耳鳴りを感じた時に絶対に行ってはいけない5つの事

耳鳴りを感じた時に絶対に行ってはいけない5つの事
その昔、「ハゲと水虫の治療薬が出来たらノーベル賞ものだ」という笑い話がありました。ノーベル賞がもらえる程、ハゲと水虫で悩んでいる人が世界中にいるというお話です。でも実は、耳鳴りも世界的な悩みの一つなのです。

たくさんの人が耳鳴りに悩んで、たくさんの対症療法がありますが、どれも決定的な治療法にはつながっていません。耳鳴りには、「ジー」「ジンジン」「ドンドン」「サーッ」「シーン」などなど、色々な音があります。中には「耳鳴りがうるさくて、人の話が聞こえない」ほどの騒音状態の耳鳴りもあります。

耳鳴りはとてもうっとおしいですよね。ですが、うっとおしいからといって、耳鳴りをなんとかしようと行うと、耳鳴りの原因である病気を悪化させてしまう行動もあります。

そこで今日は、耳鳴りを感じた時にやってはいけない事についてお伝えします。ではご覧ください。

 

耳鳴りを感じたときに
絶対に行ってはいけない5つの事

 

頭を振る

うっとおしい耳鳴りが響いて止まらない。うっとおしいから、うっとおしい原因を遠ざけようと頭を振る。これは絶対にやってはいけません。特に「ドクンドクン」と脈打つような耳鳴りの中には、腫瘍や血管の病変が原因のものもあるからです。

例えば、動脈瘤の場合は、頭を振ることで動脈瘤を刺激してしまうかもしれませんし、腫瘍の場合は、腫瘍による脳内の圧迫が強くなるかもしれません。脈打つような耳鳴りが続いたら、まずは病院で画像診断を受けて、脳に異常がないことを確認しましょう。

頭を振ってはいけない理由が、もう一つあります。脳に異常が無くても、高血圧で脳血管に負担がかかっていると、耳鳴りが聞こえます。高血圧の薬を飲んでいても、収縮期血圧が200mmHg を超えて、耳鳴りが聞こえることがありますから、そんなときは、頭を高くして横になり、おとなしくしていましょう。

 

激しい運動をする

上述の「頭を振る」と同じように、運動によって脳を刺激するのは良くありませんが、運動が耳鳴りに良くないのは、他にも理由があります。

それは、運動不足が耳鳴りの原因になるからです。運動不足が原因なら、運動をすれば耳鳴りが治るのではないかと思われるかもしれませんが、運動不足の耳鳴りは、運動不足の方がたまに運動をした後に起ります。

日頃の運動不足で筋肉が弱ってバランスが崩れているところに、急に運動をすると、骨格が歪みます。この歪みが耳鳴りの原因になるのです。ですから、耳鳴りがしている時に、もっと激しい運動をすると、さらに歪みが増して、耳鳴りが悪化してしまうというわけです。

この耳鳴りは、毎日の軽いウオーキングやストレッチなどから運動を始めて、体を運動に慣らしていくと防げます。

 

耳掃除をする

耳鳴りがする時に、「耳鳴りがするから耳がおかしいのだろう、そういえば、しばらく耳掃除をしていない」と考えて、耳かき棒を出してほじってみる。それは、危険です。

確かに、しばらく耳掃除をしていなくて、耳垢が耳の奥に詰まって耳鳴りを起こすことはあるので、間違ってはいないのですが、問題は、その耳垢の位置です。奥の方は取れにくい。頑張って取っているうちに、耳垢は取れないのに耳の中を傷つけて炎症を起こし、さらに耳鳴りが悪化することもありますし、耳垢が原因の炎症を起こしていることもあるからです。

耳鼻咽喉科へ行けば、耳かき棒ではなくて、特殊なピンセットや吸引管を使って、固まった耳垢を取ってくれます。炎症があれば、抗生物質も処方してくれます。

固まった耳垢は、耳栓のようになっていて、ピンセットで引っ張ると、ずるずると引きずられて出てくるほどです。それほどまでに、しっかりと固まっているので、出てきた耳垢を見て、耳垢の持ち主さんもびっくりされます。

