つらい二日酔いを驚くほど楽にする3つの脱アルコール術

つらい二日酔いを驚くほど楽にする3つの脱アルコール術
「二度と酒は飲まない!」と誓ってしまう朝、経験ありませんか?二日酔いはこんな普段思わない事を誓わせてしまうほど、苦しいものですよね。二日酔いは体内に摂取したアルコールの分解過程で生じる、アセトアルデヒドという毒性物質などが原因です。また、アルコールの利尿作用による脱水症状も二日酔いの原因となります。

二日酔いにならないように、お酒の量を加減する、飲むスピードをゆっくりにする、肝機能を高めるサプリメントをあらかじめ飲む、などの予防法を考えることも大事でしょう。しかし、お酒を楽しむ前にいろいろ考えなければいけないなんて無粋だ、と思う方もいらっしゃるでしょう。

飲み過ぎは良くない。こんなことはわかっているけど、日頃の節制を解放して、余計なことを考えずに、とにかく楽しくお酒を飲む!筆者はこの考え方、大好きです。二日酔いの心配しながら、かつお酒も存分に楽しむのは、無理でしょう。

重要なのは二日酔いになった後、いかに体を楽にするかです。そこで今日は二日酔いの症状を楽にする3つの「脱アルコール術」をお伝えします。

 

 

つらい二日酔いを驚くほど楽にする
5つの脱アルコール術

 

二日酔いの朝はまず水分補給

アルコール50gの利尿作用で、およそ600〜1000mlの水分が失われるといいます。アルコール50gはだいたい焼酎ロック180ml、ビール1Lに相当します。二日酔いの体は、大量の水分が失われているのです。なにをするにも、二日酔いの朝は早急に水分補給が重要です。

水で良いので、飲めるだけ大量に飲みましょう。二日酔いの時の胃腸は弱っていますので、可能ならば室温の水が良いです。室温の水なら大量に飲んでも胃腸が冷えすぎることはありません。また、スポーツドリンクも二日酔い時の水分補給には適しています。

スポーツドリンクには塩分と糖分が含まれており、日常的に飲み続けるのは体に良くはないですが、二日酔いのような緊急事態にはもってこいです。スポーツドリンクの浸透圧は人間の体内に吸収されやすい圧力に調整されてありますし、アルコール分解で消費した糖分を補給することで、後述の頭痛やだるさの解消にも効果があります。

しかし、気をつけなければいけないのは、人工甘味料入りのスポーツドリンク(カロリーオフのものなど)は避けなければいけません。人工甘味料はいろいろと議論がありますが、二日酔いで弱っている内蔵、とくに肝臓と腎臓に負担をかけます。内蔵に負担をかけるのであれば、ただの水のほうが、二日酔いには適しています。

コーラなどの炭酸飲料でも、カロリー0やカロリーオフというものは、二日酔い時には避けましょう。ペットボトルなどのお茶を飲む場合は、カフェインによる胃へのダメージと利尿作用に気をつけましょう。後述しますがカフェインは頭痛に良い場合があると同時に、胃を荒らしてしまうことがあります。

日頃から胃が弱い方は、二日酔いの時は特にカフェインで胃を荒らすことがありますので、ご注意ください。また、カフェインには利尿作用もありますので、水分補給の効率という面では、水やスポーツドリンクに劣ります。

 

二日酔いの頭痛を楽にする

二日酔いの症状で、まず不快なのが頭痛です。ズキズキと締め付けるような痛みは、全てのやる気を失くさせます。この頭痛の原因は大きく分類して、脱水症状、低血糖、体内のアデノシンという物質による血管拡張、アセトアルデヒド、メタノールの5種類考えられます。

脱水症状の対処法は上述の通りで、朝一番に多めの水かスポーツドリンクを飲みましょう。低血糖は、アルコールを肝臓で分解するときに糖分を消費することから起きることがあります。スポーツドリンク(人工甘味料入りではないもの)で糖分は取れますし、果汁入りのオレンジジュースなど、果実のフレッシュジュースは糖分の吸収が速いので効果的です。果実と同じく果糖を含むハチミツも糖分の吸収に優れています。

