突き指の腫れを1週間できれいに治す7つのステップ


バスケットボールなどの運動ではよく突き指する事がありますよね。突き指とは、指先を損傷して指の靭帯を傷つける怪我の事です。

靭帯を傷つけると内出血をおこして指の関節が大きく腫れてしまいます。つまり、突き指で腫れるのは関節に血が溜まっているのが原因です。安静にしていてば数日で腫れが引いて良くなりますが、靭帯が酷く傷つくと靱帯断裂や骨折の可能性が高いので病院で診てもらった方が良いでしょう。

そこで今回は、骨折や靱帯断裂をしていない突き指の腫れを1週間できれいに治すコツについてお伝えします。この7つのステップを試し、1週間経って全く痛みが和らがない場合は迷わず病院へ行きましょう!

 

突き指の腫れを
1週間できれいに治す7つのステップ

 

まずは、冷やそう(アイシング)

まず突き指した場合、冷水や氷を使って怪我をした指をガンガン冷やしましょう。湿布などを利用しても効果的です。すぐに冷やすことで、傷ついた組織の炎症を抑え、回復への足がかりになりますし、痛みが薄れ、突き指の辛さが軽減される効果が考えられます。すぐに20分ほど冷やしましょう。

温めると良いというコメントは内出血が収まってからの事なので注意して下さい。突き指したらまず冷やす!これが基本です。

 

手を心臓より高い位置に上げよう

冷やしたら指をなるべく心臓より高い位置に上げましょう。こうする事で、内出血の量を減らす事が出来ます。手を心臓より高い位置に上げるという行為は、突き指が手の場合です。足の指を突き指した時は、椅子などを利用して足を上げると良いでしょう。

これは就寝時にも行うと怪我の治りが早くなるので意識してやって下さい。

 

指を固定しよう

突き指すると、急に指が太く腫れてくるので、他の正常な指に比べて短く見えます。しかし腫れた指をあわてて引っ張ってはいけません。突き指をしたと思われる箇所を、添え木か、それに代替できる固いもので固定して下さい。そのままにして置くと、指が変形する危険があります。

もし剥離骨折を起こしていた場合は、そのまま患部にコブがあるように変形したままの状態で固まってしまい、関節が曲がらなくなることも考えられます。必ず固定してまっすぐに指を伸ばしておきましょう。

 

モーラステープを使用しよう

モーラステープは、肌にぴたっとフィットし、はがれにくく、怪我をした幹部の炎症や鎮痛を促す、非ステロイド系の鎮痛消炎湿布です。医師に処方されない限り、市販では手に入らない医療用医薬品となっています。

突き指の早期回復に大変有効ですが、副作用があります。モーラステープの薬剤(ケトプロフェン)は、太陽光の紫外線を当てると、皮膚がかぶれたり色素が沈着してしまうなどの副作用(光線過敏症)を引き起こす恐れがあります。

モーラステープを突き指に使用しているときは、その部分が直接日光に当たらないように手袋や布で隠して下さい。

 

血行を促進しよう

突き指では湿布剤も有効ですが、キツく貼ると血行を阻害する場合があります。ある程度腫れが引いたら、血行を促進するような軟膏剤を利用しましょう。病院で処方して貰えますから是非使ってみて下さい。

突き指をマッサージしたり、指を引っ張るのは危険です。腫れが引くまでは安静にし、固定させて置きましょう。変に触るとそのまま指が変形する恐れがあります。

 

ゆるめにテーピングしよう

突き指をしてしまったばかりの段階では、患部に血液が急速に集まってしまって、患部が腫れあがってしまいます。この時にきつめにテーピングをしてしまうと、血液の逃げ場がなくなってしまって、症状が悪化してしまいますので、ゆるめに巻くようにして下さい。

適度に圧迫する事で、指を動かさずにまっすぐな状態を保つ事が出来ます。突き指した時のテーピングは非常に重要です。

 

安静にしよう

突き指をした場合、その指を使わないのは勿論ですが、激しい運動も厳禁です。運動して体温が上げると、怪我した指の血流も良くなり、腫れが引かない原因になります。

たかが突き指くらい、と思わずに、部屋でゆっくり休息を取りましょう。熱いお風呂に入ったり、辛い食事を食べるのも控えて下さい。ビタミン、カルシウムをたっぷり摂って早めに就寝しましょう。

 

いかがでしょう、この7つの方法を試す事で、突き指の腫れは綺麗に完治するはずです。もし1週間過ぎても腫れが引かず、痛みがある場合、骨折している可能性があります。骨折でなくても、掌側板損傷や脱臼の恐れもあります。突き指した箇所が、曲げられるのに伸ばせない・伸ばせるのに曲げられない場合は、腱が断裂している場合もありますから、スポーツ医学外来に行っても良いでしょう。

突き指は放置しておくと曲がったまま固まったり、関節が太くなって変形する事があります。突き指はクセになるとも言われていますから、何度も同じ指を突き指する場合、それだけ指に負担がかかります。早めに病院を受診して適切な処置をするようにして下さい。

まとめ

突き指の腫れをきれいに治すには

  • まずは、冷やそう(アイシング)
  • 手を心臓より高い位置に上げよう
  • 指を固定しよう
  • モーラステープを使用しよう
  • 血行を促進しよう
  • ゆるめにテーピングしよう
  • 安静にしよう

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