ぎっくり腰の痛みを和らげて、症状を軽くする7つの方法

ぎっくり腰の痛みを和らげて、症状を軽くする7つの方法
突然、腰に激痛が走り、身動きが取れなくなる「ぎっくり腰」ぎっくり腰の衝撃は、自分に何が起きたのか、瞬時に判断が出来ない程のショックを与えますよね。ぎっくり腰になりやすい体の動きは「腰を曲げて物を拾おうとしたとき」「床から物を持ち上げたとき」「体をひねったとき」など。いつもしている、何気ない動作で、痛みが走り、動けなくなります。

ぎっくり腰になったら、とりあえず腰を折り曲げて、壁や柱につかまりながら、なんとか横になれるところまで移動しますが、周りに人がいれば「助けてーっ」と助けを求めることもあります。激痛が続いて動けない。痛みを我慢しながらでも、会社に行けるのは、まだ良い方。トイレに行くのがやっとで、会社も学校も休んで数日間の寝たきり生活になる方も居るほどです。

そこで今日は、誰もが解放されたいと思う、この辛いぎっくり腰の痛みを軽くする方法をお伝えします。

 

ぎっくり腰の痛みを和らげて
症状を軽くする7つの方法

 

海老のように丸くなって寝る

ぎっくり腰になる前には「背中が硬くて重い」「疲れがたまっている」「体が冷えている」などの体の異常があります。その異常に気が付かないか、忙しくて無視していると、突然のぎっくり腰に襲われます。ですから、ぎっくり腰になったということは、「休みなさい」と言う体からのサインだと受け止めて、まずは、おとなしく寝ましょう。

寝る時の姿勢は、左右のどちらかが痛い場合は、痛い方を上にして、海老のように丸くなって横になります。上になった側の足が体の前に落ちると、体がねじれます。体がねじれると、痛みが増しますから、足の間にクッションや枕などを挟んで、体がねじれない姿勢を保ちます。腰の真ん中が痛い場合は、両膝を曲げて仰向けになり、両膝の下にクッションや枕を置いて、膝と股関節を強く曲げた姿勢をとりましょう。

寝ている間は、部屋は照明を点けないか、少し暗くして、スマホやテレビも控えた方が良いです。ぎっくり腰をきっかけに、体のストレスと心のストレスを和らげるつもりで、ゆっくり休んでくださいね。

 

患部を冷湿布、氷で冷やす

一番痛む患部は冷やします。でも、お布団の中は温かくしてください。なぜなら、ぎっくり腰で筋肉が傷んでいるのは、腰だけではないからです。腰の痛い部分は炎症を起こしているから、冷やしますが、ぎっくり腰のショックで全身の筋肉も硬くなっています。だから、もう全身が辛くて仕方がないですよね。
全身を温めて血流を良くすると、筋肉は柔らかくなり、腰以外の辛さが楽になります。

腰椎コルセットを着用する。

ぎっくり腰には、3種類あります。

・筋肉が硬くなって筋線維が傷んでしまったもの。
・腰椎がずれたもの。
・筋線維も傷んでいるし、腰椎もずれているもの。

いずれの場合も、腰椎コルセットで固定をすると楽になります。

なぜなら、「腰」という漢字は「月(肉月『体』の意味)」と「要」の二つの漢字でできています。つまり、「腰」は「体の要」体を支える重要な部分です。その支えが傷んで体を支えられなくなっているのですから、体を支える補助が必要になります。
それが、腰椎コルセットです。ぎっくり腰が回復して、補助が必要無くなるまでは、腰椎コルセットで腰を支えて、腰の負担を軽くしてあげてください。

 

温かいものを食べる、飲む

ぎっくり腰の原因として「内臓が弱っている」場合もあります。痛くて食欲どころではなくても、水分補給と栄養は要りますよね。できるだけ、温かくて消化の良いものを摂りましょう。それに、温かいものを食べると、体が温かくなって血流が良くなります。血流が良くなると、患部に栄養や酸素が運ばれて、回復が早くなりますよ。

