ネットの普及に伴い、「オフ会」という言葉も浸透してきました。オフ会とは、ネット上で知り合った複数名が、実際に飲み会などの席を設けて集まる会合を指します。
「オフ会開かない?!」なんて簡単に誘い合って簡単に会う若者が増えている現代ですが、オフ会にはいくつもの危険も潜んでいることを忘れてはいけません。実際にオフ会に赴いて、「お金を取られた!」や「いやな目にあった。」「レイプされた。」などの被害報告も出ているからです。
会ったこともない人間に会うという危険を知らないままに、オフ会に参加することは本当に危険なのです。「オフ会」を装った集団暴行や金銭トラブルは珍しくないのです。
そこで初めてオフ会に参加する人のために、オフ会に参加する前に注意するべきポイントをいくつかまとめてみました。以下を参考にして、安全性を見極めたうえでオフ会に参加すれば、楽しむこともできるでしょう。
どんなオフ会が危険なの?
安全性を見極める7つのポイント
しつこい勧誘に惑わされない
ネット上であっても、あなたの性別や年齢を伝えることで、あなたを「性」や「恋愛」の対象として狙いを定めてくる相手はたくさんいます。ネット社会に依存するあまりに、ネット上でしか出会いを探せない人も大勢いるからです。
仮にあなたが若い女性であることをネット上で伝えたとします。その後に「オフ会来ない?」「会おうよ!」などとしつこく勧誘してくる人がいたら要注意です。
相手はネット上のゲームなどで親しく付き合っている相手かも知れませんが、気を許しすぎてはいけません。特にしつこく勧誘してくる人には警戒心をもって接するべきでしょう。
参加者の年齢層を調べる
オフ会に参加することを決めたら、参加者の人数や詳細を必ず確認しましょう。人数が多ければ安心ですが、「女性は自分だけ」「自分以外はみんな高齢」などという偏りがないことを、事前に必ず確認するべきです。
オフ会に参加する他の参加者たちが共謀して、あなた一人をエサにしようとしている可能性も0ではありません。オフ会に参加する場合は、警戒してしすぎることはありません。特に初めてのオフ会であれば尚のことです。参加者の詳細は事前にしっかりとチェックしましょう。
参加費用の徴収法に注意
オフ会の集合場所に行くと、いきなり「参加費用を払ってください。」と言われる場合があります。これ自体は珍しくないかもしれませんが、「お店はこの道を行った先です。僕は他の参加者を待つため、先に会場に向かってください。」などといって、お金だけもらって逃げるケースもあるのです。
最初に参加費用を徴収されたら、その人物と一緒に会場に行くようにするといいでしょう。また、「後払いでもいいですか?」と聞いてみるのも一つのアイデアです。不自然に断られたら、金銭詐欺の可能性も考えて、その場で帰ることをお勧めします。オフ会の会費狙いの詐欺も、決して少なくないのです。
主催者の身元確認
オフ会を催す主催者の身元はきちんと事前にチェックしましょう。そのオフ会が危険か安全かの判断ポイントになるからです。主催者が身元のしっかりとした信用できる人物であると判断したら、オフ会に行ってもいいと思われます。
しかしあなたが未成年である場合は、親御さんから身元確認の一方を入れてもらうことをお勧めします。未成年を狙ったオフ会犯罪も多数あるからです。オフ会を、気軽に未成年の女性と会える場所と考える、危険な大人もたくさんいるのです。
オフ会の場所をチェック
オフ会を行う場所を、事前にきちんとチェックしましょう。同居の家族がいれば、出来れば「今日はオフ会で○○という店に行く」と伝えた方が良いでしょう。会場がきちんと決まっているかどうかは、オフ会の危険性をジャッジするポイントの一つです。会場が地下や怪しい立地にある場合はオフ会を断るべきでしょう。
また、カラオケボックスも要注意です。大音量に紛れて暴行などの犯罪を企てる人もいるからです。基本的に初めて会う人物が安全かどうかは誰にもわかりませんよね。相手が犯罪を企てていないかどうかを警戒する気持ちを持ち続けるべきなのです。
自分の他にも女性がいるか?
女性でオフ会に参加する人は、自分の他にも女性がいることを希望するべきでしょう。ネット上の出会いであれば、男性なのに「私は女性です。」と偽っている場合もあるため、本当に女性の参加者がいるかどうかを事前にしっかりとチェックするべきです。
集合場所に女性があらわれなかったら、お詫びをいれてその場を立ち去る勇気も必要です。オフ会の時に大勢の男性に囲まれて怖い思いをしたという女性の被害もあるのです。
集合場所で最終ジャッジ
初めて会う人たちなので、いくら事前に電話やメールで詳細を確認しても、最終的にそれが本当かどうかを確認できるのは会った後です。オフ会の集合場所で、女性が自分だけであるなどの危険が発覚したら、その場で回れ右をして帰る勇気を持ってください。
一時的に場を白けさせて窮屈な思いをしたとしても、犯罪にあうよりはましなはずです。後にメールで「怖かったから。ごめんなさい><」と弱さを出して謝罪し、それ以降はネット上の付き合いと割り切ることです。
オフ会という顔も見たことのない人間の集団に会うことの危険を、少しはわかっていただけたでしょうか。ネットが普及している現代では、ネットから発展する人間関係も少なくはありません。そこから恋愛や親友に発展するケースだって、可能性としては十分あると言えるでしょう。
しかし「オフ会」という犯罪の起きやすい場所に未知なる出会いを求めて、無防備な状態で参加することは本当に危険なのです。危険を承知したうえで、十分警戒したうえでの参加をお勧めします。
まとめ
どんなオフ会が危険なの?安全性を見極める7つのポイント
・しつこい勧誘に惑わされない
・参加者の年齢層を調べる
・参加費用の徴収法に注意
・主催者の身元確認
・オフ会の場所をチェック
・自分の他にも女性がいるか?
・集合場所で最終ジャッジ