足のむくみは体が出す危険信号!命に関わる7つの病気

足のむくみは体が出す危険信号!命に関わる7つの病気
慢性的な冷え症や足のむくみは、成人女性のほとんどが患ったことがある症状です。立って過ごすことの多い日中に、体内の血液は下の方、つまり下半身にたまってしまうため、夕方や夜になると足がむくむというのは、当然の結果なのですから。足のむくみは、美を重んじる若い女性にとっては特に、大きな悩みでしょう。

しかし、足のむくみは単なる疲れや血流の滞りだけでなく、深刻な身体の病気の症状の一つかもしれないのです。慢性的な足のむくみのある方は、それを放置せずに、医師に相談することをおすすめします。思いがけない重篤な病気を、早期に発見できるかもしれませんよ!

 

足のむくみは体が出す危険信号!
命に関わる7つの病気

 

甲状腺異常

喉ぼとけの下に位置する甲状腺は、ホルモン分泌という大切な役割を持った器官です。甲状腺が病気になると、ホルモンの分泌バランスが崩れて、身体の各部位に様々な症状があらわれてしまうのです。特に、足がむくむという症状は、甲状腺異常の代表的な症状の一つです。

慢性的に足がむくむと感じる人は、合わせて、汗をかきやすい、手足がしびれやすい等の症状があるかどうかを確認し、不安であれば医師に相談するといいでしょう。

 

肝臓障害

肝臓で生成されるアルブミンという栄養素があります。アルブミンは栄養素を運んだり、血液の浸透圧を調整するという働きを持っています。肝臓に病気がある人はアルブミン不足のために、血液の浸透圧の調節ができず、むくみの症状がでてしまいます。

足のむくみが気になる方は、肝臓に何らかの病気が潜んでる可能性があるため、早めに受診をしましょう。

 

腎臓障害

人の身体は外から見るだけじゃ、病気かどうかわからないことが多いですよね。特に手足のむくみは、「単なる肥満?!」と勘違いされやすいのです。むくんでいる個所を指でぐっと押してみてください。押した部分がへこんだままであれば、それは肥満ではなく「むくみ」であり、病気が原因である可能性が高いのです。

手足のむくみの原因の病気として最も多いと言われているのが腎臓病です。むくみがあれば、まず腎臓病を疑って診察を受けるといいでしょう。腎不全やネフロ-ゼ症候群など、腎臓に抱えている病気を発見できるかもしれません。

 

下肢静脈瘤

長期間にわたりむくみが引かず、むくんでいる部位の血管がぽこぽこと浮き出ているときは、下肢静脈瘤であると考えたほうがいいでしょう。下肢静脈瘤になると、前述の通り血管が浮き出たり、紫色の血管が皮膚に浮かびあがったりします。通常のむくみと違って異変に気がつきやすい病気です。

立ちっぱなしの職種に就いている場合は下肢静脈瘤になりやすく、進行も早いと言われています。「寝たままキュキュッと…」などのうたい文句で知られる、足を圧迫して血流の滞りを無くすことなどで、下肢静脈瘤は緩和することができます。しかし、進行してしまった場合は、血管内にワイヤーを通すなどの大掛かりな手術が必要になることもなるので、楽観視はしていられません。

 

動脈硬化

体内の動脈が加齢とともに老化して、動脈内で様々な物質が沈着して血流が滞ることを、一般的に「動脈硬化」といいます。動脈硬化は、おこる部位によって様々な病気を発症させます。動脈硬化によって末端の血管が細くなり、そのために足のむくみや慢性的な冷え性を発症することがあります。

動脈硬化は、運動能力の落ちた老年期や、中年の女性に多く起こると言われています。習慣化した運動などで防ぐことができるため、普段から身体を動かすよう心がけ、病気を未然に防ぐといいでしょう。

 

狭心症

前述した動脈硬化が、心臓に血管を送る冠動脈に起こった場合、心筋症や狭心症といった病気になりやすくなります。心臓付近の大切な血管がつまって動脈硬化を起こす、なんて考えただけで胸が苦しくなってしまいますが、狭心症は文字通り、胸が苦しくなる症状があります。

平常時なのになぜか胸に圧迫感があり苦しい…という方は、すぐに受診されることをおすすめします。息切れと同時に、足のむくみなどの症状もあればなおさら、心臓付近の血管が詰まっている可能性があるでしょう。

 

糖尿病

生活習慣病の代名詞とも言える糖尿病。糖尿病予備軍を加えると、日本では1800万人もの人が糖尿病を患っているとさえ言われています。血糖値を下げる働きをするインスリンが生成されなかったり、働きが十分でなく、血中の糖度が上がってしまう病気を糖尿病といいます。

糖尿病の初期症状としては、足のむくみやかゆみ、そして痛みが挙げられます。多尿になるため足がむくんだり、皮膚が乾燥してかゆくなったりするのです。

 

さて、単なる足のむくみから、考えられる7つの病気を挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

7つの病気はいずれも命にかかわる恐れのある重篤なものと言えるでしょう。病気は一度発症してしまうと、生きている限り治らずに、薬などでだまし続けなくてはならないものや、治すために莫大な時間と費用を費やすものもあるのです。大切なのは「病気にならないこと。」です。少しでも早く病気に気がつけるよう、足のむくみや手足のしびれ、めまいや頭痛は、早めに受診するなどして対処しましょう。

自らの身体が発するSOSを見逃さないことで、長く健康な体を維持しましょう。

 

まとめ

足のむくみは体が出す危険信号!
命に関わる7つの病気

・甲状腺異常
・肝臓障害
・腎臓障害
・下肢静脈瘤
・動脈硬化
・狭心症
・糖尿病


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