利き手の指を骨折した後のリハビリで注意すべき7つのこと

利き手の指を骨折した後のリハビリで注意すべき7つのこと

利き手の指を骨折してしまうと、日常生活が不便なだけでなく、以前のように元に戻るかの不安と向き合うことになります。ギプスをしている期間は動かすことができず、もどかしく心配な日々を送るのではないでしょうか。

以前のように食事や勉強、スポーツをしたりと、できるだけ完治に近い状態に戻すためには骨折後のリハビリはとても重要です。リハビリは医師や理学療法士の指導のもと開始しますが、事前に自分でも気をつけておきたい点が沢山あります。

リハビリの方法によっては、思うように治らなかったり、治るまでに莫大な時間がかかることもあります。ここでは利き手の指を骨折した後のリハビリで注意すべき7つのことをご紹介します。以下のことを踏まえて、丁寧にリハビリをして完治を目指してください。

 

利き手の指を骨折した後の
リハビリで注意すべき7つのこと

 

ギプスをしている間は、固定によるむくみにも対応しましょう

骨折したほうの手はギプスによって長期間固定されてしまうので、血行が悪くなりむくみやすくなってしまいます。ギプスが外れて、いざリハビリをしようとしても、むくみが残っているようでは上手く動かせないものです。

むくみを少しでも解消するためには、なるべく心臓より高い位置に骨折した指をもっていくことをおすすめします。就寝時などはクッションやタオルを手の下にあてがうと良いでしょう。

 

リハビリはいつ始めるかがとても大切です

ギプスをしている間は動かせない周りの筋肉がみるみる弱まり、患部の動きが悪くなってしまいます。年を取れば取るほど筋肉が固まるため、回復しづらくなると言われています。

リハビリを開始するには出来るだけ早い時期がいいでしょう。医師の指示に従い、ギプスがついたままでもリハビリが出来る場合は、直ぐに開始しましょう。

 

患部を必ず温めてからリハビリを開始しましょう

動かさない状態が長く続くとスジや筋肉が固まって動きづらくなってしまいます。リハビリ開始の前は必ず患部を温めて、柔らかくなった状態で始めてください。

硬いままのスジを急に伸ばしたりすると、痛めてしまう可能性があります。お湯やカイロ、または手袋などで患部を温めると良いでしょう。

 

指の稼動域を伸ばすため、反対の手でストレッチをしましょう

骨折したほうの手指を曲げ伸ばししているだけでは、稼動域は怪我をした時の硬いままです。少しでも動く範囲を広げていくために、反対の手でストレッチやマッサージをしましょう。

痛みに注意しつつ、少しずつストレッチをすることにより、以前のように指が動いた範囲まで徐々に伸ばしていくとよいでしょう。

 

回復を助けるため、リハビリ中の食事には気をつけましょう

リハビリ中は骨の形成のためにカルシウムの多い食事を心がけましょう。また、カルシウムの吸収を良くするためには、ビタミンDの摂取も必要です。塩分が強い食事はカルシウムの吸収を妨げるため、薄味を心がけましょう。

ビタミンDはきくらげやまつたけ、しめじなどのきのこ類、かわはぎやにしん、さけなど魚介類に多く含まれています。また、日光浴によって、身体でビタミンDが作られます。

極端に日に当たらない生活をしている人は少しだけでも日光を浴びるようにしてください。目安としては夏場は30分、冬場は1時間程度です。

 

激しいリハビリの後には炎症を抑えるために少し冷やしましょう

まず、怪我をした部分は炎症を起こします。治りきる前にリハビリをしているため、リハビリ後は炎症が激しくなってしまうでしょう。リハビリ後に熱を持ったままの患部を放置してしまうと、腫れが残ってしまう場合もあります。腫れた患部はスプレーや氷のうなどで軽く冷やしてください。

 

筋力トレーニングだけでなく、細かい動きのリハビリもしましょう

リハビリとしてスタンダードなのが、掴める物を持ち上げたり、グーパーをして落ちた筋力を回復させるものが多いようです。ですが、利き手の指は身体の中で一番繊細な作業をするところです。

筋力トレーニングだけでなく、細かい動きを取り入れたリハビリをして、指先を動かし、神経も鍛えましょう。

 

いかがでしたか。

つい前の日まで不自由することなく使えていた利き手が、骨折を機にギプスで固定され、我慢の日々を送っている方は多いかと思います。ギプスは付けているだけでも重かったり、中が痒くなったりストレスが溜まります。

職場や学校でも無駄に心配されたり、からかわれたりと、早く治したいと焦る気持ちもあります。しかし、大切なのは前向きな気持ちで諦めずに、完治するまでリハビリを続けることです。

電卓や電話機など、利き手と反対の手で使用した方が効率的な道具もあるため、これを機会に使えるように練習してもよいかもしれません。両利きになれば今まで以上に便利なことばかりです。

リハビリの進捗具合は年齢や個人差によるところもあるので、ポジティブな気持ちで気長に向き合うことが必要でしょう。

 

まとめ

利き手の指を骨折した後のリハビリで注意すべき7つのこと

・ギプスをしている間は、固定によるむくみにも対応しましょう
・リハビリはいつ始めるかがとても大切です
・患部を必ず温めてからリハビリを開始しましょう
・指の稼動域を伸ばすため、反対の手でストレッチをしましょう
・回復を助けるため、リハビリ中の食事には気をつけましょう
・激しいリハビリの後には炎症を抑えるために少し冷やしましょう
・筋力トレーニングだけでなく、細かい動きのリハビリもしましょう


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