沖縄のうわさ、本土では絶対ありえない7つの話

沖縄は、日本でありながら日本ではありえない、独特の文化と歴史を持った一つの「国」と言えるでしょう。沖縄には、日本本土からは考えられない様々な変わった風習や特色があります。

本土の人間からすると「本当?!」と耳を疑いたくなるような出来事も、沖縄の島民にとっては「あるあるネタ」なのです。そんな面白い沖縄のうわさ話について、7つの項目にまとめてみました。

沖縄の温暖な気候と、海と密接な文化ゆえの特徴をはじめ、太平洋戦争の舞台となった歴史を交えて、沖縄をよりよく知る足がかりになればと思い書きました。

これらのうわさ話を頭に入れてから沖縄に行けば、ただの旅行者とは違う、島民目線での楽しさを味わうことができるでしょう。

 

沖縄のうわさ、本土では
絶対ありえない7つの話

 

家の中にヤモリが居つく

沖縄の家の中にはヤモリがいることが非常に多いです。たいていは水道管の中や家具の隙間に潜んでいて、たまに姿を現しては人間をびっくりさせます。

しかしよくよく見ると、トカゲのような可愛い顔と愛らしい手足をしていて、「まぁ、この子なら一緒に住んでもいいかなぁ?」と思わせる愛嬌をもっています。

ヤモリは発情期に、夜中になると求愛の声を「ピロロロロ!」と上げて、しばしば睡眠妨害になるのですが、カエルなどの鳴き声に比べたらかわいらしいものと言えるでしょう。

 

木の上にはキジムナー

沖縄に多いガジュマルの木の上には、沖縄の生き物であるキジムナーが住んでいるという、沖縄のうわさ話があります。キジムナーは、日本の本土の言い方だと「妖怪」とか「妖精」といった存在ですが、沖縄の島民にとってキジムナーは「キジムナー」という生き物なのです。

妖怪という概念ではなく、人間の他の生命体として考えられています。たまに人間を道に迷わせたり、船からはみ出るほどの大漁にしたりと、いたずら心も満載の、島民に愛される存在です。本当に信じていれば、あなたにも木の上のキジムナーが見えるかもしれませんよ。

 

兄弟の数が多い

沖縄のうわさでは、沖縄の島民は、兄弟の数がとても多いと言われています。本土では、3人兄弟であれば「多い」と言えるほど、一人っ子や二人兄弟が多いのに対して、沖縄では4~5人兄弟も普通にたくさんいるのです。

本土では「不妊治療」が一般的になってきた現代ですが、南国では不妊の原因と言われる低体温などになりにくいため、妊娠率も高いのかもしれませんね。不妊にお悩みのご夫婦は、この機に沖縄に移住して子沢山を目指してみてはいかがでしょうか。

 

地面の中には大量の不発弾?!

沖縄と言えば、だれもが思いを巡らせるのは、昭和の太平洋戦争の舞台となった悲惨な歴史でしょう。今でも新聞を「沖縄の基地問題」が占める割合はとても高く、未解決の戦争問題は終末を予期できないままに次世代に引き継ぐことになりそうです。

そんな沖縄の地面の中には、太平洋戦争のときの不発弾が大量に埋まっているとのうわさ話が流れています。実際に掘って確かめたわけではなくとも、「沖縄ならありうる…。」と誰しも考えるでしょう。そして、沖縄に地下鉄がない原因も、地中の不発弾だという説まであるのです。

 

泳げない人が多い?!

沖縄のうわさで面白いのは、「沖縄県民には、泳げない人が多い。」ということです。海に囲まれた沖縄という環境では、マリンスポーツは生まれたときからやっているだろうと思われがちなのに、泳げない人が多いとはどういうことでしょうか。

それは、海には危険がたくさんあるため、浅瀬の親の目が届く範囲ならともかく、子どもたちが勝手に海で遊ぶことは基本的に禁止している親が多いためです。かといって、泳ぎの練習をするための「プール」という施設が、南国ゆえにあまり多くないという現状です。

本土の子どもたち同様に、水泳教室に通っている子どもだけが、泳ぎに長けているのでしょう。「沖縄出身で泳げない。」と言われると、「雪国出身でスキーができない。」と同じくらいの残念さを感じてしまいますよね。

 

小学生の暴走自転車集団

沖縄にはなぜか、自転車を改造して走り回る小学生の集団があるそうです。沖縄のうわさ話は「なんで?」と思うものが多いのですが、こちらは特にそうですね。

小学生が改造自転車にのって集団で走り回る…なんて、まるで未来の暴走族の「ヒヨコ隊」のようなかわいらしい印象を持ってしまいます。しかし実際そんな現場に居合わせてしまうと、ものすごく迷惑で怖い集団なのではないでしょうか。

これらの小学生が、将来バイクにまたがって、学校の窓ガラスを割って走らないことを切に願います。

 

島民は毛深い?!

沖縄出身の方には申し訳ないのですが、沖縄のうわさ話として思わずうなづいてしまう話に「沖縄の島民は毛深い」というものがあるのです。タレントの「ゴリ」などをみて、「なるほど、沖縄にはこういった毛深い人が多いのかぁ。」と納得してしまっては島民に失礼ですよね。

沖縄にも毛の薄い人はちゃんと存在します。ただ、沖縄在住の人の中で、毛深い人の割合が高いことも事実です。沖縄が「日本」ではなく「琉球国」であった頃の名残かもしれませんね。毛深さも沖縄の歴史だと思えば、格好良く見えてくるから不思議です。

 

さて、本土では不思議に思えるような沖縄のうわさ話についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

沖縄は政府の都合で「日本の一部」とされてしまう前にも、長い長い歴史があり、その歴史の中では沖縄は「沖縄」という一つの独立した国なのです。沖縄ゆえの文化や風習も、あって当然と言えるでしょう。

「観光地」として沖縄にいってマリンスポーツにいそしむのではなく、歴史ある一つの国にお邪魔しているという敬虔な気持ちでもって、沖縄を堪能してほしいと思います。そうすれば、ガジュマルの木の上のキジムナーもニッコリとあなたを歓迎してくれることでしょう。

 

まとめ

沖縄のうわさ、本土では絶対ありえない7つの話

・家の中にヤモリが居つく
・木の上にはキジムナー
・兄弟の数が多い
・地面の中には大量の不発弾?!
・泳げない人が多い?!
・小学生の暴走自転車集団
・島民は毛深い?!


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