次亜塩素酸水を使うとき、用途に合った商品を選ぶ方法

次亜塩素酸水を使うとき、用途に合った商品を選ぶ方法

そもそも次亜塩素酸水って何? アルカリ水とか、炭酸水みたいなもの? というあなたのためにまずは簡単にご説明いたします。次亜塩素酸水とは、消毒殺菌等の効果のある液体のこと。この一文でお分かりいただけたかと思いますが、飲料水ではありません。

酸化数や組成式に沿ってその無害性などをご説明するのはややこしいしかえって分かりにくくなりますので『誤飲しても大丈夫だけど飲まないように注意する』とだけ頭に入れておいてもらえると確実です。

間違って飲んでしまっても命に係わることはないでしょうが、飲料水としての使用はお控えくださいね。インターネットで検索すると、実に様々な用途で次亜塩素酸水を使用されています。今回は多種多様な次亜塩素酸水の、使用法別選び方についてご説明いたします。

 

次亜塩素酸水を使うとき、
用途に合った商品を選ぶ方法

 

日常的な殺菌消毒

飲食店で働いている方や、働いていなくとも毎日きちんと除菌しているという方に最初にご紹介するのは、日常的な殺菌消毒を用途として次亜塩素酸水を使う場合の選び方です。

片づけが終わった後のシンクやテーブル、食器や調理器具類は当然ふきんで拭き上げて綺麗な状態にしますよね。ですが、ただふきんで拭いただけでは除菌したことにはなりません。

そのまま放っておくと雑菌が繁殖して次に使用するときに雑菌が付いたまま使用することになってしまいます。そんなときの除菌防菌に使用するのは、シュッとひと吹きする霧吹きタイプのものがいいでしょう。片手で簡単に殺菌消毒ができるものが理想です。

 

感染症予防

こちらは病院や介護施設では必ず目にするアルコール除菌溶液と同じ用途で使用するもの。最近では銀行や普通の会社、飲食店なんかにも備え付けられていることがありますよね。次亜塩素酸水といっても色々な種類がありますが、ここは無臭の備え付けタイプを選びましょう。

アルコール除菌溶液はニオイが気になるという方にはうってつけです。使い方はカンタン。プッシュして手に揉みこむだけです。予防接種にはなかなか行けないけれど、このくらいなら冬場のインフルエンザやノロウイルス対策として簡単に始められますね。

冬が終わっても感染症対策するに越したことはありませんので手ごろな価格のものを常備しておきましょう。

 

オーラルケア

歯磨き用品の除菌にも使えますが主にうがい薬の用途で使用します。気を付けたいのは成分です。漂白剤などに使用される次亜塩素酸ナトリウムというものがありますが、それは次亜塩素酸水とは別物です。

他の用途で使用するときはもちろんですが、オーラルケアとして使用するときは特に間違わないように注意してください。次亜塩素酸ナトリウムはハイターに近いものなので、誤って飲み込むと大変危険です。

間違わないためには逐一成分を確認するのではなく、オーラルケア用と書かれたものを使用するのが一番簡単です。購入するときは用途にオーラルケアと書かれている次亜塩素酸水を選びましょう。

次亜塩素酸水はご家庭で手づくりすることも出来ますので、手作りする際もオーラルケアと書かれたものを作るようにしましょうね。

 

花粉症対策

花粉症の方には嬉しいことに、次亜塩素酸水は花粉にも対応できます。次亜塩素酸水は平たく言えば花粉症の原因物質を不活性化させることができるので、今まで花粉症対策に使っていたグッズと置き換えたり併用したりして使ってみてください。

霧吹き状のものを屋内に消臭剤と同じようなやり方で吹き付ることで花粉への反応を和らげたり、眼鏡や小物に次亜塩素酸水をしめらせたティッシュで拭いたりとにかく思い付くまま試してみることで、下手に高い花粉症対策グッズより効果がみられるかもしれませんよ。

お手軽にたくさん使用できますので、高い花粉症対策グッズを買う必要がなくなってくれたら嬉しいですね。

 

虫よけ対策

次にご紹介するのは虫よけ対策としての用途について。こちらも花粉症対策と同様にあまり知られていない用途ではないでしょうか。使い方は通常の虫よけスプレーや虫よけの塗り薬と同様です。

だったら市販の虫よけを使えばいいじゃないかと思ったあなたの意見も間違いではありません。肌がもともと強い方であれば、市販の虫よけでも問題なく使用できるでしょう。

ですがアレルギー体質や敏感肌の方は、虫よけスプレーで虫はよけられたけど肌がかぶれてしまったり湿疹が出たりした経験があるのではないでしょうか。それもそのはず、実は市販されている虫よけの薬は、実は農薬を体にすりこんでいるようなものなのです。

虫に害があるのだから人体にも害があって当たり前だと考えると少し使うのが怖くなりませんか? そう思った方には、今度から害のない次亜塩素酸水を使ってみるのをおすすめします。

 

食品の洗浄液として使用

文字通りそのまま食品のすすぎ洗いや短時間のつけおきに使います。野菜や果物を洗わずに調理を始めたりしませんよね?調理前の野菜や果物などはただの水で洗うよりも次亜塩素酸水で洗ってから水洗いした方が表面に付着している雑菌を落とす効果があります。

ただし用途はあくまですすいだり一時的につけおきするだけにしておいてください。次亜塩素酸水は色々な用途があるし、食品を洗っても大丈夫ならそれでお米を炊いたらもっといいんじゃないの? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お米を炊くには適していません。

 

消臭効果を狙いたい

台所やお風呂の排水コーナーや洗面所やお手洗い、さらにはたばこや焼肉のにおいにペット小屋や畜舎の消臭まで次亜塩素酸水で対処できます。こちらも市販されている消臭剤と使用の仕方は同様です。

あえて使い方を説明するまでもありませんが、においが気になる場所に直接振りかけたり、部屋の空中に霧散すると効果があります。大きな声では言えませんが、体臭も軽減できることがあります。

除菌殺菌効果があることでも知られていますので、家族の体臭が気になるときには「除菌しておいてあげるよ」という名目で相手の体に噴射すれば、体臭も気にならなくなる(かもしれない)し、何より相手を傷つけずにすみますよね。

家族の体臭が気になるけど言えないで悩んでいる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたか。思っていた以上に多種多様な側面を持っている次亜塩素酸水、人でも物でもあらゆるものに殺菌消毒ができてしかも体に害がないとなったら、すぐにでも使ってみたくなりますよね。

ここまでご紹介した内容を参照しながら、用途に合った商品を使って次亜塩素酸水を有効に活用してくださいね。様々な使用法を挙げましたが、共通しているのは飲むことによって殺菌消毒するものではないというところです。

オーラルケアにも使えますが、飲み込まないようにご注意ください。上記でも述べましたが次亜塩素酸ナトリウムとは別物なので間違えないように気を付けてご使用くださいね。

 

まとめ

次亜塩素酸水を使うとき、用途に合った商品を選ぶ方法

・日常的な殺菌消毒
・感染症予防
・オーラルケア
・花粉症対策
・虫よけ対策
・食品の洗浄液として使用
・消臭効果を狙いたい


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