれが出てくる、物が2重に見えるなどの症状が挙げられます。喫煙者や糖尿病の方も脳梗塞になりやすいと言われているため、普段から片側のしびれ症状などに気を付けていましょう。

年間に何と7万人もの人が脳梗塞でなくなっているというほどの恐ろしい病気のため、症状が出たらすぐにでも病院に駆けつけましょう。

 

さて、利き腕と逆の左手がしびれたときに疑うべき病気について書いてきました。人間の脳は右脳と左脳に分かれているため、どちらか一方の脳に異常があるときには、どちらか一方の半身に症状が出ることがあります。同じように、神経の通っている骨髄などを損傷した時も、どちらか一方の手だけに症状が出るケースがあるのです。

右も左も大切な手ですが、利き手とは逆の左手であれば、不自由さを少しは感じずに済むでしょうか。だとしても、早期治療で早めに完治させるに越したことはありませんよ。

 

まとめ

利き腕と逆の左手がしびれたときに疑うべき病気とは?

・両手のしびれの場合
・腱鞘炎の可能性も
・ビタミン不足で手がしびれる
・橈骨神経麻痺になると
・頸椎で神経を圧迫
・頸椎のヘルニア
・命に関わる脳梗塞


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