さて、アデノシンによる頭痛ですが、これはアデノシンという体内の物質がアルコールに刺激されて、血管を拡張させることで起きます。血管を収縮させるために頭を冷やすことも効果的ですが、この頭痛にはカフェインが良く効きます。

カフェインはアデノシンの活動を抑制する働きがあるのです。ですのでコーヒーや紅茶は二日酔いの頭痛には良いですね。カフェインから胃を守るために牛乳を入れたり、糖分補給のためハチミツを加えると、もっと良いでしょう。また、「無水カフェイン」という成分を含む頭痛薬はこの頭痛に良く効きます。

コーヒーのカフェインと同じくアデノシンの活動を抑制する無水カフェインは、バファリンプラスS、イブクイック頭痛薬などに含まれています。もちろん、無水カフェインが含まれていない鎮痛薬・頭痛薬も、アデノシン抑制以外の働きで、二日酔いの頭痛を抑えてくれます。

そして、アセトアルデヒドとメタノールですが、これらは肝臓が分解してくれるのを待つしかありません。頭痛薬で痛みを抑えるか、少しでも肝臓の働きを補助するために、糖分、シジミなどに含まれるアミノ酸、梅干しのピクリン酸などを摂取するのが良いです。

メタノールについて少し補足しますと、これは本来、お酒に含まれていてはいけない毒物なのですが、ワインやブランデーなどの果実酒、ウイスキーやテキーラなどのアルコール度数の高いお酒には、微量のメタノールが含まれていることがあります。

ワインを飲むと頭痛がするという方は、このメタノールに敏感な可能性があります。このメタノールによる二日酔いの場合は、前述の果実のフレッシュジュースは避けてください。多くの果実に含まれるペクチンによってさらにメタノールが生成される場合があるからです。ワインによる二日酔いの時は果物を避けるのが賢明です。

 

二日酔いの吐き気を抑える

二日酔いだと何も食べる気がしませんよね。朝の吐き気に悩む方も多いと思います。この二日酔いの吐き気の原因は、アセトアルデヒトか胃酸過多による胃の荒れです。アセトアルデヒトは肝臓による分解を待ちます。上述のシジミや梅干しで肝臓を応援してあげてください。

もっと多い吐き気の原因は胃酸過多です。胃薬や飲み過ぎ・食べ過ぎ用の薬も良いですが、最も簡単なのは塩を舐めることでしょう。塩分は胃酸が出すぎるのを抑える効果があります。もちろん塩分摂りすぎはいけません。「ペロッ」と塩を一舐めするだけで十分です。

 

よく二日酔いの朝に熱い風呂やサウナに入って汗をかくという人がいますが、汗で有害物質を出すということは、効果があるかどうか不明ですし、なにより、心臓に負担をかけ、脱水症状をよりひどくする可能性があるので、おすすめできません。

また、血管拡張の頭痛がするときは、血管を収縮させるために頭を冷やすことが効果的ですが、熱い風呂やサウナで体を温めると、余計に頭痛がひどくなる可能性もあります。そして、絶対にやってはいけないことは、「迎え酒」です。

「迎ひ酒あたまてんてんしては呑み」なんて川柳がありますから、すでに江戸時代には二日酔い解消のためにさらに酒を飲むという習慣があったようです。この迎え酒は最近の研究によると「何の解決策にもならない」という結果が出ています。アルコールで酔うと気分が高揚して痛みを忘れるため、頭痛や吐き気も忘れているだけです。当たり前ですが、迎え酒の分だけアセトアルデヒトは増えますから、問題を先送りしているだけ。最悪の結末はアルコール中毒です。

二日酔いするくらいお酒を飲んで楽しんだら、「もうコリゴリ」とちょっとだけ思って、上述の二日酔い対策をして、また1日を真面目に頑張る。これが健全なお酒の楽しみ方ですよ。

 

今日のまとめ

二日酔いの時、体を楽にするためには

・水やスポーツドリンクで水分補給をしっかり行う。
・糖分、カフェイン、頭痛薬をとって、頭痛をやわらげる。
・塩を少しだけ舐めて、吐き気を抑える。


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