レーシック手術の後遺症として疑われる7つの症状

レーシック手術の後遺症として疑われる7つの症状

レーシック手術は、視力が悪く日常生活でもメガネやコンタクトなど、不便な思いをされている方には視力を良くする魔法の手術のように紹介され始めています。今や日本でレーシック手術を受ける人口は年間およそ5万人とも言われています。

そんな夢のような手術ですが、視力回復の利点とは裏腹に、約半数の経験者が手術後の後遺症に苦しんでいるという報告があります。また、後遺症もすぐ現れるものではなく、ゆっくり時間をかけて現れるため気づき難いという点もあります。

そこで、以下のレーシック手術の後遺症として疑われる症状をご紹介します。後遺症もケアによっては緩和される場合もあります。当てはまるものがあるかどうか、確認してみてはいかがでしょうか。

 

レーシック手術の後遺症
として疑われる7つの症状

 

ドライアイがひどくなってしまう

レーシックの後遺症でなくても、ドライアイに悩まされている方は多数いらっしゃるかと思います。症状としては、眼の乾きが気になり、ゴロゴロするような異物感がある、などです。

眼の表面が乾いてしまうと、傷がつきやすくなったり、結膜炎などを起こす場合があります。レーシック手術では、涙を分泌する神経を一旦切断してしまいます。

基本的には約1年でその神経は回復すると言われていますが、中には数年経っても回復できないままの方もいます。パソコンや運転などを多くされる方は気をつけたい症状の一つです。

 

眼のかすみ、視力が戻ってしまった

視力回復の手術をしたのにもかかわらず、1年足らずで視力が元に戻ってしまうという声も聞かれています。術後すぐには1.0以上まで回復させた視力は、またメガネやコンタクトが必要な視力に戻ってしまうことがあります。

また、疲れたときに眼がかすんだり、疲れ眼からくる頭痛や肩こり、ひどい場合は吐き気やめまいまで感じることもあります。

 

遠視になっている

遠視は近視とは逆に、遠くのもは見えやすいが近くのものに対して視力が悪くなってしまう状態です。レーシック手術により視力を矯正しすぎて「過矯正」になってしまいます。

これにより、手元や足元が見えづらくなったり、他の体調不良をを引き起こすなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。

 

左右の黒目が違う方向をむいてきた

あまり知られていない後遺症の一つが斜視です。左右の黒目がそれぞれ違う方向を向いてしまうと言う症状で、ズレが少ないものは斜位といいます。原因は近視から遠視になることで、眼に力が入りすぎるためとも言われています。

後遺症としての斜位によって、焦点が合いづらく、疲れ眼が激しくなります。

 

暗闇が見えづらくなった

夜道や寝室など、暗所での視力低下という症状も多く報告されています。暗所では少ない光をとりこんだ瞳孔の微妙な調節が必要になりますが、手術では、その調節機能の近くにメスをいれているため、うまく機能していない状態になります。

遠くだけでなく、足元まで見えづらくなったり、暗闇に眼が慣れるまでも相当な時間がかかってしまいます。

 

小さな光が眩しくなったり、モヤがかかって見える

後遺症として疑われる項目の中に、「ハログレア現象」というものがあります。ハログレア現象とは、光の強い部分がより眩しく見え、また光の部分がモヤモヤと見えるような症状を言います。

丁度、夜間に車を運転していたり、散歩をしている時に街灯部分が曇って見えるような状態です。これは手術によって治療した部位に段差ができ、眼に入ってきた光を乱反射してしまうためと考えられています。

後遺症の中でも軽度な症状で、時間が経つと同時に改善される方も多くいらっしゃいます。ですが、夜間にお仕事をされている方などは注意しておいたほうが良いでしょう。

 

眼が充血するようになった

以前は眼が疲れた場合にのみ起こっていたかもしれませんが、レーシックの後遺症として眼の充血が頻繁に起こると言われています。充血は白眼の部分に赤く血が滲んで見える症状です。眼精疲労やドライアイでなる場合が多いでしょう。

中には術後、少しの間に改善される方もいますが、逆に長い期間、充血が取れない場合もあります。ですが、充血は鏡を見ない限りは、なかなかチェックすることができません。仕事中や移動中など、できるだけ頻繁に確認する機会を設けると良いでしょう。

 

この他、レーシック手術をしたがために、将来、眼病などにかかった時の治療法が限られてしまうという例もあります。また、再手術をされる方も増えてきていますが、それもまた負担やリスクが少なくありません。

手術を受けた後、クリックでは定期的な検診があります。症状によっては時間をかけて回復されるものなどもあります。手術が終わって視力が回復したからと言って、安心せず、検診にはしっかり通い後遺症や合併症が見受けられるようなら必ず医師に相談しましょう。

後遺症は全ての方に当てはまるというわけでもありません。これからレーシック手術を受けようとされている方は専門のクリニックで十分な説明を受けてから決断をしてください。

 

まとめ

レーシック手術の後遺症として疑われる7つの症状

・ドライアイがひどくなってしまう
・眼のかすみ、視力が戻ってしまった
・遠視になっている
・左右の黒目が違う方向をむいてきた
・暗闇が見えづらくなった
・小さな光が眩しくなったり、モヤがかかって見える
・眼が充血するようになった


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