膝の内側の痛みは何故?思い当たる7つの原因を解説

膝の内側が痛い時、どんな病気か、何が原因かを探ってみました。膝は足の中心部に位置する身体を支える主要部位です。膝に痛みがあると歩行に支障が出るため、生活が急に困難になることでしょう。大切な膝ですから、少しの痛みでも放置せずに、原因を探って早めに痛みを緩和させましょう。

膝には大きな関節の骨とともに、主要な血管をまもるための筋肉も存在します。しかし普段から「歩く」行為を怠って、車などの乗り物になれてしまっている人の膝は、ものすごく退化してしまっているのです。そういった運動不足な人が急に激しい運動をすると、膝にものすごく負担が集中してしまい、痛みが発症するのです。

膝の痛みから思い当る原因について、知識を頭に入れておきましょう。

 

膝の内側の痛みは何故?
思い当たる7つの原因を解説

 

鵞足炎ってどんな病気?

普段運動不足なのに、急に激しい運動をすると起こる膝の炎症のことを「鵞足炎」といいます。膝の腱や骨が擦れて、炎症を起こしてしまうのです。鵞足炎になると大抵の場合は膝の内側が痛みます。長時間のマラソンや、サッカーや水泳などの、膝の曲げ伸ばしを多く行うスポーツを、急に行うことで起こりやすいと言われています。

 

急に長時間走ると…

ラン人口は年々増えていると言われています。メタボ対策に中年男性の間で特に、マラソンは人気上昇中のスポーツです。誰でも簡単に走ることができ、筋力も大幅にアップするため、難しいスポーツよりも広き門だと言えるからでしょう。

しかしある日突然「ジョギングしよう!」と思い立って、急に長時間走ってしまうと大変なことになります。若いころにスポーツして鍛えていたとしても、ブランクがある場合は最初は短い距離から始めるべきです。急なマラソンは膝の炎症を起こしやすく、2~6週間ほど膝の痛みで歩くことも困難だ!ということになりかねません。

 

膝のじん帯損傷!?

テニスやサッカーなどのスポーツで、膝のじん帯を損傷するケースもあります。膝を激しくぶつけたり、ひねってしまって痛みだした場合はじん帯を損傷している恐れがあります。また、膝のじん帯が切れてしまった場合は、「ブチ!」などの音がしたり感じたりするでしょう。

その後、膝がかくかくしたり、ガクンとなって支えが効かなくなってしまいます。じん帯を痛めただけならばそのうち痛みもおさまりますが、じん帯が切れてしまった場合は、長期間の治療が必要になります。手術になる場合もあるため、注意したいですね。膝には4本のじん帯があるため、痛む個所が内側なのか外側なのかで損傷部位が異なります。

 

変形性膝関節症になると

変形性膝関節症って聞いたことはあるでしょうか。膝の骨や組織が擦り切れて、摩擦によって痛みを伴い変形していくという恐ろしい病気です。想像するだけで膝が痛くなってしまいますが、この関節症は高齢になればなるほど多発します。特に、肥満の人に多いと言われているため、過度の肥満を避けるべく、普段から食生活に気をつけてください。

 

身体のゆがみはいいことなし!

「雨が降ると膝が痛む。」とか、「一度骨折してから膝の痛みが何年たってもなくならない。」などの症状がある人は、普段の「姿勢」が関係しているかもしれません。膝は下半身の要部分です。膝で全体重の方向を決めることも多く、普段から姿勢の悪い人は、知らず知らずのうちに、膝にものすごく負担をかけてしまっています。

姿勢の悪さゆえに膝に慢性的な痛みがある場合も少なくないため、膝の痛みでお悩みの方は普段の姿勢を矯正してみましょう。正しい姿勢で全身にバランスよく力がかかるようにすれば、膝にだけ集中していた痛みも分散されて、膝の痛みも緩和するでしょう。

 

悪い姿勢が習慣になると…

一度膝を故障してしまった人は、知らないうちに膝に負担をかけまいとする不自然なポーズが定着してしまい、余計に膝に負担がかかってしまうという場合もあります。

更に悪い姿勢が習慣になると、本来あるべき膝の筋肉の発達具合も姿勢に合わせて変わってしまい、少しのことで故障を繰り返す弱い膝へとなってしまうのです。そうならないためにも、膝だけでなく身体全体の姿勢を正しくするよう普段から心がけましょう。

 

股関節が固い?

股関節は、実は膝と密接な関わりがあります。上述した変形性膝関節症や姿勢から来る膝の痛みは、股関節や骨盤周りの体操をしてほぐすことで、緩和や完治につながるのです。

股関節と膝は密接な関わりがあるため、「なんとなくずっと膝が痛い」という方は、股関節の体操などを初めて見てはいかがでしょうか?接骨院などの医師も股関節を柔軟にする体操を教えてくれますので、お近くの医院に相談するのもいいでしょう。

 

膝の内側が痛むとき、考えられる7つの原因を挙げてみましたがいかがでしたでしょうか。

膝は足の中心で、身体の重心を毎日支え続けてくれる大切な部位です。年とともに膝の軟骨は擦り切れる一方なため、膝の痛みは避けられないとお考えかもしれませんが、痛みは回避できるのです。

膝の骨がすりきれないよう、骨周りの筋肉を若いうちからしっかりと鍛えておけばいいのです。加えて、膝に負担がかからない、体感を意識した正しい姿勢を学んで、膝の痛みを回避しましょう。

 

まとめ

膝の内側の痛みは何故?思い当たる7つの原因を解説

・鵞足炎ってどんな病気?
・急に長時間走ると…
・膝のじん帯損傷!?
・変形性膝関節症になると
・身体のゆがみはいいことなし!
・悪い姿勢が習慣になると…
・股関節が固い?


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