コンタクトによる目の充血を防ぐために心がけたいこと


コンタクトを使用している人口は、日本人の10人に1人、約1,500万人と言われています。その中の多くの方が、コンタクトによる充血に悩まされているのではないでしょうか。

充血と言う状態は、白目部分が赤くなり、涙が多く出たり目やにを伴うものです。また、まぶたなども捲ってみると、内側も赤く充血しているでしょう。充血は、目の血管が何らかの原因で拡張して起こります。

コンタクトは、少なからず、裸眼に比べれば目に刺激を与え続けている様なものです。ですが、視力を矯正するもののため、外して生活することも難しいでしょう。

ここでは、コンタクトによる目の充血を予防する為の方法をいくつかご紹介します。少しでも予防法を実践して、いつでも気持ちの良い視界を手に入れましょう。

 

コンタクトによる目の充血を防ぐために
心がけたいこと

 

市販の目薬を使い、お手軽に充血予防をしましょう

市販の目薬には、炎症を止める成分や、目に栄養を与える成分が含まれているため、正しく使用すれば充血を防ぐことができます。また、目薬をさして涙が出ることで、ゴミやホコリを除去し、目を清潔に保つことができます。

ドライアイで充血が起こっている場合も、目薬で潤いを与え、目の乾燥を抑さえれば十分効果があります。目薬は手を清潔にした状態で、まつ毛やまぶたに目薬が当たらないようにして使用しましょう。さした後は瞬きせずに、目を閉じて成分を浸透させると良いでしょう。

 

コンタクトの使用方法を見直し、正しく使用しましょう

コンタクトを正しく使用するため、今までの使用法は一旦見直すと良いでしょう。まず、長時間の使用はNGです。一日に16時間は超えないように注意します。

レンズ交換が必要なコンタクトの場合、合計で使用した日数ではなく、開封してからの期間で数えましょう。また、指導された期間での定期健診も必ず受けましょう。洗浄が必要な場合は消毒方法など商品説明に従って行いましょう。

 

スマホ、パソコンを長時間使用するには注意が必要です

コンタクトを使用して、視力が良くなっているからと言って、スマホやパソコンなどを長時間使用してしまうのは良くありません。コンタクトは視力全体を回復させているため、近すぎるものを見れば、もちろん目は疲れます。

パソコンなどの使用時は特に、瞬きの回数も減り、ドライアイを起こす原因となります。仕事上どうしても必要な場合は、休憩を多く挟んだり、パソコン用のメガネに替えて作業しても良いでしょう。

 

疲れ目には温めたり、マッサージなどでセルフケアをしましょう

コンタクトによる疲れ目にはマッサージが効果的でしょう。目の周りのマッサージは、血行を改善して充血を予防、解消してくれます。一日の仕事で疲れた目に、自分で簡単にできるマッサージをしましょう。

まずは手を清潔にして、目の周りを蒸しタオルなどで温めます。そして、眉毛の上の辺りから、気持ちいい程度の力で押していきます。こめかみと目の間や、眉間の間、頬の上の辺りなど、目の周りをゆっくり時間をかけてマッサージすると良いでしょう。

 

目を酷使している環境を改善するため、遠くを見たりエクササイズをしましょう

目の疲れをなるべく解消する機会を作るのも充血の予防には効果的です。パソコンや勉強など、手元ばかりを見る時間が多ければ、数秒だけでも遠くを見るようにして目の筋肉を緩めましょう。

黒目をグルグル回したり、上下にテンポ良く動かすようなエクササイズも良いでしょう。ステレオグラムと言われている立体画を見るだけでも疲れ目の解消ができると言われています。ネットでも閲覧できるので、仕事の合間に数分だけ挟んで疲労を回復させましょう。

 

目を完全に休ませるには、十分な睡眠が必要です

目を休ませるためには、十分な睡眠が一番です。睡眠中はコンタクトは外しているし、何かを見て目の筋肉を使う必要もありません。充血予防には十分な睡眠をとることが大切でしょう。

また、夜、寝る前にスマホを使用するのもよくありません。スマホやパソコンからは太陽光に似たブルーライトが出ており、絶えず目や脳を刺激してしまいます。昼寝もとても効果がありますが、昼寝が出来ない場合は、10分程度でもいいので、目を閉じて休ませる努力をしましょう。

 

目にゴミが入らないように、部屋は清潔に保ちましょう

部屋が汚れていることで、コンタクトに汚れが付着したり、目の中にゴミが入り、充血を引き起こします。空気中に舞っているホコリ、花粉やフケなどがアレルギー反応を引き起こしたり、目の汚れが原因で細菌が繁殖すると充血は悪化してしまいます。

部屋はマメに掃除機をかけたり、シーツやタオルは頻繁に洗濯しましょう。花粉の多い季節以外は、できるだけ換気を心がけ、湿度のコントロールもすると良いでしょう。

 

通常の視力では日常生活が難しいため、それを改善させるためのコンタクトですが、間違ったコンタクトの使い方により、より日常生活を悪くしてしまう場合もあります。視覚は人間の感覚のうちでも、とても重要なものです。

日頃のケアを怠らないよう、コンタクトの使い方には十分過ぎるくらい気を使いましょう。基本的には、目を清潔に保つこと、目の疲れを溜めず、筋肉のコリを解消することがポイントとなるでしょう。ここで紹介した方法は、どれも自分で簡単に行うことができます。

大切なのは、これらのケアを忘れずに、マメにできるかどうかです。目の充血は、本人も違和感を感じますが、決して周りにも良い印象は与えません。現代は目を酷使する作業がとても多いため、目のケアは日常生活に必須と言えるでしょう。

まとめ

コンタクトによる目の充血を防ぐために心がけたいこと

・市販の目薬を使い、お手軽に充血予防をしましょう
・コンタクトの使用方法を見直し、正しく使用しましょう
・スマホ、パソコンを長時間使用するには注意が必要です
・疲れ目には温めたり、マッサージなどでセルフケアをしましょう
・目を酷使している環境を改善するため、遠くを見たりエクササイズをしましょう
・目を完全に休ませるには、十分な睡眠が必要です
・目にゴミが入らないように、部屋は清潔に保ちましょう


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