くるぶし骨折での生活不便を乗り越える意外な知恵


足首の骨折、くるぶし骨折は突然事故で起きてそのまま病院へ行って診察を受ける方、また捻挫がきっかけで少し痛いような気がするけれど大丈夫だろうと時間が経過した後病院で診察を受け見つかる方など痛みや腫れの程度により発見される時期などが人により違います。

一度骨折してしまったら、発見が早くても遅くても治るまでに時間がかかるもので、療養中は何かと不便なことが起こります。

普段は気づかないことに不自由さを感じ、それがストレスになり精神的にイライラしてしまう場合もあります。また、1人ではなかなか解決できない問題に気づくこともあります。今回は、くるぶし骨折の療養中の不便さを解消する知恵をご紹介します。

 

くるぶし骨折での生活不便を乗り越える
意外な知恵

 

ギプスに工夫を

くるぶし骨折をした場合、ギプス固定をします。場合によりシーネ固定も選ぶことができますが、しっかり固定できるのはギプスです。

そのギプスを巻く時に、足の裏側に普段履いている靴の高さに合わせたヒールをつけてもらえます。低いかかとの靴だと付ける必要はないし、高めの靴を履いている方は高さに応じたヒールを付けることができます。詳しくは医師にご相談ください。

 

新しい設備の整った駅を利用する

これは少し実現する事が難しいかもしれませんが、絶対自分自身が会社に行かないと仕事ができない場合、休むことができない場合には実行された方がいいと思います。

普段利用している駅に例えばエレベーターがない場合、また、トイレなども足のギプスの関係などでいつもより時間がかかるし、場所も広い場所でないと不便だったりと色々な不便な事が起こります。2沿線以上利用可能な場合は、設備の整った普段利用する駅とは違う駅を利用するのも不便さを解消する1つの方法です。

 

電車の時間を変える

毎朝遅刻しないように計算して同じ電車、しかもラッシュアワーで座ることができない電車を利用している方は、少し時間を調整することが可能なら、ラッシュアワーの前後の座ることができる時間に通勤するようにします。

ラッシュアワーに利用していると、座れずに体力を消耗し、無理をしてしまうだけでなく、ギプスや松葉杖を使用していることで周囲の人の邪魔になる可能性があります。

また、確実に座ることができるよう、駅員さんに一言声掛けをすると、席が確保しやすいのでためらわずに駅員さんにお願いしてみましょう。

 

靴を変える

ギプスやシーネで固定したら当然今まで履いていた靴は合わなくなります。ギプスをしてもそのまま履けるサンダルなどに当分の間変えて様子をみればギプスにヒールを付けたりは必要なくなります。

でもいくら入るからといってあまりにも大きすぎる靴は歩く時に危険ですので自分の足に合った歩きやすい靴を履くことが重要です。

 

歩く場所を工夫して足を濡らさない

いつもなら少々雨が降っても道路沿いの歩道を歩くと思いますが、足にギプスを巻いている場合は、ギプスが撥水性が良いとはいえ水は避けたいものです。

普通の歩道よりは地下道を利用して安全に歩きましょう。地上を歩いていると歩道橋などを渡らないといけない場面に遭遇することもあります。なるべく平坦な道路、エレベーターやエスカレーターのある便利な道路を利用しましょう。

 

足先の工夫で足を濡らさない

雨や雪の日はいくらヒールをつけているギプスであっても足元は濡れてしまいます。ギプスを濡らさないように大きめのビニール袋に足を入れ外側をビニール袋で覆うようにし、さらにパンツの裾をマジックテープなどでまとめて濡らさないように外出しましょう。

 

血液循環を良くする

急性期はアイシングなど炎症を鎮めることが必要ですが、炎症が治まれば冷やさず血行を良くしましょう。

血行を良くするためにはリハビリを行う、入浴する、運動することで血行がよくなり、夜間もよく眠れるし、骨の癒合が促進されます。

じっと座ったり寝ていたりしていると、筋力が低下し疲労感が増します。座ったまま行える上半身、頭から首、腕のストレッチなどの運動やリハビリで運動不足を解消しましょう。座った状態で片足づつを膝の高さまで足先を上げる運動も効果的です。

 

以上、くるぶし骨折の生活不便を乗り越える方法をご紹介しました。無理に足を動かすこと、例えば立ったままの状態で長時間いたり、長距離を歩いたりを繰り返していると治まっていた痛みがまた起こってしまいます。そうなったらせっかく良い方向に向かっていた病気が後戻りするばかりではなく、再骨折の危険性もあります。

骨折直後にすぐ病院へ行かれて治療が始まった方はくるぶし骨折に対してすぐに対処していますが、しばらく病院へ行かずに治療が少し遅れた方の場合、その間に炎症などがひどくなったり、ギプス固定しても骨の癒着がうまくできなかったりする方もいます。病気がひどくならない基本は変わった症状があればすぐに病院を受診することです。

まとめ

くるぶし骨折での生活不便を乗り越える意外な知恵

・ギプスに工夫を
・新しい設備の整った駅を利用する
・電車の時間を変える
・靴を変える
・歩く場所を工夫して足を濡らさない
・足先の工夫で足を濡らさない
・血液循環を良くする


連記事