耳鳴りを感じたら、気をつけて欲しい5つの病と副作用

耳鳴りを感じたら、気をつけて欲しい5つの病と副作用
いきなり来る急な耳鳴り。「何で!不快な耳鳴りが起きるの!?」あなたもそんな原因不明の耳鳴りに悩んでいる一人ですか?耳鳴りの苦しさは症状の出ているあなたにしか分かりません。傍目から見ても、外見の異常が無いので深刻な状態だとは思ってくれません。

そんな他人には理解されにくい「耳鳴り」要因が多種多様で直接的な原因がわかりにくい為、耳鳴りの症状が出ている本人も「しばらく放っておくかな?」と考えがちになるかもしれません。

その耳鳴り本当に放っておいても大丈夫ですか?耳鳴りは病気の直接の原因にはなりませんが、大きな病気の前兆であることが多々あります。

そこで今回は「耳鳴りを感じたら、気をつけて欲しい5つの病と副作用。」と題しまして、耳鳴りが起きたとき、気をつけるべき5つの病をお伝えします。

 

耳鳴りを感じたら
気をつけて欲しい5つの病と副作用

 

「ストレス」を受けている認識が重要、その後の改善に差が出る。

耳鳴りが続くので耳鼻科に行って診察を受けると「異常は無いですね」と先生から一言、しかし納得行かない・・・。このような時あなたの症状は「ストレス」による耳鳴りの可能性が大です。ストレスによる身体の変調はなかなか判断がしづらく、治療も後手後手になるので症状が悪化しやすくなるのが問題です。

そしてストレスによる耳鳴りが続くと、自律神経失調症、うつ病と更にひどい症状に移行してしまうので、早めに適切な治療を受けなければいけません。要因は様々ありますが、主な原因は対人関係によるストレスや、私生活での不安感などが大きなウェイトを占め、本人が知らないうちに大きなストレスを抱えていってしまい、症状がどんどんひどくなっていきます。

診察を受けたのに原因が不明、耳鳴りや不安感が止まらない、なぜだかわからない。こう言うときは迷わず精神科に治療を受けに行きましょう。精神科での早期治療がすべての症状の悪化を防ぎ、改善に繋がっていきます。

 

薬の後遺症は強烈!「薬剤性内耳障害」疑うは即投与中止。

病気の治療に使う薬が原因で耳鳴りなどの難聴が起きることがあります。薬剤での副作用による障害ですので、特に慎重に対応をしなければいけません。

代表的なものとして、結核治療に使われる抗生物質の「ストレプトマイシン」や「カナマイシン」がよく知られています。これらはアミノ配糖体系というグループに属する薬剤で、他にも炎症を抑える薬剤もこのグループに属していることが多く(傷口に使用するゲンタマイシンなど)、炎症を抑える薬剤を使っているときはアミノ配糖体系の薬剤では無いか確認をする必要があります。

この体系の薬剤による内耳障害でおかしくなってしまった感覚細胞は再生する事ができないので、聴力の回復が難しくなってしまいます。そう言うことから薬剤の投与を受けながらでも、難聴が起きないように予防することがとても大切になります。少しでもおかしいと感じたら医師に相談をしましょう。

 

良性腫瘍の「聴神経腫瘍」油断すると後遺症に悩まされる。

腫瘍=ガンと考えがちですが「聴神経腫瘍」は良性の腫瘍ですので、悪性腫瘍のような転移といった事は起こりません。30〜50歳台の人に発生しやすく、片側の耳にだけ症状が出やすいのが特徴です。

最初は耳鳴りの症状から始まり、内耳に出来た聴神経腫瘍が大きくなってくると、神経や血管の更なる圧迫によって耳鳴り以外の様々な症状を引き起こすようになります。めまいや難聴、顔面のしびれや痛み、更に大きくなってくると腫瘍は脳に入り込んでいき、入り込んでしまった腫瘍は脳腫瘍と診断されるようになってしまいます。

このように良性の腫瘍なのですが、聴神経腫瘍は早期発見、早期治療がとても重要で「片方の耳だけ何かおかしい・・・」こんな症状が現れたら聴神経腫瘍を疑い、専門医(耳鼻咽喉科)へ受診しに行きましょう。早期治療が後々の後遺症の軽減に大きくつながります。

 

突発で起きて突発に消えていく「突発性難聴」

耳鳴りが起きたなと思ったら、突然!耳が聞こえなくなる!もしあなたにそのような症状が現れたら「突発性難聴」を疑いましょう。文字通り突発の難聴が原因不明に起こる症状で、「何となく少しずつ聞こえずらくなった」という症状は突発性難聴ではありません。

この症状ははっきりした原因が見つかっておらず、治療法も確立された方法が無いのが現状ですが、ウィルスが要因であるという説と内耳循環症が要因という説の二つが有力候補に上がっていて、治療の際にはこの二つの説に基づいた治療を受けることとなります。

治療を受けて症状が改善すると、再発しないのが突発性難聴の大きな特徴で、もしも耳鳴りなどが再発してしまう場合は、別の症状を疑い診察を受けましょう。

 

耳鳴りと共に頭痛や吐き気、しびれが出たら危険サイン、早期治療が後々の為になる。「脳疾患」

耳に近い重要な部位である脳。ここに起きる疾患のサインとして耳鳴りが起きることが多くあります。耳鳴りが起きる脳疾患は「脳梗塞」「脳出血」「脳腫瘍」で、いずれも早期治療が求められる重大な疾患です。

脳梗塞、脳出血は血管内の異常によって引き起こされ、耳鳴り以外にも意識障害やしびれ、頭痛、めまいと言った特有の症状が出てきます。耳鳴りからすぐに脳外科と言った選択肢には繋がりにくいですが、少しでも特有の症状が現れたら「脳疾患」を疑ってください。

そして先ほど聴神経腫瘍で脳腫瘍が起こると説明しましたが、先ほどのケースは良性ですので転移の心配は無いのですが、脳に直接出来る腫瘍は悪性である可能性があります。悪性腫瘍は他の部位に転移する厄介な腫瘍です、「脳梗塞」「脳出血」と共に専門医による早期発見、早期治療後の後遺症の軽減のためにとても重要となりますので、身体の変化には敏感でいてください。

 

いかがですか。

「耳鳴りを感じたら、気をつけて欲しい5つの病と副作用。」でしたが、耳鳴りという症状は病気の直接的な要因とならないため比較的、症状を甘く見がちになります。その少しの油断が実は落とし穴で重大な疾病をも見逃す事になりかねません。

今回上げた症状の共通するところが「早期治療」です。どの症状も早期治療を受けることによって、重症化を防ぐことが可能になります。少しの油断で「早期治療」が出来なくなる事は防がなければいけません。

普段の私生活からそうですが、自身の体調の変化には敏感であることが重要で、その敏感さが早期発見に繋がっていきます。

耳鳴りと侮る無かれ、大病も小さな病からという事を忘れないでください。少しの油断が大病に繋がります気をつけてください。

 

まとめ

耳鳴りを感じたら、気をつけて欲しい5つの病と副作用

 
1、「ストレス」を受けている認識が重要、その後の改善に差が出る。

2、薬の後遺症は強烈!「薬剤性内耳障害」疑うは即投与中止。

3、良性腫瘍の「聴神経腫瘍」油断すると後遺症に悩まされる。

4、突発で起きて突発に消えていく「突発性難聴」

5、耳鳴りと共に頭痛や吐き気、しびれが出たら危険サイン、早期治療が後々の為になる。「脳疾患」


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