そもそも、健康な人の耳は、理由も無く耳垢が耳の奥で固まることはありません。プールで耳に水が入って耳垢がドロドロになって固まってしまったり、耳の中にゴミが入っていたり、自分で耳掃除をするときに、耳垢を耳の奥に押し込んでしまったなど、きっかけがあります。

専門医に耳垢を取ってもらったら、耳垢を溜める原因となったきっかけを教えてもらい、耳のケアの方法を聞いておけば、次の耳鳴りを防げますよ。

 

耳鳴りを聞く

耳鳴りが気になるから、度々、「今は耳鳴りがあるかな?」「この音は外の音と耳鳴りのどっちだろう」と、耳鳴りの音を聞いてしまうことがあります。それは、耳鳴りを悪化させる原因になります。

耳鳴りには、気にすれば気にするほど、音を大きく感じて、耳鳴りが酷くなるような気がするという特徴があります。わたしたちの耳で感じた音は、脳で必要な音だけを選別するようにできています。何かの拍子で、この選別のバランスが悪くなると、聞こえなくてもいい体の中の音が聞こえて、耳鳴りとして感じられます。耳鳴りを気にすると、気になる音は必要な音だと勘違いした脳が、もっと耳鳴りの音を選ぶようになり、耳鳴りの音を大きく感じるようになります。

さらに、耳鳴りを気にするストレスが原因で、ストレス性の耳鳴りの音が大きくなるという悪循環もあるのです。ですから、原因不明の慢性的な耳鳴りは、あまり気にしない方が良いのです。

最近の耳鳴りの治療法には、イヤホンをつけて常に小さな音を聞き続けることで、耳鳴りから注意を逸らして、耳鳴りの症状を軽くするという方法があります。また、突発性難聴という病気では、耳鳴りのする方の耳へ耳栓をすると音が気にならなくなるそうです。

耳鳴りを聞くことで、人の話し声や音楽が聞こえなくなるよりも、耳鳴りを気にしないで、会話や音楽を楽しみましょう。

 

お酒を飲む

アルコールは、血行を良くする飲み物ですが、脳の血管を拡張させます。また、耳に聞こえている音は、無意識のうちに、脳で必要な音と不必要な音とに選択されているのですが、アルコールは、この選択の機能を緩めてしまいます。

つまり、アルコールを飲むと、聞こえなくてもいい、頭の中の血管の音も聞こえてしまうのです。アルコールが耳鳴りのもとになるのですから、耳鳴りで困っている人がお酒を飲んだら、悪化してしまうに決まっていますよね。耳鳴りが気になる方は、お酒をあまり飲まない方が良いようです。

 

耳鳴りを感じた時、耳鳴りが原因の怖い病気はたくさんあるから、「怖い病気ではないだろうか」と、とても気になってしまいますよね。でも、耳鳴りを感じた時に絶対やってはいけないこともあるのです。

初めて耳鳴りを感じた時には、病院で検査をしてもらった方が良いですが、原因が特定できないまま、何年も続く時には、絶対にやってはいけない事を踏まえて、耳鳴りと上手にお付き合いをするのが、悩みを解消する早道かも知れません。

ストレス性の耳鳴りの場合は、心療内科にかかったら治ったという方もおられますし、マッサージや整体などで肩こりを解消したら治るから、耳鳴りを感じたらマッサージに行くという方もおられます。

耳鳴りを感じた時には、絶対に行ってはいけない5つの事を思い出して、耳鳴りを悪化させないように気を付けて、上手になだめて消えてもらいましょう。

今日のまとめ
耳鳴りを感じた時には

・脳の病気だったら悪化してしまいます。頭を振らないでください。
・激しい運動も耳鳴りの元です。軽い運動から始めましょう。
・耳掃除の仕方によっては、耳鳴りを悪化させるので耳鼻科を受診しましょう。
・耳鳴りは聞けば聞くほど、音が大きくなります。外から聞こえる他の音を楽しみましょう。
・アルコールは耳鳴りのもとです、お酒は控えましょう。


連記事