気付きにくい肝臓の病気にかかるのを防ぐために注意すべき事 

気付きにくい肝臓の病気に罹るのを防ぐために注意すべき事 
肝臓の病気は一般的に「気づきにくい」と言えるでしょう。病気の初期症状である「吐き気」や「むくみ」は、病気でなくとも慢性的に起こりがちな症状です。更に、「肝臓がん」などは初期症状がないと言ってもいいほどに発見されにくい病気なのです。そのために、肝臓の病気は積極的に探していかなければいけません。もちろん病気などになっていないことが第一ですが、お酒が大好きだとか、脂肪の多い食事をやめられないという人は要注意です。すでに肝臓の深刻な病気が進行しているかもしれないからです。

そこで今回、気が付きにくい肝臓の病気を予防するための注意報をいくつか紹介していきます。予防は一番の治療です。いつまでも健康的な体を保つためにも、多少の欲望を抑えて自粛しましょう。

 

気付きにくい肝臓の病気に
かかるのを防ぐために注意すべき事 


 

腹八分目を心がける

肝臓を悪くする人の多くは、食事の時に満腹になるまで食べてしまうという傾向があります。暴飲暴食が体に悪いことは誰にでもわかるでしょう。しかし、「暴食」とまでいかなくとも、「満腹まで食べる」ことを毎日することでも、肝臓は徐々に弱っていくものです。食事は腹八分目を心がけ、おなか一杯になるまで食べないように普段から気を付けましょう。

お酒の飲みすぎは万病のもと

上述した暴食もそうですが、お酒の「暴飲」こそ、肝臓の病気になる一番の原因と言えるでしょう。お酒を飲まない人は肝臓の病気にはほとんどかかりません。お酒を飲む人の中でも、毎日飲み歩く人や、限界まで飲みつぶれる人などは、特に肝臓の病気になりやすいでしょう。

肝臓は初期症状がないままに進行する病気が多いため、肝臓を患っていることを気づかずに深酒を繰り返し、気が付いたときには取り返しのつかないほどに病気が進行していたということはよくあることです。いったん肝臓の病気になると、その後の人生ずっと、お酒を飲まないか、控えめにし続けなくてはなりません。そんな事態にならないためにも、お酒好きの人は特に飲みすぎに注意しましょう。

脂肪の摂りすぎ

脂肪分の多い食べ物を好む人も、肝臓の病気にかかりやすいでしょう。糖分や脂肪分は、小腸を通過した後に肝臓に送られます。脂肪分や糖分の摂取が多すぎると、消化されない分は肝臓にそのままとどまってしまうことがあります。

毎日の食生活で、糖分や脂肪分をたくさん摂っていると、やがて肝臓にはたまりにたまった中性脂肪でいっぱいになります。そして「脂肪肝」と呼ばれるように変化します。脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまりすぎて、フォアグラのような状態になってしまうことです。これを放っておくと、やがて肝硬変などの重大な病気になってしまうため、普段から脂肪や糖分をなるべく控えめにすることをお勧めします。

中性脂肪の多い方は…

上述したように、脂肪分や糖分の多い食事を好んで摂取すると、そのうちに肝臓に中性脂肪がたまってしまいます。肝臓ではなく、皮下や内臓などに中性脂肪がたまっている人は多くいますよね。こうした皮下脂肪などは、外から見てもわかりやすいでしょう。つまり、中性脂肪が多いなぁと思える体形の人は、肝臓にも中性脂肪がたまっている可能性があると考えていいでしょう。

皮下脂肪は、肝臓の病気の危険があるかどうかの目安になっているのです。自分のおなかをつまんで、脂肪がありそうかどうか目視で確認してみてください。

 

腹が出てきたら摂取制限を

肝臓を悪くする世代は4~50代に多いと言います。中でも、お酒の好きな人や脂っこい食事が好きな人などは、それだけでも肝臓の病気を疑ってもいいくらいです。「最近腹が出てきたなぁ。」とか「ビール腹になってきたなぁ。」という人は、皮下に中性脂肪がたまってきているのかもしれません。それはすなわち、内臓にも同等の中性脂肪がたまっていると考えられます。

肝臓だって例外ではありません。「腹が出てきたなぁ。」と感じたとき、肝臓の病気になっていないかをチェックするといいでしょう。肝臓は知らぬ間に病気が進行しているケースが多いため、早期発見を目指す意味でも腹の肉は参考になります。

食事はバランスよくとろう

そもそもいい年をして、若いときのように「暴飲暴食」をしていることがおかしいのです。いい大人が自分の健康管理すらできていないとは、情けないとは思いませんか。暴力的に自分の体を痛めつけるようなまねはやめて、食事の量や内容に気を使うべきです。「いい年」とは、具体的な年代を指すのではなく、「自己管理の出来る大人」という意味です。

まず手始めに、日々の食事を粗食にすべく見なおしてみましょう。油ものは控えて、味を薄目で作ってみましょう。塩分や糖分過多もやめましょう。「そんなことしたら、食事の楽しみがなくなってしまう!」と思うかもしれませんが、肝臓の病気になったら楽しい食事など一生無縁にもなりかねないのですよ。たまに外食で羽目を外すことができるような環境に身を置くためにも、普段の食生活だけは野菜を多めの薄味で頑張ってみてください。

定期的に検査をしよう

肝臓の病気は初期症状が少なく、病気の進行をうっかり見逃してしまうことが多いのです。普段からお酒をよく飲む人や、腹が出てきたと感じる人は、定期的に肝臓の検査をした方が良いでしょう。どんな病気も早期発見と早期治療をすれば、軽度で済むのです。

会社などで検査してくれる場合もあれば、自治体の検査に自主的にいく場合もあります。数か月に一度は検査し、肝臓に異常がないかを注意してください。
さて、気が付きにくい肝臓の病気を避けるために、注意すべきことをまとめて紹介してみました。

肝臓は食事とお酒制限によって、かなりの確率で健康を保つことができるでしょう。また、肝臓に中性脂肪がたまってしまった場合でも、定期的に運動することで、たまった脂肪を少しずつ分解することは可能です。食事を見直すことと同時に、運動も増やしていけばいいでしょう。さらに定期的な健診を受けることで、怖いものなしです!

いつまでも健康な肝臓でいられるように、日々の小さなことから気を付けていきましょう。

 

まとめ

気付きにくい肝臓の病気にかかるのを防ぐために注意すべき事 


・腹八分目を心がける
・お酒の飲みすぎは万病のもと
・脂肪の摂りすぎ
・中性脂肪の多い方は…
・腹が出てきたら摂取制限を
・食事はバランスよくとろう
・定期的に検査をしよう


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