死に至る危険生物のランキング!猛毒を持つ怖い生き物

死に至る危険生物のランキング!猛毒を持つ怖い生き物
猛毒を持つ危険生物と考えたとき、私たちが思い浮かべる生物は何でしょうか。食べたら死んでしまうことがあると広く知られていることから、ふぐを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。ふぐは毒を持つ生物の中で一番身近な生物ですよね。

フグ刺しはとてもおいしいけれど処理の仕方を間違えると毒が残ってしまうため、調理には十分注意が必要です。また、生物を動植物と考えるなら、私たちが摂取する確率が高いのは毒キノコではないでしょうか。こちらは調理段階ではなく、採集段階で注意が必要になります。

このようにふぐやキノコ類は口にする機会が与えられているため、すぐに毒の可能性と結び付きます。しかし世界的規模で見てみると、猛毒を持つ生物というのは私たちの生活空間とは全く異なる地域に存在しているため、私たちにはあまり知られていません。

そこで今回は、世界に存在する猛毒を持つ危険生物についてランキング形式でご紹介いたします。もし、猛毒生物の生息区域に訪れる機会がある場合は、今から挙げる生物に十分気を付けて下さいね。

 

死に至る危険生物のランキング!
猛毒を持つ怖い生き物

 

カバキコマチグモ

ランキング第七位は、カバキコマチグモです。蜘蛛というのはわかりますが、正直こんな蜘蛛の名前、聞いたことが無いという方がほとんどではないでしょうか。なんとこのカバキコマチグモは日本に生息している毒蜘蛛です。

しかも生息地域は沖縄県を除く全都道府県というたくましさなのですが、そのわりに知名度が低い生物ですね。体が小さく人間がこの蜘蛛の毒によって死亡した事例は見つかっていません。

そのせいであまり知られていないのでしょうが、致死量は0.005mg/kgという猛毒を持っています。死に至らなくともかまれると広範囲で腫れたり頭痛や嘔吐といった症状を引き起こす場合がありますので注意しましょう。

 

ハブクラゲ

続く第六位はハブクラゲ。一瞬、ハブっていうから蛇? でもクラゲってなってるからクラゲ? と疑問に思いそうな名前ですね。こちらもあまり知られていませんが沖縄や奄美に生息するクラゲです。

人間がこのクラゲに刺された死亡した例もあり、沖縄では侵入防止網がきちんと設置してあるところも多いです。触手に多数の細胞を持っているため、そこに触れると毒針が飛び出します。

カバキコマチグモもハブクラゲも、日本人にそこまで知られていないわりにしっかり日本に生息している生物なので、山や海では注意しましょう。

 

モウドクフキヤガエル

第五位はモウドクフキヤガエル、生息地域はコロンビアです。ようやく日本から離れましたね。その名の通り猛毒を持ったカエルです。名前も明らかに毒持ってるぜ! という感じの名前ですが見た目も負けていません。

橙色や黄色、ミント色(緑がかった白)と、日本の緑や茶色のカエルくらいしか見たことがない私たちにとってはかなり毒々しい色合いのカエルです。ただし名前の由来は人間が狩猟の際に吹き矢に塗ったことから来ているので、カエルにとっては変な名前を付けられて迷惑な話かもしれませんね。

 

ズグロモリモズ

第四位にはズグロモリモズがランクイン。モズ、と名前がつくので察していただいているかと思いますが、鳥のモズです。インドネシアやパプアニューギニア、その周辺で生息しているオレンジと黒の色合いが可愛らしい鳥です。

神経毒を持っていて、羽や皮膚に含まれています。日本にいる限り触れる機会はそうそうないと思いますが、見かけた際は安易に触れたりしないよう、十分に注意が必要です。

といってもやすやす触れるような警戒心の薄い鳥はあまり存在しないので、よっぱど弱っている状態でない限り、触ることはないでしょう。

 

ゴウシュウアンドンクラゲ

第三位がゴウシュウアンドンクラゲです。生息しているのはインド洋南部からオーストラリア西方近海で、英名ではシーワスプ(海のスズメバチ)と呼ばれています。クラゲという種類で考えると二度目のランクインですね。

ハブクラゲの近縁のクラゲになるのですが、正直クラゲの種類なんてよくわかりませんよね? とりあえずクラゲには触らないようにした方がいいと考えましょう。そうすればいちいちクラゲの種類で警戒せずにすみます。

ちなみに泳ぐ際にボディースーツや全身タイツを着用するのも毒を防ぐ有効な手段になります。クラゲの毒は人間の皮膚と接触しなければ発射されないのがその理由です。全身タイツ着用でビーチに行くのは見た目が限りなくダサく勇気が必要ですが、安全を重視するならおすすめです。

 

マウイイワスナギンチャク

第二位はマウイイワナスナギンチャク、ハワイのマウイ島に生息しています。実質、世界一といっていい危険生物はこのマウイイワスナギンチャクです。神経毒のパリトキシンを体の中で作り出します。

マウイ島のハモアビーチ付近に生息しているのですが、ハモアビーチは実はとても美しいビーチであることをご存知でしょうか。その美しさは太平洋で最も美しいビーチと評した方もいらっしゃるほど。

そんな美しいビーチに世界最強レベルの猛毒生物がいるというのもまたそら恐ろしい事実ですね。綺麗な薔薇には棘があるという言葉を思い出しますね。ランキング二位までをざっと見た限りでわかるのは、半数が海の生物が危険ということでしょうか。

危険な生物が多いから泳がないという言い訳もできるので、かなづちの方にとっては嬉しい真実かもしれませんね。

 

人間

堂々たる第一位です。あらゆる毒素を使いこなし、しかも全世界に生息する生物と言えば人間を除いて他には存在しないですよね。実際、強い毒性のある危険生物に危害をくわえられる確率よりも、毒性は特にない人間に危害をくわえられる確率の方が圧倒的に高いです。

神経毒も混合毒も毒ガスも作り出せる上に生息地域に制限もないと来たら、避けて生活するのは難しいですよね。日本に限定するなら、夜中の人気のない路地裏にたむろしていたりする種類はわかりやすく毒性が強いですのでご注意を。

ただし自らの毒性を巧妙に隠している種類も沢山いるのでそういう種類を見極めるには努力も必要になってきます。思いがけない毒によって大ダメージを受けないように、円滑な人間関係を築いてくださいね。

 

いかがでしょう。一部を除いてあまり耳慣れない生物ばかりだったのではないでしょうか。普段意識することはあまりないだけに、意外な場所に生息する危険生物も存在します。

ちょっとした海外旅行先で、危険生物の毒に触れることがないように、十分注意しておきたいですね。楽しい観光が悲しい搬送に変わったなんてことになったら、せっかくの海外旅行も台無しになってしまいますよ。


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