肩を回す、足首を回す、指先を動かす。

横になって休養を取り、ぎっくり腰による体と心のショックが和らいできたら、少しずつ体を動かしましょう。ぎっくり腰のショックで全身の筋肉が硬くなっているので、ゆっくりと柔らかくして、体の負担を軽くします。患部は痛くて動かせないので、最初は患部から遠い部分から動かしていきます。

足の指をグーパーと開いたり閉じたりの運動、足首を回す、軽く膝の曲げ伸ばしをします。手も同様に、手の指をグーパーする、手首を回す、腕の曲げ伸ばしをします。

固まった体の筋肉をほぐすように、少しずつ、動かしていきます。腰に響いて痛みが増すようでしたら、無理をしないでくださいね。できるだけでいいのです。時間をかけて、体を戻していきましょう。

 

移動は四つ這いで行きましょう

寝ていても痛い腰は、伸ばすともっと痛い。でも、トイレに行きたい。そんな時は、四つ這いで行きましょう。人間は二本足で歩く二足歩行ですが、二足歩行は上半身を支える腰に、負担がかかります。上半身の重みを両手で受け止めて、腰への負担を軽くしましょう。四つ這いの姿勢は、股関節への体重の重みも軽くして、股関節に繋がっている腰の動きを楽にします。

「痛いけれども、なんとか立ち上がれるよ」という方は、両手を膝の上に置いて、体を支えながら歩くと、少し楽に歩けます。

 

面白映像で爆笑するのもお勧めです

これは、寝ている間の時間を使って回復を早める方法です。横になって痛みを我慢していると、仕事の心配や授業の遅れ、それに嫌なことばかり考えてしまいますよね。腰の痛みも引かないような気がしてきます。そんな時は、お笑い番組や面白い動画で笑うのがお勧めですよ。

笑うと痛みを感じる成分の分泌が減り、体の回復力も高まります。なんといっても、笑いには「痛みを忘れる瞬間」があります。

痛みを我慢していると、体が硬くなって、さらに痛みを感じやすくなる、痛みが痛みを呼ぶ負のスパイラルにはまってしまいます。「笑い」は、その「負のスパイラル」から抜け出して、痛みの悪化を防ぎます。さらに、笑いに使う筋肉の動きで、自然な全身運動が出来ます。運動をすれば体が柔らかくなりますよね。

柔らかい体は、血流が良くなって回復が早く進みます。ですから、笑いのもたらす自然な全身運動で、体の筋肉が柔らかくなったら、ぎっくり腰の傷んだ筋線維も回復が早くなります。

 

ぎっくり腰って、とてもびっくりしますよね。激しく痛むから、救急車を呼びたくなります。でも、救急車で病院に行っても、医者から「あ、ぎっくり腰ですね」と軽く言われて、湿布と痛み止めを処方されるだけ。痛みは引かない。接骨院や整体院もたくさんありすぎて、どこの整体院なら治してくれるのかもわからない。予防でストレッチがいいと知ってはいるけれど、今、必要なのは予防ではなくて、この痛みを軽くすること。そんな時に効果的な方法を7つ、お伝えしました。

ですが、ぎっくり腰の痛みを和らげる為には、「こうしなければ治らない!」という緊張感は禁物。心が硬いと体も硬くなります。硬い心を柔らかくして、体を柔らかくするために、緩い気持ちで、この7つの方法を試してみてください。ぎっくり腰の痛みが治まったら、毎日のストレッチや休養を心がけて、ぎっくり腰を繰り返さないように気を付けましょうね。

 

今日のまとめ

ぎっくり腰の痛みを和らげる為に行う事

・ぎっくり腰は体からの「休みなさい」のサイン。ゆっくり休養する
・痛い部分は冷やして、他の部分は温める。
・腰椎コルセットを使って、腰の負担を軽くする。
・温かいものを食べる。
・手足の先から、軽い運動を始める。
・四つ這いで移動する。
・笑うと体の回復が早くなる。


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